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昭和大学医学部I期の英語講評|2020年度以降の傾向を踏襲

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目次[非表示]

  1. 1.文法問題は難しいものに深入りしない
  2. 2.今年も出題された抽象的な長文読解
  3. 3.どの問題に時間を使うか見極める


今年の昭和大学医学部I期の英語は、大問3問で2020年度以降の傾向を踏襲したものでした。


毎年、出題形式をマイナーチェンジしてくる昭和大学らしく、今年も多少の変更点が見られましたが想定内の変更だったと思います。


それでは順に見ていきましょう。


文法問題は難しいものに深入りしない


大問1は文法問題15問。

医学部受験生であれば即座に処理しなければならないレベルの問題と、手が止まって考えさせるような問題とが混在しています。最後に会話文が2問出題されていますが、これもなかなか考えさせる問題でした。


難しいものは深入りせずに、わからなければ他の問題を確実に取ろう、次の長文でしっかり時間を使って得点しようと割り切ることが必要だったと思います。


今年も出題された抽象的な長文読解


大問2は今回の出題の中では標準的な医系長文問題です。


“mortality”(死ぬべき運命)に関する文章であり、医系長文を読み慣れている受験生には取り組みやすいと言っていい出題だったでしょう。下線部和訳も含めて確実に得点しておきたい問題が並んでいました。


大問3は時々、日本医科大学の長文読解で出題されるような、非常に抽象的かつ難解な長文読解問題でした。ここで戸惑った受験生もいたのではないでしょうか。


文章そのものが難解であり、また非常に長いので途中で何が書いてあるのかわからなくなった受験生もひょっとしたらいたかもしれません。


付属する設問もまた難解で、頭が真っ白になってしまう受験生がいてもおかしくない問題でした。


こういう時はいち早く冷静さを取り戻し、無難に合格点を狙いにいくことが大切です。


どの問題に時間を使うか見極める


受験生は試験会場で自分だけができていないのではないか、周囲の受験生はスラスラ解いているのではないかという錯覚に陥りがちです。


けれど、大問3のような難解な長文は誰もが解きながら難しいと感じているはずです。こういう時は捨てる問題は捨てると決めて、取れる問題を確実に取るために時間を使うといった割り切りが大切です。


例えば、大問3の「100字以内の日本語でまとめよ」という問題も、ここに時間をかけすぎることなく、とりあえず答を書いてから別の問題に時間を回す、またもう1つの教科(数学もしくは国語)に時間を回すといった臨機応変さも必要でしょう。


それでも受験者層の学力レベルを考えると、合格のために必要な点数は65点前後。やはりある程度の実力のある受験生はそれなりに点数をまとめてくると思います。


昭和の英語は一朝一夕で対策できるような問題ではありません。今年のII期でも急激に易化するとは考えにくく、おそらく同じような傾向の問題が出題されると思って準備しておいた方がいいでしょう。歯ごたえのある長文について行けるような脳みそを鍛える勉強をしておきたいものです。

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