川崎医科大学の志望理由書に何を書くべきか?
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
川崎医科大学医学部の出願が12月1日から始まっています。川崎医科大学はインターネット出願の際に【本学を志望した理由】と【自己PR】をそれぞれ300字以内で入力する必要があります。
2次試験日は「2日あるうちの1日を大学が指定」
川崎医科大学医学部の2次試験日は「2日あるうちの1日を大学が指定する」となっていますが、実際は受験番号順に2次試験の面接が行われるので、早く出願すると1日目、遅く出願すると2日目になります。
インターネット出願の際は、【本学を志望した理由】と【自己PR】をそれぞれ300字以内で入力しなければなりません。あらかじめWordなどに入力してテキストデータを作成しておくと、コピーして貼り付けるだけでいいので便利です。
本学を志望した理由に何を書くか
川崎医科大学は1次試験・2次試験ともに岡山県にある本学キャンパスにしか試験会場がありません。これは「実際に通うことになるキャンパスをその眼で見てほしい」という大学からの要望だそうです。
いたずらに地方会場を多く設けて志願者を増やすのではなく、本当に川崎医科大学のことを理解して志望する医学部受験生に来てほしいということだそうです。
よって、本学志望理由は2次試験の面接でも必ず聞かれるものと思って出願の時から準備しなければなりません。まず、川崎医科大学はオープンキャンパスのアーカイブ動画を残しているので、そちらを見ることをお勧めします。
2023年度川崎医科大学オープンキャンパスのアーカイブ動画 ⇒ こちら
自己PRに何を書くか
川崎医科大学は「良医」を育成する教育を行っていますが、何と言っても建学の精神である「人間(ひと)をつくる 体をつくる 医学をきわめる」の意味を押さえておく必要があります。
川崎医科大学は1970年(昭和45年)の開学時から1年次全寮制を行っていますが、全寮制は「人間(ひと)をつくる」を実践する場として位置付けられています。
川崎医科大学が掲げる「良医」とはどういう医師のことなのか、そして「人間(ひと)をつくる」とはどういうことなのか、これらを調べた上で、自己PRを書くことで付け焼刃ではない、大学が求める人材としての自分をアピールできるでしょう。
ちなみに、面接では「医学を学ぶ意欲、積極性及び自律性を有することを確認し、コミュニケーション能力、社会に向き合う態度、協調性、他者を尊重する姿勢、本学を志望した理由、自己PRなどで医学を学ぶ者としての適性を見極め評価する」とされています。⇒ 詳しくはこちら
地域枠志望者は「地域医療を志す理由」を書く
川崎医科大学は一般選抜で岡山県地域枠・静岡県地域枠・長崎県地域枠を募集していますが、地域枠を志望する場合は「地域医療を志す理由」を800字以内で書かなければなりません。
いずれも出身県は問われないため、全国の医学部受験生が受験しますが、自分が将来従事することになる地域の医療については、きちんと調べておくことが求められます。
ちなみに、面接でも地域枠志望者には地域枠特有の質問がされます。面接での答を念頭に置いた上で、なぜ自分がその地域枠に応募したのか、またそのために学ぶ場がなぜ川崎医科大学でなければいけないのか、自分なりの理由を明確に文章化しましょう。
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