
【医学部受験】MMIの答え方⑤|面接官からの「追い打ち」にどう答える?
こんにちは。藤田医科大学に在学している唐澤です!
普段はメルリックス名古屋校でスタディサポートをしています。
医学部受験の面接で行われるMMI(マルチプル・ミニ・インタビュー)に関するシリーズ、今回は「面接者に追い打ちをかけられるパターン」を紹介してみたいと思います。
藤田医科大学の面接試験では、MMIは1人でずーっと喋るのですが、実際の試験では、「追加質問」みたいな感じで、面接官から追い打ちをかけられる医学部もあります。その練習をしてみましょう!
【医学部受験】MMIの答え方①|オーバートリアージで考える
【医学部受験】MMIの答え方②|“最悪の想定”から行動を決める思考法
【医学部受験】MMIの答え方③|トラブル時の「第三者活用」テクニックを解説
【医学部受験】MMIの答え方④|“傾聴する”は無敵のキーワード?
MMI問題|家族と久しぶりの旅行に出かけようとしたら・・・
それではまず次の課題文を読んでみてください。
(例題)次の文章を1分で読み、あなたの考えを答えなさい。 |
これに対する回答は「患者さんのお願いを優先するか」もしくは「家族との旅行を優先するか」のどちらかだと思います。
【解答例1】あなたの回答が、「Aさんのために明日も出勤します」の場合 面接官:「あなたの奥さんが、それでもどうしても仕事を休んでほしい、と言ったらどうしますか?」 |
【解答例2】(あなたの回答が、「やはり仕事は休んで、家族のために旅行に行きます」の場合) 面接官:「それでも患者さんが、どうしても来てほしい、とお願いしたらどうしますか?」 |
面接官に「追い打ち」をかけられる時はこんな感じです。
医師であっても「働き方改革」が言われる時代ですので、どちらの答えを選んでも自由だと思います。休んでもいいし、勤務してもいい。医師であるからといって、患者さんのために無償の奉仕が求められる時代ではありません。
でも、念頭に置かなければいけないのは、どういう選択をしても「どちらかに不利益」が生じるということです。その対応をどうするのかは、しっかり考えなければなりません。おそらく点数をつけられるポイントはここだと思います。
回答例と追い打ちの質問①|旅行には行くけれど
僕が回答するとしたらこんな感じです。【解答例1】と【解答例2】の中間のような感じですね。
【追い打ちに対する解答例】 私は性格上、おそらく休みの間も患者さんのことが気になってしまうので、当初の予定通り、全て休むことは難しいかと思います。ただ、家族も大切です。なので、次のように行動すると思います。 |
それに対して面接官がさらなる「追い打ち」をかけるとしたら、次のような質問が想定されます。
面接官:「話を聞く限りでは、患者さん優先のようですが、家族からどうしても旅行中は仕事のことを忘れて欲しいとお願いされたらどうしますか?」 |
うーん、なかなか厳しいですね。
無理だとは思いつつ、ここでは自分の正直な気持ちを述べると思います。
【さらなる追い打ちに対する解答例】 それでも私は医者という職を自らの意思で選んだ以上、私のこの行動が変わることはないと思います。 |
こんな感じでしょうか。自分で言うのもなんですが、解答例では、かなりハードな休み期間になりそうです。
不利益 | 不利益への対応 | |
Aさんに対する | ・自分が不安になる ・急変時に心配になる | ・休み当日の朝に顔を出しに行く ・不安になったら電話で本人と話す ・急変時はすぐに病院に向かう |
家族に対する | ・家族の時間が減る ・休みの雰囲気が悪くなる | ・家族に謝る ・病院から電話がない時は、家族に集中する |
もちろん、どちらかを優先してしまえば楽なのでしょうが。ただ、もし僕みたいに白黒つけられない人にアドバイスするとすれば、わざわざ「嘘」をつく必要はないと思います。「嘘」つくと、話しているうちに矛盾が生じてくるので。
今回の解答例はポイントとしてお話ししたように、「相手に不利益が生じるかもしれないけど、その代わりに〇〇する」を各場面で述べています。
これは外せないポイントです。不利益への対応を言えれば、どういった答え方でもとりあえず大丈夫でしょう。
回答例と追い打ちの質問②|休みはしっかり取るけれど
あなたの回答が、「やはり仕事は休んで、家族のために旅行に行きます」という場合の解答例も記載しておきます。今の時代はこちらの方が多そうです。
【追い打ちに対する解答例】 患者さんが、主治医が不在でいる状況に、不安になるのは無理ないと思います |
それに対して面接官がさらなる「追い打ち」をかけるとしたら、次のような質問が想定されます。
面接官:「それでも患者さんが、どうしても来てほしい、とお願いしたらどうしますか?」 |
それに対して答えるとしたら、以下のようになるでしょう。
【さらなる追い打ちに対する解答例】 悩ましいところですが、それでも行動は変わらないと思います。 |
こんな感じでしょうか。
面接官に「本当にそう思う?」と聞かれても、よほど外れたことを言っていなければ筋を通した方が良いかと思います。「どっちやねん!」ってなっちゃいますから(笑)。
でも、もし、自分が話している中で「やっぱり無理があったな」とか「現実離れしてるかも」と思ったなら、しっかりと言い直してください。よくわからないまま、筋が通らないまま、話が続くとむしろ減点になってしまう可能性が高いです。
そういう時は、
「すみません、やはり無理な点がありました。もう一度、ご説明し直してもよろしいでしょうか?」
と、誠実に言えば大丈夫です。「ダメです」という面接官はいないでしょう。





