【近大推薦】近畿大学医学部 学校推薦型選抜に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

今日は2025年11月にキャンパス・病院が移転予定の近畿大学医学部 学校推薦型選抜について取り上げます。私立医学部には珍しく併願できる推薦です。

○入試概要

近畿大学医学部の学校推薦型選抜は1浪までなら誰でも受験することができます。評定平均や高校の履修科目などの出願資格はありません。さらに私立医学部の推薦としては珍しく合格しても入学辞退することが可能です。

評定平均に関係なく受験できるので、国公立医学部や上位私立医学部を目指す（特に関西の）受験生が「すべりどめ」として受けてきます。よって合格者偏差値だけを見ると非常に高く、私立医学部の一般選抜に合格してもおかしくないだけの学力が必要です。数学の出題範囲に数Ⅲがなく、理科は1科目選択のためそれが有利に働く受験生にとってはねらい目です。

○2024年度募集要項

◎募集人員

◎入試日程

◎ 出願資格

○過去問

近畿大学医学部 学校推薦型選抜の過去問は公表されています。大学のホームページから「近パス」に登録するとダウンロードできます。

一次試験

◎英語

「コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ」から出題。2021年度から全学部共通問題。

◎数学

「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B（数列、ベクトル）」から出題。2022年度から全学部共通問題。

◎理科1科目

「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目選択。試験会場で選択することができる。

二次試験

◎面接用アンケート

与えられた設問・テーマについて回答する（試験科目には含まない）本学志望理由、将来像（勤務医・開業医・研究医・その他）について書く。

◎小論文

与えられた主題について論述する。長めのテーマ型小論文400字。

◎個人面接

面接官2名の個人面接。面接用アンケートから質問される。それ以外の質問はあらかじめどの受験生にも同じ質問をするよう用意されていると思われる。

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○出願書類

◎推薦書

学校長のサインと押印のみ。生徒の推薦理由等について記入する欄はない。志望理由書等もない。

○攻略法

私立医学部の学校推薦型選抜としては珍しく併願できるため、毎年多くの志願者を集めています。以前は志願者が700名を超える年もありましたが、同じ関西圏にある関西医科大学が併願制の一般枠推薦を導入してから、やや志願者が減少傾向でした。2023年度の志願者数は前年比73名増と久しぶりに700名に迫る勢いでした。そのため合格最低点も222/300点と７割を超える激戦となりました。

志望理由書などの出願書類もなく、小論文・面接は段階評価です。英語・数学・理科の得点が合否を大きく左右すると思われます。過去問は公表されていますが、英語と数学は近年になって全学部共通問題となったため注意が必要です。

以前は二次試験受験者のほとんどが二次合格していましたが、近年は二次試験で不合格になる受験生も10～20名ほどいるようです。小論文と面接の対策も侮れないと思われます。

○対策講座

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