
【2027年度】兵庫医科大学 学校推薦型選抜・総合型選抜に合格するための対策
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
今回の記事は2023年度から総合型選抜が導入された兵庫医科大学医学部の学校推薦型選抜・総合型選抜についてお伝えします。
総合型選抜は導入された当初は 一般枠と 卒業生子女枠の2つの区分でしたが、2025年度入試から 国際バカロレア枠、2026年度入試から エキスパート養成入試が行われるようになり、ますます多彩な選抜制度となっています。
目次[非表示]
- 1.入試概要
- 2.2027年度募集要項
- 3.過去3年間の入試結果
- 3.1.総合型選抜(一般枠)
- 3.2.総合型選抜(卒業生子女枠)
- 3.3.総合型選抜(国際バカロレア枠)
- 3.4.総合型選抜(エキスパート養成)
- 3.5.学校推薦型選抜(一般公募制)
- 3.6.学校推薦型選抜(地域指定制)
- 4.過去問と合格最低点
- 4.1.過去3年間の合格最低点
- 5.試験内容
- 6.出願書類
- 7.攻略法
入試概要
兵庫医科大学では長く推薦入試が行われていましたが、2023年度入試から新たに 総合型選抜が始まりました。総合型選抜は 一般枠と 卒業生子女枠があり、推薦と併願できる上、学科試験に 数学がない代わりに、物理・化学・生物から出題される プレゼンテーション試験が行われます。
さらに、2026年度から導入された エキスパート養成入試は、卒業後に特定診療科(外科(消化器外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科)、救急科)の医師として働くことを条件とし、6年間総額で1,710万円が貸与されます。プレゼンテーション試験で特定診療科医師としての適性を計るため、学科試験では数学も含む英語・数学・理科2科目が課されます。
学校推薦型選抜は 一般公募制と 地域指定制の2つがあります。地域指定制は兵庫県内に保護者が在住または兵庫県の高校を卒業(見込)が条件となりますが、卒業後の就労義務はありません。推薦の学科試験の内容は総合型選抜と同じ問題であり、英語・数学・理科2科目です。
2027年度募集要項
募集人員
学校推薦型選抜の一般公募制が昨年度の約15名から約23名に増えています。この増えた8名分は一般Aの募集人員が約62名から約54名に減少することで調整しています。
総合型選抜 | 一般枠 | 約5名 |
|---|---|---|
卒業生子女枠 | 3名以内 | |
国際バカロレア選抜 | 約2名 | |
エキスパート養成入試 | 3名以内 | |
学校推薦型選抜 | 一般公募制※ | 約23名 |
地域指定制 | 5名以内 |
※関西学院高等部からの学校推薦型選抜(特別選抜)3名以内を含む
入試日程
総合型選抜
出願期間 | 2026年10月1日(木)~2026年10月15日(木)消印有効 |
|---|---|
第1次試験 | 2026年11月15日(日) |
第1次試験合格発表 | 2026年12月1日(火)12:00 |
第2次試験 | 2026年12月6日(日) |
第2次試験合格発表 | 2026年12月11日(金)10:00 |
入学手続期限 | 2026年12月18日(金) |
学校推薦型選抜
出願期間 | 2026年10月1日(木)~2026年10月15日(木)消印有効 |
|---|---|
試験 | 2026年11月15日(日) |
合格発表 | 2026年12月1日(火)12:00 |
入学手続期限 | 2026年12月18日(金) |
出願資格
総合型選抜
対象 | 1浪まで |
|---|---|
評定平均 | なし |
その他 | 【一般枠】 ※ ・1浪まで 【卒業生子女枠】 ※ ・1浪まで ・両親および祖父母のうちいずれかが兵庫医科大学医学部の卒業生である者 ・本学を卒業後、医師国家試験に合格して直ちに初期臨床研修プログラムを研修し修了した後、引き続いて兵庫医科大学の医師として通算して5年以上勤務することを確約できる者。本学が指定する病院で本学が指定する初期臨床研修プログラムを研修した期間は2年を上限として期間に含める。 【エキスパート養成入試】 ※ ・本学を卒業後、医師国家試験に合格して直ちに初期臨床研修プログラムを研修し修了した後、引き続いて兵庫医科大学の当該診療科医師として通算して5年以上勤務することを確約できる者。ただし、本学が指定する病院で本学が指定する初期臨床研修プログラムを研修した期間は2年を上限として全免期間に含める。 ※医療従事者(本学で取得できる資格:医師、薬剤師、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士を有する者。ただし出願者の2親等以内の親族を除く)が推薦する者 【国際バカロレア枠】 ・国際バカロレア機構から、2025年4月1日から2027年3月31日までに国際バカロレア資格(International Baccalaureate Diploma)を授与された者または授与される見込みの者 ・国際バカロレア資格において、言語Aを日本語(HL・SLのいずれでも可)により履修、または言語Bを日本語(HL)により履修し成績評価6以上の者 |
学校推薦型選抜
対象 | 1浪まで |
|---|---|
評定平均 | 4.0以上 |
その他 | 【地域指定制】 ・出願時点で、兵庫県内に保護者等が1年以上在住していることが住民票により確認できる者、または兵庫県内の高等学校等を卒業した者および卒業見込みの者 |
併願の可否
総合型選抜(一般枠・卒業子女枠)は学校推薦型選抜(一般公募制・地域指定制)と併願することができます。
総合型選抜の国際バカロレア選抜とエキスパート養成入試は、どの区分とも併願することはできません。
学校推薦型選抜の一般公募制と地域指定制は併願できますが、併願を希望する場合は地域指定制で出願します。
総合型 | 総合型 (卒業生子女枠) | 総合型 (国際バカロレア枠) | 総合型 (エキスパート養成) | 学校推薦型 (一般公募制) | 学校推薦型 (地域指定制) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
総合型 (一般枠) | × | × | × | ○ | ○ | |
総合型 | × | × | × | ○ | ○ | |
総合型 | × | × | × | × | × | |
総合型 | × | × | × | × | × | |
学校推薦型 | ○ | ○ | × | × | ○ | |
学校推薦型 | ○ | ○ | × | × | ○ |
過去3年間の入試結果
総合型選抜(一般枠)
2026 | 2025 | 2024 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 約5名 | 約5名 | 約5名 |
志願者数 | 113名 | 100名 | 71名 |
受験者数 | 112名 | 100名 | 71名 |
一次合格者数 | 25名 | 26名 | 14名 |
二次合格格者数 | 9名 | 9名 | 6名 |
実質倍率 | 12.4倍 | 11.1倍 | 11.8倍 |
入学者数 | 9名 | 9名 | 6名 |
総合型選抜(卒業生子女枠)
2026 | 2025 | 2024 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 3名以内 | 3名以内 | 3名以内 |
志願者数 | 30名 | 30名 | 34名 |
受験者数 | 30名 | 30名 | 34名 |
一次合格者数 | 5名 | 6名 | 8名 |
二次合格格者数 | 3名 | 3名 | 3名 |
実質倍率 | 10.0倍 | 10.0倍 | 11.3倍 |
入学者数 | 3名 | 3名 | 3名 |
総合型選抜(国際バカロレア枠)
2026 | 2025 | |
|---|---|---|
募集人員 | 2名以内 | 2名以内 |
志願者数 | 4名 | 2名 |
受験者数 | 2名 | 2名 |
一次合格者数 | 0名 | 0名 |
二次合格格者数 | ― | ― |
実質倍率 | ― | ― |
入学者数 | ― | ― |
総合型選抜(エキスパート養成)
2026 | |
|---|---|
募集人員 | 3名以内 |
志願者数 | 53名 |
受験者数 | 52名 |
一次合格者数 | 6名 |
二次合格格者数 | 3名 |
実質倍率 | 17.3倍 |
入学者数 | 3名 |
学校推薦型選抜(一般公募制)
2026 | 2025 | 2024 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 約15名 | 約15名 | 約15名 |
志願者数 | 106名 | 113名 | 72名 |
受験者数 | 106名 | 113名 | 72名 |
合格者数 | 20名 | 19名 | 17名 |
実質倍率 | 5.3倍 | 5.9倍 | 4.2倍 |
入学者数 | 20名 | 19名 | 17名 |
学校推薦型選抜(地域指定制)
2026 | 2025 | 2024 | |
|---|---|---|---|
募集人員 | 5名以内 | 5名以内 | 5名以内 |
志願者数 | 41名 | 34名 | 20名 |
受験者数 | 40名 | 34名 | 20名 |
合格者数 | 5名 | 5名 | 5名 |
実質倍率 | 8.0倍 | 6.8倍 | 4.0倍 |
入学者数 | 5名 | 5名 | 5名 |
過去問と合格最低点
兵庫医科大学の学校推薦型選抜・総合型選抜の過去問は 大学ホームページで公表されています。
小論文・面接や出願書類などを合わせた合格最低点は、2025年度までは6割弱でしたが、2026年度は7割前後に上昇しました。
また、2026年度から総合型(一般枠・卒業生子女枠)の「調査書・活動報告書・自己推薦書」の配点が50点から30点に変更されています。
過去3年間の合格最低点
2026 | 2025 | 2024 | |
|---|---|---|---|
総合型 (一般枠) | 301.6/430点 | 266.0/450点 | 266.0/450点 (59.1%) |
総合型 | 290.9/430点 | 266.0/450点 | 259.5/450点 (57.7%) |
総合型 | 合格者なし | 合格者なし | |
総合型 | 376.5/530点 | ||
学校推薦型 | 317.0/430点 | 250.0/430点 | 250.0/430点 (58.1%) |
学校推薦型 | 325.5/430点 | 250.0/430点 | 252.0/430点 (58.6%) |
試験内容
◎総合型選抜(一般枠・卒業生子女枠・国際バカロレア枠)
第1次試験
基礎適性検査(英語) | 60分 | 100点 |
|---|---|---|
基礎適性検査(理科2科目選択) 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物 | 80分 | 150点(各75点) |
小論文 | 60分 | 50点 |
第2次試験
プレゼンテーション試験※ | 準備:15分 | 50点 |
|---|---|---|
個人面接 | 10分 | 50点 |
調査書・活動報告書・自己推薦書 | 10分 | 30点 |
※数理的課題に対するプレゼンテーションを課すことにより科学的・論理的思考力を計る
◎総合型選抜(エキスパート養成入試)
第1次試験
基礎適性検査(数学) | 60分 | 100点 |
|---|---|---|
基礎適性検査(英語) | 60分 | 100点 |
基礎適性検査(理科2科目選択) 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物 | 80分 | 150点(各75点) |
小論文 | 60分 | 50点 |
第2次試験
プレゼンテーション試験※・個人面接・志望理由書 | ― | 100点 |
|---|---|---|
調査書・活動報告書 | 10分 | 30点 |
※志望科に対するプレゼンテーションを課すことにより、特定診療科医師としての適性を計る
◎学校推薦型選抜
基礎適性検査(英語) | 60分 | 100点 |
|---|---|---|
基礎適性検査(数学) | 60分 | 100点 |
基礎適性検査(理科) 物理・化学・生物から2科目選択 | 80分 | 150点(各75点) |
小論文 | 60分 | 50点 |
個人面接 | ― | 30点 |
調査書・活動報告書 | ― |
出願書類
自己推薦書
総合型選抜の一般枠・卒業生子女枠・国際バカロレア選抜で必要。本人自筆で記入する。
志望理由書
総合型選抜のエキスパート養成入試でのみ必要。第二次試験の面接で必要になるため、手元にコピーを取っておく。
活動報告書
学校推薦型選抜と総合型選抜の一般枠・卒業生子女枠・エキスパート養成入試で必要。
推薦書
総合型選抜は卒業生子女枠とそれ以外の枠で書式が異なる。卒業生子女枠の場合、緑樹会への申請方法は緑樹会ホームページで確認。
学校推薦型選抜は高校長によるもの。
攻略法
兵庫医科大学は一般選抜だけでなく、総合型選抜・学校推薦型選抜も問題の難易度が高く、偏差値ランキングの難易度とギャップがある私立医学部の一つです。
関西の私立医学部特有の「国公立医学部志望の受験生が対応しやすい」記述式で考えさせる問題が入っているタイプの問題であり、攻略するにはしっかりとした対策が必要になります。逆にスピード勝負が苦手で、思考力に自信のある受験生にとっては自分の得意な部分が活かせる問題です。






