
【2026慶應】慶應義塾大学医学部一般選抜に合格するための対策(過去問分析)
皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。
慶應義塾大学医学部は、2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングにおいて31大学中1位と私立大学医学部において最難関であり、偏差値は72.5とされています。知識量、記述力、応用力、そして解答速度まで、すべてにおいて高いレベルが要求されます。最難関入試にふさわしい難度の高さと言えます。
本記事では、25年以上医学部受験の指導の最前線に立ってきたメルリックス学院が、過去問分析と入試結果をもとに、合格に必要な戦略を具体的に解説します。出題傾向や効果的な学習方法を整理し、受験生の皆さんにとって実践的な対策をお伝えしていきます。
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2026年度 慶應義塾大学医学部 一般選抜の入試概要
2026年度の慶應義塾大学医学部一般選抜の入試概要は以下の通りです。
募集人員 | 約66名(うち1名は栃木県地域枠として募集) |
出願期間 | 2025年12月25日(木)~2026年1月19日(月)消印有効 |
試験日 | 一次試験:2月9日(月) |
二次試験:3月1日(日) | |
合格発表日 | 一次試験:2月19日(木) |
二次試験:3月5日(木) | |
試験会場(一次試験) | 本学三田キャンパス |
試験会場(二次試験) | 本学日吉キャンパス |
【1次試験内容】
科目 | 試験時間 | 配点 | 形式 |
数学 | 100分 | 150点 | 穴埋め |
英語 | 90分 | 150点 | 記述・マーク |
理科2科目 | 120分 | 200点 | 記述・マーク |
【2次試験内容】
科目 | 試験時間 | 配点 | 形式 |
面接 | 10分×2回 | ー | 個人面接 |
小論文 | 60分 | ー | 資料文型・テーマ型 |
2026年度の慶應義塾大学医学部の一般選抜は、2月9日(月)に実施されます。他大学と一次試験日が重なっていませんが、そもそも受験層が限られているため、志願者数が大きく増減することはないと予想されます。
実際に2023~2025年度の志願者数は、1,400~1,500名の間で安定しています。
慶應義塾大学医学部 2025年度一般選抜を振り返る
2025年度入試において、慶應大学医学部一般選抜の志願者数は1,410名でした。そのうち 1,284名が一次試験を受験し、262名が一次試験に合格しています。二次試験を経て、最終的に144名が正規合格、33名が補欠からの繰上合格となりました。
志願倍率は21.3倍ですが、 実質の競争倍率としては7.3倍であったと大学側も公表しています。参考として 2024年度、2023年度の実質競争倍率はともに7.5倍でした。2026年度の実質競争倍率も7~8倍に堕ちくと予想できます。
また、2025年度一次試験の合格最低点は、280点/500点と公表されています。得点率56%で一次試験を通過できると考えると一見簡単そうに思えますが、慶應義塾大学の問題難度でこの得点率を取ることは、きわめて難しいことです。
本番までに過去問演習を繰り返し、慶應義塾大学の傾向をしっかりと分析したうえで対策をしておく必要があります。
【一般選抜の合格最低点 】
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
正規および繰上合格 | 280点/500点 | 319点/500点 | 319点/500点 |
慶應義塾大学医学部 一般選抜 英語の傾向と対策
英訳・和訳・内容説明と記述が多く、テーマ型英作文もある
慶應義塾大学医学部一般選抜の英語は、試験時間90分・大問3題の構成です。
2022年度から大問4題構成から、大問3題構成に変わりましたが、例年長文2つに多くの問題が詰め込まれていており、なおかつ長文の文量は少し増加しています。下線部説明、空欄補充など一部マークシート形式の問題はありますが、問題の中心は和訳・英訳・内容説明などの記述問題です。
英文自体は難度が高い訳でもなく、出題形式も難しい訳ではありません。しかし、制限時間内に近年増加傾向にある記述問題を全てさばき、高得点を取ることが難しいのです。特に記述における答案作成能力を徹底的に鍛える必要があります。長文の傾向は時事・社会問題・環境問題・医療健康問題と幅広いため、日ごろから様々なジャンルの長文に触れておくことも重要です。テーマ型英作文も同様に、様々な出題テーマの自由英作文に触れて、意見を形成し説得力のある英文でまとめる力を養いましょう。
難 易 度:やや難
出題形式:記述・マーク
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★★
記 述 力:★★★★★
応 用 力:★★★★
慶應義塾大学医学部 一般選抜 数学の傾向と対策
近年は易化傾向。油断せず最難関大レベルの問題をやりこもう
慶應義塾大学医学部一般選抜の数学は、試験時間100分・大問4題の穴埋め形式です。
[1]は小問集で他の3問より易しめなため、ここでの失点は致命的になりやすく気をつけたいところ。[2]以降は重厚で、「操作T」など設定が込み入った確率が定番です。後半2題は数Ⅲの微分・積分中心で、難関国公立大レベルの総合問題になりやすく、高い計算処理力と誘導を正確に追う読解力が問われます。近年は易化傾向ではありますが、2025年度の統計のように未対策だと厳しい分野も出題されます。
どの単元も難関大レベルの問題を解きなれておくべきですが、特に数学Ⅲは最難関国公立大レベルの総合的な問題を多く解いて実力をつけておきましょう。
難 易 度:難
出題形式:穴埋め
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★★
記 述 力:―
応 用 力:★★★★
慶應義塾大学医学部 一般選抜 化学の傾向と対策
やや難度の高い問題で思考力や正確な計算力が要求される
慶應義塾大学医学部一般選抜の化学は、理科2科目で試験時間120分です。化学は3年連続で大問3題構成です。
2025年度の化学は、[1]は芳香族の構造決定で標準、[2]は食塩電解とハーバー・ボッシュ法で計算が煩雑、[3]はメイヨーの空気実験を題材に窒素酸化物の酸化還元を問うやや難問。例年通り、導出過程を「簡潔に記せ」とのただし書きのある出題も含まれていました。理由説明の論述8問も出題されました。
対策として基礎~標準的なレベルの問題に対しては、速く正確に解答できる実力を養う必要があります。長いリード文のある問題、それも高難度の問題に対する演習をよく積んで欲しいところ。計算問題ではその導出過程を示す練習を行っておきましょう。
論述対策としては、何かの現象に対して他人にわかる説明ができているか日々チェックしてみてください。難関国公立大の問題などで演習することがその対策になります。
難 易 度:やや難
出題形式:記述
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★
応 用 力:★★★★
慶應義塾大学医学部 一般選抜 生物の傾向と対策
基礎知識を前提に、高度な読解力・情報処理能力・表現力が求められる
慶應大学医学部一般選抜の生物は、理科2科目で試験時間120分、生物は大問3題構成です。
2025年度入試では、過去5年間出題されていなかった進化・系統からの出題がありました遺伝子の発現と調節や突然変異、および、人体の生理学(神経や筋肉)を扱った大問は特に頻出なので、しっかり知識を確認しておきましょう。知識問題の出題量は少なめですが、大問ごとに知識問題と考察問題がバランスよく出題されます。
表面的な用語の暗記では得点できないものが多いので、教科書の文章を丁寧に読み、因果関係や共通点や相違点などに注意して知識を整頓しておきましょう。応用問題は、計算を求める問題やデータに基づく実験考察問題などが広く扱われるので、生物分野におけるさまざまな理科的な思考力や判断力を鍛えておく必要があります。
難 易 度:難
出題形式:記述
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★★
応 用 力:★★★★★
慶應義塾大学医学部 一般選抜 物理の傾向と対策
2026年度はさらに難度が上がる可能性がある。しっかり準備しておこう!!
慶應義塾大学医学部一般選抜の物理は、理科2科目で試験時間120分、小問集合と大問2題の構成となっています。
2025年度の大問1は小問2題の構成でした。問1は力学の衝突に関する標準的な問題で、問2は放射線に関する知識問題です。問2のような原子分野に関する知識問題は頻出のため、慶應受験生ならばしっかりと準備をしておきたいところ。大問2と大問3については、前半は知識問題および典型的な設定の問題ですが、後半は高度な考察を必要とする問題でした。
対策として問題を数多く解くだけではなく、難度の高い良問にじっくりと取り組むことがおすすめです。それによって、読解力と応用力が養われていくため、独力では厳しい問題でも解き切ることが大切です。
難 易 度:難
出題形式:記述・マーク
知 識 量:★★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★★
応 用 力:★★★★★
慶應義塾大学医学部 一般選抜 小論文の傾向と対策
慶應大学医学部一般選抜の小論文は、テーマ型と資料文型が出題されます。2024年度、2025年度と資料文型が続きました。
資料文のテーマとしては、医療に留まらない傾向があります。医学という学問が関わる学問(統計学や心理学)など、幅広くアンテナを張る必要があります。
また、最大の特徴は「問題への書き込みが禁止」であることです。書き込みができないため、日ごろから頭の中で知識が整理されている必要があります。特に、医療にかかわる学問の中でも最重要と思われる概念についてだけは、しっかりと覚えておくことが重要です。
慶應義塾大学医学部 一般選抜 面接の傾向と対策
慶應大学医学部一般選抜の面接は、受験生1名に対して面接官2名による個人面接で実施されます。
面接官を変えて2回実施されることが特徴です。人によっては3回目が実施されたこともありました。
広い部屋で数組が同時に面接をしているため、声量や聞き取りやすい発生も意識したいところ。内容としては、事前にアンケートに記入したことを聞かれます。医学部の面接試験における頻出質問、医師志望理由や部活、特技などのエピソードはしっかりとまとめておきましょう。
形式:個人面接
所要時間:1人あたり10分程度×2回
面接官の人数:2人
配点:ー

まとめ
以上、慶應大学医学部一般選抜の入試概要、入試結果から、各科目の過去問を分析することで今年の傾向を予測しつつ、面接・小論文の対策までお伝えいたしました。
冒頭でお伝えした通り、慶應大学医学部は日本最難関入試の一つです。できることは全部やり尽くしたと思えるくらい、最善を尽くしましょう。
メルリックス学院はどこよりも早く正確な入試情報を集積し、分析をしたうえで受験戦略に落とし込むことを最も得意にしています。医学部受験について何か不安やお困りごとがあれば、いつでもお気軽に個別相談をお申込みください。
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2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング
メルリックス学院が公表している入試難易度ランキングは以下の通りです。※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。
順位 | 大学名 | 入試難易度 |
1 | 慶應義塾大学 | 72.5 |
2 | 東京慈恵会医科大学 | 70.0 |
3 | 日本医科大学 | 69.0 |
3 | 順天堂大学 | 69.0 |
5 | 自治医科大学 | 68.5 |
5 | 東北医科薬科大学(A方式) | 68.5 |
5 | 国際医療福祉大学 | 68.5 |
5 | 関西医科大学 | 68.5 |
9 | 大阪医科薬科大学 | 68.0 |
10 | 産業医科大学 | 67.5 |
11 | 昭和医科大学 | 66.5 |
11 | 東京医科大学 | 66.5 |
11 | 東邦大学 | 66.5 |
14 | 東北医科薬科大学(B方式) | 65.5 |
15 | 日本大学 | 65.0 |
15 | 藤田医科大学 | 65.0 |
17 | 近畿大学 | 64.5 |
17 | 兵庫医科大学 | 64.5 |
19 | 帝京大学 | 64.0 |
19 | 東海大学 | 64.0 |
19 | 聖マリアンナ医科大学 | 64.0 |
19 | 東北医科薬科大学(一般枠) | 64.0 |
23 | 杏林大学 | 63.5 |
23 | 北里大学 | 63.5 |
26 | 福岡大学 | 63.0 |
26 | 久留米大学 | 63.0 |
28 | 岩手医科大学 | 62.5 |
28 | 埼玉医科大学 | 62.5 |
28 | 金沢医科大学 | 62.5 |
28 | 獨協医科大学 | 62.5 |
32 | 川崎医科大学 | 61.5 |
32 | 東京女子医科大学 | 61.5 |
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