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【2026昭和医科】昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)に合格するための対策(過去問分析)

皆さん、こんにちは。
受験情報センターの鈴村です。

昭和医科大学は、2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングにおいて、 31大学中11位に位置し、 偏差値は66.5とされています。同レベルのランク帯には東京医科大学、東邦大学と首都圏の人気旧設医大が並びます。

昭和医科大学は2025年4月1日にそれまでの「昭和大学」から「昭和医科大学」に校名を変更しました。2028年の創立100周年を前に、医系総合大学としてのブランド力の向上が狙いとされ、さらに2027年4月1日から旗の台キャンパスが神奈川県の鷺沼駅から徒歩1分のところに移転します。新しい鷺沼キャンパスでは、医学部、歯学部、薬学部の2、3年次と4年次の一部、保健医療学部の2~4年次、助産学専攻科の学生の合計2,000人が学ぶことになる予定でうs。

本記事では、これまで多くの昭和医科大学を志望する受験生を指導してきたメルリックス学院の視点から、過去問分析と入試結果をもとに、合格に必要な戦略を具体的に解説します。出題傾向や効果的な学習方法を整理し、受験生の皆さんにとって実践的な対策をお伝えしていきます。


旗の台キャンパスの最寄り駅となる東急線 旗の台駅。


現在は旗の台キャンパスで医学部・歯学部・薬学部の2年次以降の学生が学び、昭和医科大学病院、昭和大学病院付属東病院が併設されている。

目次[非表示]

  1. 1.2026年度 昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の入試概要
  2. 2.昭和医科大学 2025年度 選抜Ⅰ期(一般入試)を振り返る
  3. 3.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の英語
  4. 4.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の数学
  5. 5.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の化学
  6. 6.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の生物
  7. 7.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の物理
  8. 8.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の小論文
  9. 9.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の面接
  10. 10.昭和医科大学の鷺沼キャンパスへの移転
  11. 11.昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の合格体験談
  12. 12.2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

2026年度 昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の入試概要

2026年度の昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の入試概要は以下の通りです。

募集人員

76名

出願期間

2025年12月8日(月)~2026年1月22日(木)必着

試験日

一次試験:2月6日(金)

二次試験:2月14日(土)・15日(日)※

合格発表日

一次試験:2月11日(水・祝)12:00

二次試験:2月16日(月)12:00

試験会場(一次試験)

東京(五反田TOCビル・旗の台キャンパス)

試験会場(二次試験)

本学(旗の台キャンパス)

※出願時に選択

【1次試験内容】

科目

試験時間

配点

形式

英語・数学または国語

140分

100点×2

記述

理科2科目

140分

200点

記述

【2次試験内容】

科目

試験時間

配点

形式

小論文

60分

20点

テーマ型

面接

10分

100点

個人面接

昭和医科大学の入試の特色と言えば、全学部全入試で「数学または国語(近代以降)」を選択できることでしょう。2021年度から適用されたこの変更で、実際にメルリックス学院から合格した生徒もいます。数学を使わなくても受験できる私立医学部は昭和医科大学と帝京大学医学部の2校のみです。

また、選抜Ⅰ期と同じ日程・同じ試験内容で地域枠選抜入試が行われます。新潟県地域枠7名、静岡県地域枠8名、茨城県地域枠4名、山梨県地域枠2名、長野県地域枠2名を募集します。

◇◆山梨県地域枠の違約金について甲府地裁が差し止めた判決については、佐藤代表の こちらの記事をご覧ください◆◇

昭和医科大学 2025年度 選抜Ⅰ期(一般入試)を振り返る

昨年度(2025年度)の昭和医科大学の一次試験日は単独日程でした。その前の年度(2024年度)は2月2日で埼玉医科大学・東海大学1日目・福岡大学の3校と一次試験日が重なっていました。

そのため、 2024年度志願者1,985人前年比689人減となりましたが、 2025年度志願者2,723人と2023年度の水準まで戻りました。今年度(2026年度)も一次試験は単独日程であり、 志願者は昨年度(2025年度)並みになると思われます。

一次合格者はこのところ400人台で推移しており、 昨年度(2025年度)は2,435人が受験し、400人が一次合格、一次合格倍率は6.1倍でした。 その前の年度(2024年度)の一次合格倍率4.4倍より上昇しましたが、 一次合格最低点は232/400点と、 前年度の240/400点よりわずかに低下しました。

【選抜Ⅰ期(一般入試)の合格最低点

2025年度

2024年度

2023年度

一次合格最低点

232/400点
(58.0%)

240/400点
(60.0%)

231/400点
(57.8%)

【新潟県地域枠の合格最低点

2025年度

2024年度

2023年度

一次合格最低点

220/400点
(55.0%)

207/400点
(51.8%)

180/400点
(45.0%)

【静岡県地域枠の合格最低点

2025年度

2024年度

2023年度

一次合格最低点

205/400点
(51.3%)

189/400点
(47.3%)

189/400点
(47.3%)

【茨城県地域枠の合格最低点

2025年度

2024年度

2023年度

一次合格最低点

209/400点
(52.3%)

202/400点
(50.5%)

202/400点
(50.5%)

【山梨県地域枠の合格最低点

2025年度

2024年度

一次合格最低点

203/400点
(50.8%)

地域枠の合格最低点は年によっても異なるが、一般枠より10%ほど低く、一次合格は5割前後となっている。ただ、一般枠と地域枠は併願できないため、地域枠を受験する場合は最初から地域枠で進学する覚悟を持って選択しなければならない。山梨県地域枠以外は出身県を問わずに出願できるが、慎重に検討することが必要である。

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の英語

長文中心で記述量多め、語彙やイディオムは要レベルアップ

時間は数学(or国語)と合わせて140分で、例年と同様に大問3題。大問数及び出題傾向は選抜Ⅱ期も同じ。文法の単独問題も出題されるが、近年は読解重視の傾向が顕著である。記述箇所が多めで、和訳や説明問題に十分慣れておく必要がある。

このところ全体的な出題傾向は定まっているようにも見えるが、昭和医科大学は伝統的に細部での微妙な問題の入れ替えを頻繁に行うので、柔軟に対応できるようにしておきたい。

難  易  度:やや難
出題形式:記述・マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★
記  述  力:★★★★
応  用  力:★★★

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の数学

上位私大入試レベル典型問題の解法をしっかり。時間配分にも注意

数学Ⅲの「積分」は毎年出され、他に確率、数列、極限、ベクトル等も頻出。図形に対する洞察力が必要な問題も目立つ。また、英語と合わせて140分という試験時間なので、英語を含めた時間配分にも気を配る必要がある。

難問が出されたことはほとんどない。上位私立大受験レベル典型問題の解法や考え方をしっかり身につけ、問題の意図を読み取り誘導に乗れば解ける問題がほとんどである。難問の解法を覚えるよりも、上位私立大受験レベルの解法を、暗記ではなく考え方をしっかり理解しながら覚えるように。また、制限時間の割には分量が多めで手間のかかる問題が出される年もある。上位私大レベルの典型問題の解法はどの単元も一通り身につけた上で、そのレベルの問題を多くこなして解くスピードと正確さも身につけておこう。


難  易  度:標準
出題形式:穴埋め
知  識  量:★★★
スピード:★★★
記  述  力:★
応  用  力:★★★

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の化学

有機化学分野頻出。理論小問5題も侮れない

生命化学の難解な問題が取り上げられることが多かったが、最近の4年間は出題されなくなった。有機化学からの出題は引き続き多くなっている。

有機化学からの出題が50%以上と非常に多く、過去には生命科学からの出題や難問も出題されている。最近の傾向から難問は出題されにくいと思われるが、有機分野に関して穴の無い学習は不可欠であろう。読解力を問われるものも少なくない。長文形式の問題にも日々当たって、内容を正確に把握する力も育成したい。


難  易  度:標準
出題形式:記述
知  識  量:★★★
スピード:★★★
記  述  力:★★★
応  用  力:★★★

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の生物

基礎的~標準的な典型問題がバランスよく出題。論述対策を忘れずに

例年どおり大問4題の構成であった(ただし、2021年度は例外的に大問5題であった)。各大問で、空所補充、計算、記述がバランスよく出題された。知識問題はその多くが教科書レベルであったが、選択問題は少なく、記述によって正確に身につけられているかが確認された。計算や論述の問題でも、基礎的な知識やその典型的な応用をきちんと定着できているか、またミスなく表現できるかを問うものが多かった。

出題分野に大きな偏りがなく全範囲から出題されること、および、出題内容のほとんどが基本~標準レベルであることから、教科書の内容を丁寧に学習することが最も重要である。一部の問題で教科書の内容を超える考察が出題されるものの、どれも入試においては典型的な問題であるので、問題集などの演習を通じてそれらに出会い、図説などを参照しながら問題を解き、足りない知識を補完していけば対策としては十分であろう。

知識の定着と並行しておこなって欲しいのが、論述対策である。知識論述でも考察論述でも数十字程度で統一されているので、ポイントを絞り込んで端的に表現する練習をしておこう。


難  易  度:標準
出題形式:記述
知  識  量:★★★
スピード:★★★
記  述  力:★★★
応  用  力:★★

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の物理

問題集で学習するときに、説明を書きながら答えを記述する練習をしよう

大問4題からなり、すべて記述式または論述式の解答形式である。1教科あたりの試験時間は70分と問題数に対して時間に余裕があるため、時間内に十分解ききれると思われる。

2021年度~2025年度はやや難度が下がっているが、2020年度までは柔軟な思考力が試されるような難度が高い問題が出題されていたため、十分な準備が必要である。見慣れない問題や難度の高い問題に対応できることも大切ではあるが、実際に合格点に達するかどうかは標準問題を失点しないことが重要となる。それゆえ、あまり難問等に固執せずに広範囲に勉強をしておくことが大切である。

さらに、毎年のように記述問題や描画問題が出題されるので、過去問演習を通してトレーニングを積んでおこう。


難  易  度:やや易
出題形式:記述
知  識  量:★★★
スピード:★★★
記  述  力:★★★★
応  用  力:★★★

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の小論文

最近の話題や国の健康政策に関心を持っているか

2025年度(1日目):研修医が専門医プログラムを履修せず、初期研修を終えた直後に美容外科に就職する現象「直美(ちょくび)」に関して、医療に与える影響と課題について意見を述べる。

2025年度(2日目):マスクの着用が文化の一つとして定着した社会において、医療従事者が患者およびその家族と良好な関係を築くために必要な工夫を述べる。

2020年度も、これまでの出題傾向に従い「新しめの医療概念」がテーマとして取り上げられていた。今年度の2日目の主題である「マスク着用」に関しては、新型コロナウイルス感染症の大流行において取り沙汰された件が記憶に新しいだろう。一方、1日目に関しての「直美(ちょくび)」に関しては、新型コロナウイルスほど名は知られていないが、概念自体は2024年からその急増率ゆえに注目を集め始めていた。

そのため、時事メディカルなどのホームページなどを利用し、限られた時間の中で効率的に「最新の医療用語(やニュース)」を取り入れる習慣を持ちたい。

出題形式:テーマ型
試験時間:60分
字 数:600字

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の面接

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の面接は、受験生1名に対して面接官2名による個人面接で実施されます。面接前にアンケート記入があり、「医師志望理由と影響を受けた人」「本学志望理由と影響を受けた人」「高校生活について」などの項目があります。面接は壁で仕切られた部屋で何人も同時に行われます。時間が鳴るとブザーが鳴って終了です。

面接の配点は100点と非常に高く、限られた10分という時間でそれほど突飛な質問は飛んでこないので、オーソドックスな面接でいかに自己アピールできるかが求められます。

形式:個人面接
所要時間:10分
面接官の人数:2人
配点:100点

昭和医科大学の鷺沼キャンパスへの移転

2027年4月に移転予定の鷺沼キャンパスには、昭和医科大学病院、昭和医科大学病院附属東病院、昭和医科大学歯科病院、3病院の機能を統合させた、新たな病院の建設が予定されています。

現在の旗の台キャンパスは建て替えを予定しており、昭和医科大学病院附属東病院跡地やキャンパス周辺に所有する校地を活用する計画が進んでいます。

また何と言っても昭和医科大学の特長は、1年次に行われる4学部合同の富士吉田での寮生活です。4人1部屋で寝食を共にするこの全寮制の生活でチーム医療の基盤を養うと共に、その後6年間にわたって国家試験まで勉強するための継続力と学習法を培うことができます。昭和医科大学の高い国家試験合格率はこの寮生活が支えていると言っても過言ではないでしょう。


富士吉田キャンパスから臨む富士山

昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の合格体験談

以上、昭和医科大学選抜Ⅰ期(一般入試)の入試概要、入試結果から、各科目の過去問を分析することで今年の傾向を予測しつつ、面接・小論文の対策までお伝えいたしました。

メルリックス学院では一次試験前日の2月5日(木)にオンラインウェブセミナーを行います。直前ガイダンスとワンポイント予想講座という内容になっています。メルリックス学院人気講師による、ここでしか聞けない解説となっておりますので、ぜひお申込みください。 ⇒お申込みは こちらから

最後に、メルリックス学院から昭和医科大学に合格した生徒達の合格体験記をお届けします。少しでも医学部受験生の皆さまの参考になれば幸いです。

2023年度 昭和医科大学合格| 前年度11校1次全落ちからの7校最終合格!

山口駿 さん

僕が所属していたクラスには30代の再受験生が2人いました。年は離れていましたがとても仲が良くて、1年間良きライバルとして学ぶことができました。・・・詳しくは こちら

2022年度 昭和医科大学合格|「推しは力」活動休止を乗り越えて第一志望に合格

Cさん

メルリックスの先生は「ここはできなくていいよ」とはっきり言ってくれるので、先生の言われた通りに勉強すれば受かるという安心感がありました。それまでは「出てくる問題は全部解けなきゃいけない」と思っていて、それが焦りにつながっていました。 ・・・詳しくは こちら

2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

メルリックス学院が公表している入試難易度ランキングは以下の通りです。※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。

順位

大学名

入試難易度

1

慶應義塾大学

72.5

2

東京慈恵会医科大学

70.0

3

日本医科大学

69.0

3

順天堂大学

69.0

5

自治医科大学

68.5

5

東北医科薬科大学(A方式)

68.5

5

国際医療福祉大学

68.5

5

関西医科大学

68.5

9

大阪医科薬科大学

68.0

10

産業医科大学

67.5

11

昭和医科大学

66.5

11

東京医科大学

66.5

11

東邦大学

66.5

14

東北医科薬科大学(B方式)

65.5

15

日本大学

65.0

15

藤田医科大学

65.0

17

近畿大学

64.5

17

兵庫医科大学

64.5

19

帝京大学

64.0

19

東海大学

64.0

19

聖マリアンナ医科大学

64.0

19

東北医科薬科大学(一般枠)

64.0

23

杏林大学

63.5

23

北里大学

63.5

26

福岡大学

63.0

26

久留米大学

63.0

28

岩手医科大学

62.5

28

埼玉医科大学

62.5

28

金沢医科大学

62.5

28

獨協医科大学

62.5

32

川崎医科大学

61.5

32

東京女子医科大学

61.5


※こちらの入試難易度ランキングは、 Amazonから発売している【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載されています。

現時点での学習方針や二次対策等も含めて少しでも不安がある方は、ぜひ一度メルリックス学院までご相談ください。

鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

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