【2026国際医療】国際医療福祉大学医学部一般選抜に合格するための対策(過去問分析)

こんにちは。
受験情報センターの鈴村です。

国際医療福祉大学医学部は、メルリックス学院の2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングにおいて、 32大学中5位に位置し、偏差値は 68.5とされています。同レベルの68.5には他に関西医科大学、自治医科大学、東北医科薬科大学の修学資金A方式があります。

本記事では、これまでメルリックス学院受験情報センターが培ってきた過去問分析と入試結果をもとに、合格に必要な戦略を具体的に解説するとともに、難関を突破するために必要な対策をお伝えします。

目次[非表示]

  1. 1.2026年度 国際医療福祉大学 一般選抜の入試概要
    1. 1.1.2026年度の志願者数予想
    2. 1.2.2026年度の繰り上げ合格予想
  2. 2.2025年度 国際医療福祉大学一般選抜の入試結果
    1. 2.1.一般選抜の正規合格者の平均点(率)
    2. 2.2.共通テスト利用選抜の正規合格者の平均点(率)
  3. 3.国際医療福祉大学 一般選抜の英語
  4. 4.国際医療福祉大学 一般選抜の数学
  5. 5.国際医療福祉大学 一般選抜の化学
  6. 6.国際医療福祉大学 一般選抜の生物
  7. 7.国際医療福祉大学 一般選抜の物理
  8. 8.国際医療福祉大学 一般選抜の小論文
  9. 9.国際医療福祉大学 一般選抜の面接
  10. 10.2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング
  11. 11.国際医療福祉大学医学部合格者の体験談

2026年度 国際医療福祉大学 一般選抜の入試概要

2026年度の国際医療福祉大学医学部 一般選抜の入試概要は以下の通りです。

募集人員

105名

出願期間

2025年12月16日(火)~2026年1月9日(金)消印有効

試験日

一次試験:1月21日(水)

二次試験:1月28日(水)・29日(木)・30日(金)・ 31日(土)・2月1日(日)・2日(月)※

合格発表日

一次試験:1月25日(日)15:00

二次試験:2月7日(土)15:00

試験会場(一次試験)

成田キャンパス
東京(五反田TOCビル)
大阪(TKPガーデンシティ大阪リバーサイドホテル)
福岡(国際医療福祉大学大学院福岡キャンパス)

試験会場(二次試験)

成田キャンパス
東京赤坂キャンパス

※6日間のうち本学が指定する1日

他に共通テスト利用選抜があり、学力試験・小論文試験が2月17日(火)、面接試験が2月21日(土)に行われます。

2026年度の志願者数予想

2026年度の国際医療福祉大学一般選抜は、昨年度と同様、 岩手医科大学医学部と一次試験日が同じです。 岩手医科大学の記事でも述べましたが、この2校の受験者層はほとんど重なっていないと思われます。

昨年、 メルリックス学院から国際医療福祉大学医学部の特待奨学生Aに合格した生徒は、 順天堂大学医学部にも合格しました。この2校は英語教育に力を入れていることもあり、併願する医学部受験生が多いと思われます。他には 日本医科大学など首都圏の超難関校国公立医学部と併願者が多い大学です。

そして、2026年度の国際医療福祉大学は 「2/1ルール」の影響を最も受けない私立医学部になると思われます。一次試験の合格発表が私立医学部で最も早い1月25日(日)であり、二次試験が6日間のうちから1日選択できる柔軟な入試日程は2025年度と変わりません。

そのため、 2026年度の志願者数はほぼ横ばいであり、受験者の学力層もほとんど変わらないと予想します。

2026年度の繰り上げ合格予想

国際医療福祉大学の 二次試験合格発表日は2月5日(木)です。この日は一次試験日が重なっている岩手医科大学と並んで  私立医学部の中で最も早い二次試験の合格発表日となります。

ここで合格(正規合格)となった人の 入学手続は2月13日(金)締切です。2月12日の時点で二次試験の合格発表が完了している私立医学部は、 東北医科薬科大学、自治医科大学、愛知医科大学、兵庫医科大学の4校しかありません。この日程は2025年度とほとんど変わらず、国際医療福祉大学に正規合格した医学部受験生の多くは 「とりあえず入学手続」するものと思われます。

2025年度は二次試験の合格発表直後、私立医学部の中で最も早く繰り上げ合格が回った国際医療福祉大学ですが、2026年度も同じように2月10日頃に、1回目の繰り上げ合格が回る可能性はあります。しかし、実際に繰り上げ合格が本格的に回り始めるのは、例年と同様、3月20日頃からになると考えています。

国際医療福祉大学の繰り上げ合格者数は非公表となっていますが、特待奨学生Sを導入した2023年度以降、正規合格の数を300名以上出していることもあって、繰り上げ合格になる人の数は減っています。補欠にはA~Dのランクが付いていますが、人数の割り振りは年ごとに異なります。

2025年度補欠Bの途中までしか繰り上げ合格が回りませんでした。 2023年度と2024年度補欠Cの途中まで繰り上げ合格が回り、 2022年度補欠Dの途中まで繰り上げ合格が回っています。他に共通テスト利用選抜の補欠者にも繰り上げ合格が回っています。(国際医療福祉大学の入試担当者より)

これらの動きを考えると、2026年度も同じような繰り上げ合格の動きになる可能性は高いと考えています。補欠Aの上位者を除けば、多くの補欠者が3月下旬まで待つことになるのではないでしょうか。

ちなみに、これまでメルリックス学院から合格した生徒たちの結果を見ると、二次試験の希望日が希望順位の高い日であるほど一次試験の得点が高いようです。特に第一希望の午前中に呼ばれた場合、特待奨学生Sないしは特待奨学生Aの候補である可能性が高いと思われます。

二次試験の試験会場は医学部のある 成田キャンパスか、赤坂心理・医療マネジメント学部のある 赤坂キャンパスから選ぶことができます。ほとんどの二次受験者が赤坂キャンパスを選択するようですが、自分にとって交通の便が良い方を選ぶことをお勧めします。どちらの試験会場が有利・不利といったことはありません。

成田キャンパスは京成本線・公津の杜駅の目の前にある

赤坂キャンパスは東京メトロ・赤坂見附駅または永田町駅から徒歩3分

2025年度 国際医療福祉大学一般選抜の入試結果

2025年度の国際医療福祉大学医学部一般選抜は、 志願者2,972名受験者2,879名と前年度に比べて微減となりました。 一次合格者は640名一次合格倍率は4.5倍、例年一次試験は4.5倍前後の合格倍率となっています。これは私立医学部の中ではごく平均的な倍率です。

しかし、正規合格者の数は圧倒的に多く、2025年度は 正規合格者310名、補欠候補者260名、繰上合格者は非公表でした。募集人員105名のところに300名以上の正規合格を出す私立医学部は国際医療福祉大学のみです。一次試験を通過すれば、半分近くの人が正規合格することになります。

以前は二次受験者のほとんどが繰り上げも含めて合格になっていましたが、最近は正規合格約300名+繰り上げ合格150名そこそこが一つの目安となるようです。

合格最低点は公表されていませんが、正規合格者の平均点(率)は公表されています。あくまで平均点なので、最低点はこれよりも若干低く、繰り上げ合格者の最低点さらに低いと思われます。

一般選抜の正規合格者の平均点(率)

2025年度

2024年度

2023年度

正規合格

65.3%
(600点満点)

69.0%
(550点満点)

68.8%
(550点満点)

共通テスト利用選抜の正規合格者の平均点(率)

2025年度

2024年度

2023年度

正規合格

87.9%
(1000点満点)

88.1%
(900点満点)

87.7%
(900点満点)

6年間の学費が0円となるフルスカラシップである特待奨学生S(一般選抜から20人)、また6年間の学費300万円となる特待奨学生A(一般選抜から25人、共テ利用から5人)は、当然ながら正規合格の平均得点率以上の得点が必要です。大学の入試担当者からは一次合格最低点をうかがっていますが、非公表のためここでは控えさせていただきます。

2025年12月の志望校決定セミナーでは入試担当者にご講演いただきました

国際医療福祉大学 一般選抜の英語

過去問長文の出典に注目、特に医療、環境関連を読んでおこう

国際医療福祉大学医学部の英語は試験時間80分、オールマーク式で、大問5題が出題されます。概ね標準的なレベルですが、やや注意を要するものが混じっており、しっかりとした文法・語法力が試されます。[3]長文形式での誤り指摘は、文法に関するものが多いが、中には文脈による誤箇所も含まれているので注意が必要です。ここでは時短をはかりたいので、時間のかけ過ぎは避けたいところ。[4]・[5]はいずれも長文で、内容真偽・空所補充・下線部の意味内容選択などから成り、ときに内容真偽問題の選択肢判断において、かなりの思考力を要するものもあります。

開学以来、出題傾向や内容は一定なので、全部に目を通し、問題の概要を把握することが第一。文法問題での失点は大勢に影響するので、短文完成・語句整序・誤文訂正は迅速に処理できるよう演習が必要です。また、長文では医療系だけでなく環境問題も扱われることが多いので、関連の英文を求めて読むだけでなく、日本語からでも背景知識を増やしておく必要があるでしょう。

難  易  度:やや難
出題形式:マーク
知  識  量:★★★★★
スピード:★★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★★

国際医療福祉大学 一般選抜の数学

難度上昇。まず典型問題の解法を理解し身につけ、応用力も

国際医療福祉大学医学部の数学は大問4題の出題です。2021年度まではどの問題も解法や考え方そのものは中堅~上位私大レベル典型問題のもので、若干ひねった問題も入っているといったところでした。しかし2022年度に難度が上がり、2023年度・2024年度も同程度の難度でした。配点が150点から200点に上がった2025年度は易化しました。

2022年度以降は大問[2]~[4]の難度が上がっています。小問が複数含まれるので、解けない小問に出会ってもその先の小問まで全部目を通し、取りこぼしがないようにすべきでしょう。数学が苦手な受験生は、やや難レベルの問題は避け、取れる問題を手堅く押さえておきましょう。数学が得意な受験生は、上位国立大レベルの典型問題の解法までしっかり理解し、使いこなせるようにしておきましょう。また、問題のボリュームの割に試験時間が短いことも特徴なので、時間配分も考えて練習しておきましょう。

難  易  度:やや難
出題形式:マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

国際医療福祉大学 一般選抜の化学

幅広い知識、文章読解力、解答スピードの3拍子が必要

国際医療福祉大学医学部の化学は、過去にはかなり難易度の高い問題が出題されていたが、近年は標準的な問題が多くなってきました。難易度は「標準」としましたが、文章読解力を必要とするやや難度の高い問題も含まれているので、標準レベルよりやや難しいと言えるでしょう。また、やや時間のかかる計算問題も含まれており、全問完答するには、完成度の高い幅広い知識と解答スピードが要求されます。

出題の多くは受験の頻出問題や定番問題の解き方や考え方が身に付いていれば対応できるでしょう。また、やや変則的な問題が出題される場合もあるが、リード文にヒントが記載されている場合が多いので、文章読解力があれば十分対応できる問題も少なくありません。難点は解答時間に対して計算を含む全体の問題量が多いことで、解答スピードを要求されることです。高得点を取るためには、「幅広い正確な知識」「問題文に対する読解力」「解答スピード」が不可欠です。


難  易  度:標準
出題形式:マーク
知  識  量:★★★★
スピード:★★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

国際医療福祉大学 一般選抜の生物

読解量が多いが典型的な問題が中心。テンポよく解ける基礎学力を

国際医療福祉大学医学部の生物は、例年大問が4題あり、大問ごとに関連のある2つの文章([文1]と[文2])について各問が用意されています。前半となる[文1]は基本的な内容を説明した文章であり、基礎知識が中心に出題されます。後半となる[文2]は発展的な内容を説明した文章であり、考察、計算、実験などの応用問題が中心に出題されます。他大学に比べて生態系分野や進化分野からの出題が多めなのが特徴的といえます。

前半の知識問題で確実に得点を重ねられるように、教科書レベルの知識や考察はすべて頭に入れて置くことが重要です。それに加えて、長めの問題文や選択肢をすばやく読み取り、どの知識を用いて解くべきかを短い時間で的確に判断する力を磨いておきたいところです。出題内容は典型的なものがほとんどなので、標準的な問題集や入試過去問の演習の機会を増やして、文章を短い時間で読み取る練習や、理解している内容を適切に論述する練習をくり返しおこなうことで得点力を高められるでしょう。


難  易  度:やや難
出題形式:マーク
知  識  量:★★★★
スピード:★★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

国際医療福祉大学 一般選抜の物理

2026年度も難度が高くなる可能性がある、準備をしっかりしよう!

国際医療福祉大学医学部の物理は大問5題で構成され、すべてマーク式です。小問集合、力学、電磁気、熱力学、波動が出題されています。例年、試験時間に対して問題量が多く、全体的に難度も高いのが特徴です。

典型的な問題から発展的な問題まで、物理の全単元から出題されています。難度は高めで、物理全範囲の標準レベルの典型問題を習得しておくのはもちろん、やや難度が高い問題にも対応できるよう問題演習を繰り返しておくことが大切です。試験時間60分に対して大問5題と、問題量が非常に多く、すべての問題を解ききるのはかなり難しいと言えるでしょう。まずは典型問題を優先して解き、残る問題のうち手を付けられそうな問題にしぼって取り組んでいきましょう。



難  易  度:やや難
出題形式:マーク
知  識  量:★★★★
スピード:★★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★★★

国際医療福祉大学 一般選抜の小論文

【2025年度】高齢化に伴い介護分野において発生している労働環境や人材不足における課題の解決に関し、考えられうる政策的・社会的アプローチとその解決策の実現によってもたらされる社会全体の長期的な変化を予測する。

200字前後の短文を題材としたテーマ型小論文という傾向は開学当時から変わりません。また、今年度の資料文の題材は「高齢化に伴う介護分野における課題」でした。近年の国際医療福祉大学は「高齢化に伴う医療および日本社会の変化」に対する議論の構築力を重視している可能性が高い。そのため、この大学への対策として、高齢化が引き起こす社会的課題(あるいは医療における課題)を複数引き出せる準備が有効でしょう。

試験時間:60分
字数:800字

配点:段階評価

国際医療福祉大学 一般選抜の面接

国際医療福祉大学医学部の面接は、約30分の個人面接が2回行われます。面接官は3人×2回であり、計6人の面接官が段階評価で採点します。

1回目は志望動機などのオーソドックスな個人面接、2回目は様々な時事問題について聞かれる個人面接で、希望者には一部英語による面接を行います。英語面接を選んだから評価が高くなる/低くなるということはなく、あくまで同じラインで採点されます。

すべての面接官が高い評価をつけた場合は加点があるとされています。一次試験の結果および二次試験結果をすべて総合して合否を判定します。

形式:個人面接
所要時間:約30分×2回
面接官の人数:3人
配点:段階評価

2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

メルリックス学院が公表している入試難易度ランキングは以下の通りです。※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。

順位

大学名

入試難易度

1

慶應義塾大学

72.5

2

東京慈恵会医科大学

70.0

3

日本医科大学

69.0

3

順天堂大学

69.0

5

自治医科大学

68.5

5

東北医科薬科大学(A方式)

68.5

5

国際医療福祉大学

68.5

5

関西医科大学

68.5

9

大阪医科薬科大学

68.0

10

産業医科大学

67.5

11

昭和医科大学

66.5

11

東京医科大学

66.5

11

東邦大学

66.5

14

東北医科薬科大学(B方式)

65.5

15

日本大学

65.0

15

藤田医科大学

65.0

17

近畿大学

64.5

17

兵庫医科大学

64.5

19

帝京大学

64.0

19

東海大学

64.0

19

聖マリアンナ医科大学

64.0

19

東北医科薬科大学(一般枠)

64.0

23

杏林大学

63.5

23

北里大学

63.5

26

福岡大学

63.0

26

久留米大学

63.0

28

岩手医科大学

62.5

28

埼玉医科大学

62.5

28

金沢医科大学

62.5

28

獨協医科大学

62.5

32

川崎医科大学

61.5

32

東京女子医科大学

61.5


※こちらの入試難易度ランキングは、 Amazonから発売している【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載されています。

国際医療福祉大学医学部合格者の体験談

最後にメルリックス学院渋谷校から国際医療福祉大学医学部に合格した生徒の合格体験記をご紹介します。この生徒は国際医療福祉大学と日本大学医学部のどちらに進学するか迷って、国際医療福祉大学に進学しました。彼はアメリカの医師免許を取得しようと考えており、アジアからの優秀な留学生もいる国際的な教育環境を選んだようです。

また、昨年特待奨学生Aで国際医療福祉大学医学部に進学した生徒も、合格後の校舎見学で保護者ともども素晴らしい施設と雰囲気に感動して進学を決めました。一部の医学専門科目が英語で行われるなど、特殊なカリキュラムが取り上げられることが多いですが、成田キャンパスの施設・設備と特徴的な校風に惹かれて入学を決める生徒が多い印象です。

2019年度 国際医療福祉大学医学部合格

森本一好さん

現役時代、帰国子女ということもあり英語には自信があったが、理系科目には苦手意識を感じていた。・・・詳しくは こちら

鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

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