国際医療福祉大学医学部 合格|徹底的に時間管理にこだわり、教科によっては他の塾と掛け持ちで勉強した
森本一好さんは現役時代、帰国子女ということもあり英語には自信があったが、理系科目には苦手意識を感じていた。焦る気持ちから睡眠時間を削って勉強したが、慢性的な睡眠不足で勉強内容が頭に入ってこず、良い結果を出すことはできなかった。
浪人することになった森本さんは、まず朝6時に起きて夜24時に寝る生活を確立した。通学まで1時間半かかるメルリックスを選択したが、行き帰りの電車の中で必ず勉強していたし、英語は高校時代から教わっているZ会にも掛け持ちで通って実力を磨いた。
また、森本さんは徹底的に時間管理にこだわった。数学は演習する時に時間設定を短めにして解き、自分にプレッシャーをかけるようにした。さらに、メルリックスオリジナルの「数学アドバンスト」というプリントをすべて解いて論理力や思考力を鍛えた。
化学は個別指導を週1コマ取り、さらに毎日、先生のところに質問にも行った。自分には演習量が足りないことを自覚していたので『化学の新演習』を何度も繰り返し解いた。生物は同じクラスの仲間2人と一緒に、秋から過去問を解いて点数を競い合うようにした。3人とも実力が拮抗しており、やるたびに僅差で順位が入れ替わるので、自信もついたし試験会場での戦い方のようなものを身につけることができた。
国際医療福祉大学は1年次後期から2年次まで英語で講義を行うだけあって、英語の試験問題は難しい。だが1次試験から戻ってきた森本さんは、他の生徒達が「難しかった」と言っている中、確かな手応えを感じていた。国際医療福祉大学に初めての1次合格を果たし、30分×2回の個人面接も落ち着いて答えることができた。
首都圏の医学部しか受けない強気の出願だったが、北里大学医学部、日本大学医学部にも合格し、メルリックス出身の在学生からそれぞれの大学の特色について話を聞いた。最終的に選んだのは、自分の能力を活かすことができ、海外に目を向けた教育を行っている国際医療福祉大学だった。 現在は1年次からUSMLEの勉強会に参加する一方、夏休みにはスタンフォード大学医学部を訪問するなど充実した大学生活を送っている。