医学部受験の戦略完全ガイド|国公立・私立併願と私立専願で合格率を高める方法

こんにちは。医学部受験情報センター、副センター長の朝倉です。
普段はメルリックス学院名古屋校で数学の指導にあたっています。

医学部には大きく分けて、国公立医学部と私立医学部があります。
一般入試で考えてみると、国公立医学部は共通テストが必須で前期入試が2/25.26に行われます。後期入試もありますが、殆どの定員は前期入試で決まってしまいます。
私立医学部の一般入試は、1月下旬から3月中旬にかけて行われます。日程さえ重なっていなければ何校でも受験することは可能です。

様々な見地から、医学部受験に関して、どのような戦略を取ることが有効であるのかを考えてみたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.国公立と私立を併願するメリット
    1. 1.1.共通テストまでに医学部進学先を確保できる
    2. 1.2.併願できる私立医学部の年内入試もある
    3. 1.3.出願戦略をしっかり立てることが大事
  2. 2.私立医学部を専願で狙うメリット
    1. 2.1.共通テストを受験しないという戦略
    2. 2.2.出願戦略をしっかり立てることが大事
  3. 3.医学部受験生としての心構え

国公立と私立を併願するメリット

共通テストまでに医学部進学先を確保できる

国公立大学医学部の入試は、 共通テスト→前期入試での一発勝負です。共通テスト2日間、前期入試2日間(大学によっては3日間)、合計4日間に自分の人生すべてを賭けることになります。この4日間に何らかのトラブルがあれば1年間の努力が灰燼に帰すことになります。

私立医学部を併願して合格することで進路を確保できていれば、リスクを大きく軽減することができます。

想像してみましょう。2/25の国公立大学医学部試験までに

既に私立医学部の合格を確保できている場合と・・・
ここで駄目なら浪人というプレッシャーの中で戦う場合と・・・

これは精神的には全く別の戦いになる可能性があると言っていいでしょう。私立医学部の合格を決めた時点で国公立医学部は受けないという選択を取る受験生もいれば、これで安心して国公立医学部に集中できると考える受験生もいることでしょう。

併願できる私立医学部の年内入試もある

2/25までに進学先を確保出来ていれば、国公立二次試験に対するプレッシャーを少しは下げることができるでしょう。しかし、私立医学部の一般入試は、すべて共通テスト後に行われますので、共通テストのプレッシャーは下げることができません。

私立医学部のほとんどが一般入試より前に、学校推薦型・総合型といった入試を行います。ただし、学校推薦型・総合型の多くでは専願制を採用しているので、合格したら入学しないといけません。このため専願制の場合は国公立医学部との併願は不可能なのですが、併願制を採用している大学もあります。

一例として、近畿大学医学部学校推薦型入試を取り上げます。

11月中旬の入試で現役生・一浪生が出願可能です。英語・数学・理科(1科目選択)・小論文・面接の各科目で行われます。数学は数Ⅲが除外されており、現役生も受験しやすくなっています。出願に評定基準を設けていないので出願しやすい入試でもあります。
こういった入試のため受験者は多く、倍率は例年10~15倍となっていて難しい入試ではあります。

しかし、ここで合格できたら・・・既に進路が確保できている状態で、共通テストを迎えることになります。プレッシャーの大きさが違ってくることになりますね。

近畿大学の他には、関西医科大学・藤田医科大学でも併願可能で年内に合否がわかる学校推薦型入試や総合型選抜が行われています。

併願制の学校推薦型・総合型入試を実施している私立医学部

大学

入試区分

出願資格

備考

藤田医科大学

ふじた未来入試

現役のみ

関西医科大学

推薦入試(一般枠)

1浪まで/評定平均3.5以上

関西医科大学

特色入試

1浪まで
英語型・国際型・科学型

近畿大学

推薦入試

1浪まで

帝京大学

総合型

1浪まで

共通テスト利用

東海大学

希望の星育成

現役のみ

共通テスト利用

大阪医科薬科大学

「至誠仁術」入試

1浪まで

共通テスト利用

出願戦略をしっかり立てることが大事

良いことばかりを書いてきましたが、国公立医学部と私立医学部を併願する場合、受験校の数が多くなって、対策が薄まってしまう懸念があります。しかし、各大学の特徴や受験生の特性をうまく織り合わせることで、対策を効率化することも可能です。

また、上に書いた通りに出願戦略をしっかりと立てることで、気持ちの面でも優位に立つことができます。

ただ、細かな戦略を受験生自身だけで考えていくことは難しいものです。こういう場合はメルリックス学院受験情報センターの得意分野です。受験情報センターにお問い合わせいただければ、個々に合った戦略をお伝えしたいと思います。

私立医学部を専願で狙うメリット

ここからは、私立医学部だけを受験することを考えていきたいと思います。

共通テストを受験しないという戦略

まずこの場合には、共通テストを受験しなくて済むという大きな利点があります。 英語(リスニング)・国語・社会・情報を学習する時間を、主要科目に振り分けることができることはとても大きいことでしょう。更に、数学も共通テストはその他の入試数学とはかなり異なります。共通テスト対策が別に必要となってくるものです。

このように時間を効率的に使えること以外に、実はもっと大きなポイントがあります。国語や社会に苦手意識のある生徒は、これをバッサリ斬り捨てることで、他の科目が大きく進捗することがあります。苦手科目へのストレスが他の科目にも波及してしまうのですね。

私達のような昭和世代の講師は「苦手から逃げることはダメなことだ」と考えることもありますが、令和を生きる受験生達は、得意なことを最大限に活かす教育をされていることが多く、こういった「損切り」戦略が吉と出ることも多いものです。

出願戦略をしっかり立てることが大事

医学部合格に必要なものは学力です。それは間違いありません。ただ、 どれくらいの学力で合格可能なのかは、受験戦略を活かすことができるかどうかで決まっていきます。

昨年度、メルリックス学院名古屋校から医学部に進学した生徒の学力は高い人もいましたが、そうではない人もいました。
こちらの神谷さんの例をみてみたいと思います。

金沢医科大学合格|偏差値45から逆転合格。医学部に届かなかった私を変えた2年間 | 医歯専門予備校 メルリックス学院

現役時代は、「何もできなかった」と感じるほど医学部は遠い存在でした。しかしメルリックスでの 2 年間で、勉強のやり方からすべてを変え、最終的には医学部合格を掴むことができました。・・・続きを読む

神谷さんの数学指導担当は、私でした。
彼女もよく頑張りました。努力ならば、誰にも負けていなかったと思います。

1年半で 偏差値は4科目平均46.4から54.3になりました。努力の成果も出てきていたところでしょう。それでもこの偏差値で何の戦略もなしに医学部を受験してしまったら、勝ち目の薄い戦いになってしまうのは、ちょっと医学部受験を調べればわかることでしょう。

しかし、私立専願で戦っている受験生には、メルリックス学院受験情報センターのサポートが全面的に活かせます。年内入試・一般入試、どちらも個々の特性に応じて緻密な戦略を立てることにより、受験生の努力を「サクラサク」という合格通知に結びつけることが可能です。

神谷さんも

・難しい問題への対応力は不十分だが、基礎的能力はしっかりしている
・思考する能力が高め
・面接能力は低くはない

などの状況と本人の希望が一致したことから、金沢医科総合型選抜をお勧めすることになりました。

医学部受験生としての心構え

今回は、国公立私立併願・私立専願、それぞれの戦い方についてお話をしてきました。

医学部受験生としての心構えとして重要なことは何なのか。それは、しっかりと考えて動くことです。

結論が出ないまま曖昧な考え方で動くと、その結果もまた曖昧なものになってしまいます。私達は、曖昧な結果を欲しているわけではありません。医学部合格という最高の栄冠を勝ち得たいと思っているのですから、そこにはしっかりとした戦略がなければなりません。
勉強を頑張っていくことはもちろんですが、曖昧な目標に向けて頑張っていくのではなく、明確な方針をもった上で努力せねばなりません。

そして、しっかりとした方向性を検討するためには、確かな情報が必要です。
そのために、メルリックス学院受験情報センターを活用してください。いつでもご連絡いただければ、あなたに最適な道を提案させていただきたいと思っています。


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朝倉典充
朝倉典充
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター・副センター長として、またメルリックス学院名古屋校の数学科講師として、日々、医学部受験生の指導にあたっている。中学受験から医学部受験まで指導経験は豊富であり合格実績多数。また、国公立医学部・私立医学部の問題分析については他の追随を許さない。

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