
【九州地区特集】2026年度の医学部入試はどう変わる?
皆さんこんにちは。メルリックス学院代表の佐藤です。
来る7/24(木)、福岡の天神で「【九州地区編】国公立・私立医学部入試戦略セミナー」を開催します。
2026年度、九州地区の医学部入試は大きく変化します。セミナーでは九州地区の国公立・私立大学の医学部最新情報や、メルリックス学院が独自に分析している2026年度の入試動向を解説していきます。
本ブログではセミナーに先行して、九州地区の医学部入試がどのように変化するかを解説していきます。
【九州地区編】2026年度国公立・私立医学部入試戦略セミナーお申込み受付中!
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2026年度医学部入試の「2/1ルール」とは?
私立大学の医学部入試における「2/1ルール」とは、一般選抜における筆記試験開始日を2月1日以降に設定するという文部科学省の指導指針のことです。
これは、受験生の公平性確保と入試日程の重複回避を目的としています。
東日本では帝京大学、岩手医科大学、東北医科薬科大学以外の私立大学は、2/1ルールに沿った入試日程を採用しております。
「2月1日ルール」が九州地区の医学部入試に与える影響とは?
それでは、2/1ルールが九州地区の私立大学・医学部入試に与える影響を見ていきましょう。
・久留米大学医学部の入試日程
久留米大学医学部は2/1に一般入試の前期一次試験を実施します。
同日に川崎医科大学、東京女子医科大学、日本大学医学部が一次試験を実施します。
2025年度入試に西日本に立地する川崎医科大学が加わることから受験者数に何らかの影響が出るものと思われます。
・福岡大学医学部の入試日程
2026年度、福岡大学医学部は2/2に一般入試の前期一次試験を実施します。
2025年度入試までは、東海大学医学部とのペアで入試が実施されていましたが、2026年度入試からは、偏差値ランキングで同一帯の杏林大学が加わります。
そのため、特に関東からの受験者取り込みが厳しくなるイメージです。
福岡大学医学部は特に西日本の私立医学部層をいかにとりこめるかが鍵になってくるでしょう。
・産業医科大学医学部の入試日程
産業医科大学医学部は2/8に共通テスト利用、ならびに一般選抜の試験を実施します。
2025年度入試は慶應義塾大学と日程が重なりましたが、2026年度入試では埼玉医科大学と日程が重なります。
しかし、埼玉医科大学とは受験層が被らないため志願者数も2024年度並みには回復すると思われます。
【九州地区】私立大学医学部の合格の鍵は「数学の攻略」
ここで、セミナーでもお話する大切な内容を一部、先行して公開します。
実は、久留米大学医学部、福岡大学医学部、産業医科大学医学部は、数学で勝敗を決する様相をここ数年、呈してきております。
それぞれの大学にどのような特徴があるのかを、ここでは簡単にご紹介します。
久留米大学医学部の数学
2023年度入試から大きく難度が上がりました。数学が得意な受験生と不得意な受験生では攻略法が大きく異なります。
特に2023年度入試以降、数Ⅲからの出題割合が多くなり、かつ図形問題も多数、出題されております。セミナーでは、頻出部分の攻略法をお伝えします。
福岡大学医学部の数学
ここ数年、問題の難度が上がり、数学に関しては上位私大レベルの問題が中心で発想を問う問題も出題されております。
数と式、積分(数Ⅲ)、ベクトル、確率と頻出分野が特定されている傾向にあります。
今日では標準問題だけでは足らないので、上位私大レベルの問題でしっかりと演習を積んでおきたいです。
産業医科大学医学部の数学
この4年【1】について独特な出題が続いております。
「初見の問題対しての基礎知識からの応用力を見る」出題が続いております。
前半は小問集合で標準問題。後半は大問というスタイルで設問数も難易度も一貫していない。
型にはまった対策をするのみではなく、現場での思考力、発想力もみたいという出題者の意図が十二分に伝わってくる出題内容でありました。
以上のように久留米大学医学部 福岡大学医学部 産業医科大学においては数学の出来不出来が合格に大きく影響します。
【九州地区】2026年度国公立大学医学部入試はどう変わる?
ここからは、セミナーでお伝えする2026年度【九州地区】国公立大学医学部の動向や過去の傾向分析、入試予想といった内容を一部公開したいと思います。
●九州国公立大学医学部・2025年度入試の振り返り
2025年度の共通テストは、2024年度入試に比べて平均点が上昇しました。そのため、九州地区でも例年とは様相が変わりました。
セミナーでは、共通テストの得点率が上昇した中、九州大学医学部、長崎大学医学部、熊本大学医学部、鹿児島大学医学部、大分大学医学部、佐賀大学医学部、宮崎大学医学部、琉球大学医学部の2025年度入試における二次得点率の変動と受験者動向を2024年度入試の数値と照らし合わせて分析していきたいと思います。
併せて、共通テストの難化が予想される2026年度医学部入試の予想にも大胆に踏み込んでいきます。
加えて九州大学医学部、宮崎大学医学部、鹿児島大学医学部、佐賀大学医学部が志願者数を伸ばした要因についても検証していきます。
ここでは、予告編のような形でお伝えすると、九州地区の大学も隔年現象が色濃く出た様相です。隔年現象とは、ある年に志願者数が増加した大学で、翌年に志願者数が減少しやすくなる傾向のことです。これは受験生が前年度の倍率を参考に出願先を変更するために起こる現象です。
九州以外でも隔年現象が色濃く出た大学を例に出して、来る2026年度入試においていかにして大手予備校リサーチ以外の指標を持つべきかというお話もさせていただきます。
九州地区に限ったことではありませんが、当然ながら隔年現象は二段階選抜実施倍率が高い大学で往々にして起きている印象であります。
●九州国公立大学医学部の教科別対策法を公開
九州地区国公立医学部の数学、化学、物理においてメルリックス学院受験情報副センター長朝倉典充が監修した資料をもとに、九州大学医学部、長崎大学医学部、熊本大学医学部、鹿児島大学医学部、大分大学医学部、佐賀大学医学部、宮崎大学医学部、琉球大学医学部の二次試験攻略法についても触れていきます。
実は、二次試験得点率が上昇した大学と下降した大学が半々に割れました。
その現象が問題の易化によるものか、受験倍率が変化して、受験者層の変化によるものか綿密に検証していきます。
◆【最適解を伝授!】九州地区の国公立大学医学部と私立大学医学部の併願法とは
九州地区の国公立大学医学部を主眼にする受験生において、福岡大学医学部、久留米大学医学部、産業医科大学医学部以外に、併願しやすい私立大学医学部についてもご紹介させていただきます。
国公立大学医学部受験生は往々にして解答時間が短い大学の入試は苦手意識がある傾向にあります。関東圏、近畿圏、中部圏の比較的国公立大学医学部二次試験入試に形態があっている大学についてもご紹介させていただきます。
あくまでも中堅国公立大学医学部を前提にした私立大学医学部を挙げていきます。
全体セミナーで該当しない内容でも個別相談で対応致しますので、当日はお気軽に当日は足をお運びくださいませ。
まとめ
いかがだったでしょうか。2026年度は九州地区の私立大学医学部、国公立大学医学部に大きな変化がありそうだ、ということは分かっていただけたのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、私立大学の医学部の多くが文部科学省が出した「2/1ルール」を適用したことにより、2026年度の医学部入試は大きく変化します。
この変化を知っているか知らないか、また変化に応じた適切な戦略を取れるかは合否を大きく左右するでしょう。
より具体的な内容や適切な受験戦略を知りたいという受験生、保護者の皆さまはぜひ、7/24(木)、福岡の天神で開催する「【九州地区編】国公立・私立医学部入試戦略セミナー」にご参加ください。
参加費は無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
皆さんにお会いできることを楽しみにしております。詳細の確認は、以下より可能です。
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