
【岩手医科総合型】岩手医科大学歯学部総合型選抜に合格するための対策
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
メルリックス学院は設立以来24年、歯学部予備校として多くの歯学部合格者を出してきました。情報の少ない歯学部入試において、全国の私立歯科大学17校と連携して歯科医師を目指す受験生を志望校に送り出すサポートをしてきました。
今日は2026年度入試から新しく始まる岩手医科大学歯学部の総合型選抜についてお伝えします。
目次[非表示]
- 1.○入試概要
- 2.○2026年度 募集要項
- 3.○試験内容
- 3.1.◎模擬授業(対面授業)
- 3.2.◎理解度確認テスト(記述式)
- 3.3.◎面接(個人面接)
- 3.4.◎面接(集団面接)
- 4.○出願書類
- 5.○攻略法
○入試概要
岩手医科大学歯学部はこれまで年内入試として、公募制と指定校制の推薦入試が11月に行われていました。
2026年度からは新たに総合型選抜が10月に行われます。学力試験はなく、対面授業を聴いての理解力テスト、さらには個人面接と集団面接になります。どのような準備をすればいいか、メルリックス受験情報センターが予想してみました。
○2026年度 募集要項
◎募集人員
総合型選抜 | 5名 |
|---|
◎入試日程
出願期間 | 2025年10月1日(水)~10月17日(金) |
|---|---|
試験日 | 2025年10月26日(日) |
合格発表日 | 2025年11月1日(土) |
手続締切日 | 2025年11月10日(月) |
◎出願資格
対象 | 3浪まで |
|---|---|
評定平均 | なし |
受験方式 | 専願 |
○試験内容
◎模擬授業(対面授業)
60分。対面授業で歯学部の教員が講義を行うものと思われます。講義内容を頭に入れながら、メモ(ノート)していくことになると思われますが、どうすれば内容が頭に入るか、聞きながら覚える部分とメモしながら覚える部分のバランスが重要となるでしょう。
※昭和医科大学総合型選抜の【講義理解】や明海大学総合型選抜(AO)の【映像理解力テスト】が参考になるでしょう。
◎理解度確認テスト(記述式)
模擬授業に関する確認テスト。60分100点。記述式ということから、おそらく語句の穴埋めや、講義に何度も出てきたメインワードの説明、さらには自分なりの考察が求められると思われます。記述部分もそれほど多い字数ではなく、100字~200字程度で書かせるものになると予想します。
※最近の私立歯学部入試で【講義理解力テスト】が増えている理由について書いた記事はこちら
◎面接(個人面接)
岩手医科大学歯学部では、学校推薦型選抜や一般選抜、共通テスト利用選抜で、1人あたり15分程度の個人面接が行われています。面接官は2人。総合型選抜でも同じ形式の個人面接が行われると予想します。
◎面接(集団面接)
岩手医科大学歯学部で集団面接が行われるのは初めてです。参考になるのは日本歯科大学新潟生命歯学部総合型選抜で行われている【グループディスカッション】です。一般的なテーマを題材に、歯学部で共に学ぶ可能性のある受験生たちと、協調性を発揮しながら集団で1つの結論を出せるかがポイントになるでしょう。
○出願書類
8月上旬に学生募集要項が公表されますが、おそらく自己アピールシートや志望理由書などが課されると予想します。また判明次第お知らせします。
○攻略法
導入初年度のため、何が出題されるかわからず、受験をためらうかもしれませんが、講義理解力テストや個人面接、グループ面接など、すべて歯学部に入学してから必要になるものばかりです。学力試験は課されないため、これまで受験勉強に時間を割けなかった歯学部受験生が、早めに入学を決めて、大学受験にとらわれない基礎学力を身につけることができる入試と言えます。
おそらく入学前課題も大学から出されると思われますが、合格したら共通テストを受けるつもりで勉強するなど、大学に入ってから必要となる英語や理科など、主要科目の基礎学力を身につけるための勉強をすることができます。





