福岡歯科大学の入試ご担当者がお見えになりました
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
先日、メルリックス学院渋谷校と名古屋校に福岡歯科大学の入試ご担当者がお見えになりました。長く学生募集を担当している学長補佐の先生とはいつも大変有意義な意見交換をさせていただいています。今回は高齢者歯科学分野の准教授の先生と一緒にお見えになり、いろいろなお話をうかがうことができました。
口腔医学のフロントランナーを育成する
福岡歯科大学は福岡市の中心部から地下鉄やバスで30分とかからないところにキャンパスがあります。2020年には福岡歯科大学医科歯科総合病院が新しくなりました。2022年には創立50周年記念講堂も完成し、どんどん新しい施設が建っています。
ちなみに福岡歯科大学は2013年に口腔歯学部・口腔歯学科に学部・学科名を改称しています。「口腔の健康を通して全身の健康を守る」という口腔医学の考えのもとに、口腔医学のフロントランナーを育成しています。
私立歯学部のネックは学費
先日、日本歯科大学新潟生命歯学部のオープンキャンパスに参加した際、歯科実習プログラムを体験させていただきました。その時、改めて「歯科医師になりたかったなあ」と思いました。
ただ、私のように普通のサラリーマン家庭に育ち、親戚にも医療関係者がおらず、理系科目より文系科目の方が得意な場合、高校生の段階で「歯科医師になる」というビジョンは思いつきもしませんでした。もし当時、職業体験やキャリアコンサルタントと話す機会があったら、歯科医師になりたいと思い、親を説得したかもしれません。
その際、ネックになるのが学費だと思います。国公立ならまだしも、私立歯学部の学費は一般家庭にとっては「高い」という感覚があると思います。けれど、歯科医師免許を取れば一生食べていくことができ、女性の場合は出産や育児でフルタイム働けない期間があっても、パートタイムでアルバイトすることも可能です。生涯にわたって続ける職業としてはかなり魅力的でしょう。
しかも今後、超高齢社会がますます進む中で歯科医師は減少していくため、需要は増えることはあっても減ることはありません。
※こちらからデジタルパンフレットを請求すると、福岡歯科大学を卒業された参議院議員の比嘉奈津美先生のインタビューを読むことができます。女性歯科医師としての生き方や今後の歯科医療について、ぜひ歯学部を目指す方々に読んでいただきたいです。
専願S特待生制度は6年間で最大1,250万円免除
福岡歯科大学は2020年度より専願S特待生制度を実施しています。合格した場合入学を確約する特待生選抜を受験すれば、6年間の学費が1,250万円免除され1,380万円になります。(継続条件あり)
この特待生制度の特徴は国公立大学歯学部歯学科に入学される場合に限り、入学辞退を認めるというところです。九州大学、九州歯科大学と福岡県には2校の国公立歯学部があります。そことの併願者が多い福岡歯科大学ならではの制度です。
専願S特待生制度は、一般選抜A日程・B日程、そして共通テスト利用選抜1期・2期・3期のいずれかを受験することで判定されます。
大体の特待生判定基準についてもおうかがいしたのですが、それほど不可能な点数ではありませんでした。少なくとも、国公立歯学部にはちょっと手が届かないかなという歯学部受験生でも充分にチャンスがありそうです。
また、一般選抜の基準も特待生制度としてはそれほど高くありません。選考人数も20名となっていますが、判定基準を超えれば20名を超えて合格を出す場合もあるとのことでした。
一般A日程は2月3日、一般B日程は3月2日に実施
福岡歯科大学の2024年度入試日程は、一般A日程が2月3日(土)、一般B日程が3月2日(土)です。A日程は本学の他に、東京と大阪にも地方会場が設けられます。特に西日本の歯学部受験生は2月3日(土)に福岡歯科大学を大阪で受験した翌日に、2月4日(日)に大阪歯科大学を受けることができます。
共通テスト利用も一般選抜と同じ日に面接が行われます。共通テスト利用科目は、英語、数学・国語から1科目、理科1科目です。(詳しい科目はこちらから募集要項をご覧ください)
歯科医師国家試験の合格率はこのところあまり芳しくありませんが、数字を見るとなるべく学生全員を卒業させようとしており、全体と新卒の合格率にほとんど差がない珍しい大学です。
学生生活の疑問や不安など何でも相談できる「助言教員制度」「オフィスアワー制度」も設けられており、先生方の面倒見の良さは私もお話をうかがってよく存じ上げています。
興味を持った方はぜひこちらからお問い合わせください。今年度のオープンキャンパスは終了しておりますが、希望すればご相談にも乗っていただけると思います。地域にこだわらず歯学部を目指している方々にはぜひ考えてほしい大学のひとつです。
◇◆メルリックス学院は日本私立歯科大学協会の賛助会員として承認されました。今後も私立歯科大学、そして歯科医療の未来のために微力ながら尽力して参ります◆◇