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再受験生<特に文系出身の>に向けてのエール


こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤正憲です。


メルリックス学院では昨年度から受験情報センターを立ち上げ、情報の精度、範囲に磨きをかけております。更に解答速報も始めました。
これらの情報量をいかにして新年度に向けての授業に反映させていくか解答速報の合間に講師の先生方とも打ち合わせを進めております。昨年度までとは違った授業になりそうで、今から期待しております。


また、国公立大学医学部についても精査を進めており『国公立医学部受験攻略ガイド』が完成しました。名古屋校、大阪校の国公立併願コースの授業の中に役立てて参ります。当ガイドをご希望者は最寄りの校舎にお問い合わせ下さい。


目次[非表示]

  1. 1.文系からの医学部再受験
  2. 2.東海大学「展学のすすめ」と国公立医学部学士編入選抜
  3. 3.英語と国語が選択できる帝京大学
  4. 4.私立医学部の学費


さて、前置きが長くなりました。


文系からの医学部再受験


メルリックスといえば「情報力」というキーワードが挙がりますが、次に特長の柱として現れるのが再受験生の合格率の高さです。昨日も再受験生が受験相談に来校されました。
彼女は、大学の文系学部ご出身で数年、社会人を経験された後、「本気で医師になりたい」という決意を持って渋谷校に相談に来られました。


高校時代は「漠然と医師になりたい」という気持ちはあったものの、理系教科が苦手だったため文系学部に進学されたそうです。こういった方は意外に多くいらっしゃるものです。


しかし、「社会で様々な体験をする中で本気で医師になりたいと思った」というから決意のほどが違います。
メルリックス学院においては本科生の相談にみえる方で再受験生の医学部合格率はほぼ100%といえます。もちろん、私立大医学部です。


とりわけ、「東海大学展学のすすめ」「国公立の学士編入」ときっかけはこの二つが多いです。


東海大学「展学のすすめ」と国公立医学部学士編入選抜


「東海大学展学のすすめ」は1次試験は英語と小論文、科目はこの2種類です。2次試験は個人面接とプレゼンテーションです。



国公立大医学部学士編入試験は科目も少ないため、仕事と両立しやすいと考える方が多いようです。例えば、群馬大学は小論文ⅠⅡ、面接という内容です。小論文の中味は自然科学の内容であったりして、科学の思考力がかなり深く問われます。文系出身者に関してはかなり高いハードルです。(群馬大学は小論文を作題されている先生のうちお一人が最近報道で騒がれているため、来年度以降の出題傾向はわかりませんが…)



鹿児島大学医学部に関しては過去問も開示されています。他の大学も大抵の場合は生物学や生命科学が課されます。生命科学とは、分子細胞生物学、生化学、生理学、神経科学、免疫学、組織学という大学2年程度で学ぶ内容で構成されており、高校生物より高度な範囲を学びます。


募集人員も大抵が5名で多いところで15名です。非常に狭き門です。あと、国公立医学部の学士編入を考える受験者層は非常に学力が高いです。旧帝国大学理系学部卒の方や有名私立大学理工系学部の方の受験割合は高く、大学で生命科学の研究をされている方もいらっしゃいます。文系の方でも仕事で日常的に英語を使っている方は珍しくありません。その中で少ない椅子を奪い合うことになります。


そこで毎回、再受験生の相談に乗っていて必ずお伝えしていることは高校課程の科目を1教科、ないしは2教科増やせば一般選抜を受験できるという点です。


英語と国語が選択できる帝京大学


例えば帝京大学ですと、文系の方でしたら英語(必須)と国語(現代文)で受験できるので、あとは高校課程の1科目をできるようにすれば行けます。更に数学を高校時代にある程度されてきた方でしたら、理科1科目を仕上げるだけで受験ができます。


また、25歳以下という制限はありますが、金沢医科大学総合型選抜(AO入試)という選択もあります。科目は数ⅠA、英語、理科基礎(2科目)と常識問題です。


大学の教養課程の内容を学習するのと高校の内容を学習するのでは労力が相当、変わります。ところが未だに「私立医学部一般選抜は科目数が多く、国公立医学部学士編入試験は科目が少ない」というイメージをお持ちの方は多いです。



また「一般選抜は年齢の高い受験生は落とされる」ということを相談の時に口にされる方もいます。これが実は隠れ不安としては非常に多いです。
しかし、2019年度の東京医大不正入試発覚後、各大学も入試差別を改善しています。実質的に受験勉強する内容と競争相手のレベル帯を考えた場合、明らかに受験科目の負担の少ない私立大学医学部一般選抜はぜひ考えてほしいと思います。


私立医学部の学費


私立医学部だと学費の負担が重いとおっしゃる方は是非、地域枠も検討されてみて下さい。2000万円程度の奨学金が出るケースが多いです。
あと、初年度の学費を工面した後は、大学側も奨学金の相談に乗って下さったり、銀行がローンに応じて下さったりします。最初から私立医学部の学費なんて無理と考えず、進学できる方法を検討していただきたいと思います。


なんと言っても、再受験生は厳しい社会の荒波を経験してから再度、医学部進学を考えられておりますので、覚悟がしっかりしているケースが多いです。あと、家庭を背負っている方もおり、勉強の集中度、密度が異なります。


以上から本科生クラスに再受験生の方が入学されると、殆どの場合、周りに好影響を及ぼすケースが多いです。これは医学部に進学してからも同じでしょう。


2023年度入試も終盤を迎えてメルリックス学院渋谷校、名古屋校、大阪校にはそれぞれに周囲に好影響を及ぼす再受験生が必ず一人は在籍して、毎日、気持ちを切らすことなく勉強してくれました。私共メルリックス学院は再受験生に対して最大限、応援していく所存です。正確な情報を元に一年でも早く医学部へ進学されたいと考えている再受験生の方は、是非ともメルリックス学院の門戸を叩いて下さい。ご相談にのらせていただきます。


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佐藤
佐藤
メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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