
【医学部受験】MMIの答え方⑦|限られたワクチン、誰に優先して配る?
医学部MMI受験者必見
この問いにどう答える?!
新たな感染症が発生し、全国民分のワクチンが足りなくなったとしたら、どうしますか。 |
こんにちは。藤田医科大学医学部4年の唐澤です。
新型コロナウイルスのワクチン接種が頭に浮かぶMMIですね。ニュースなどを見ていた人にとっては、比較的答えやすいかもしれません。
では、やっていきましょう!
【医学部受験】MMIの答え方①|オーバートリアージで考える
【医学部受験】MMIの答え方②|“最悪の想定”から行動を決める思考法
【医学部受験】MMIの答え方③|トラブル時の「第三者活用」テクニックを解説
【医学部受験】MMIの答え方④|“傾聴する”は無敵のキーワード?
【医学部受験】MMIの答え方⑤|面接官からの「追い打ち」にどう答える?
【医学部受験】MMIの答え方⑥|命がかかわった場面で問われる「トリアージ」の答え方
ワクチンが足りない!誰を優先する?
【問題】
次の文章を1分で読んで、質問に答えなさい。
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日本で感染症が発生し、日本全国で拡大しています。
日本では、この感染症に対する有効なワクチンの製造工場はなく、海外からの輸入に頼るしかありません。この1ヶ月の間に供給できるワクチンは限られており、到底、全国民に供給できる量ではありません。
あなたは、このワクチン供給の流れを指示する政府の部署にいたとします。
ワクチンの供給配分について、あなたが考えるところを述べなさい。
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どうだったでしょうか?
問題を言い換えるとすれば、「どんな人たちにワクチンを優先して供給しますか?」ということになります。
実際、新型コロナウイルスのワクチン接種では、
・医療従事者
・高齢者
・基礎疾患を持つ人
・高齢者施設で従事する人
・60~64歳の人
など、優先して接種する対象が決められました。
これを参考に、「誰を優先するか」だけでなく、「なぜその人たちを優先するのか」という理由まで述べられるとよいでしょう。
ポイントは、単に優先順位を挙げるだけでなく、自分の決断と、その根拠を明確にすることです。
大切なのは「決断」と「根拠」
【解答例】
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私は、ワクチンが足りないという状況自体はすぐには変えられないと思うので、配分方法を工夫します。
具体的には、職業や年齢、基礎疾患の有無などを考慮します。
まず、医療従事者です。
医療従事者は、感染した患者の処置や重症化した患者の管理などを担います。このような役割を担う人材が感染によって働けなくなった場合、救えるはずの命が救えなくなる可能性があります。
また、感染者への対応だけでなく、病院には免疫機能が低下している患者さんなどもいらっしゃいます。そのため、医療従事者が感染しやすい状態にあること自体が、病院としての機能を危うくする可能性もあります。
次に、高齢者です。
高齢者は、若い人に比べて、感染すると重症化するリスクが高いといわれています。
もし高齢者の間でクラスターが発生してしまうと、病床が逼迫すると同時に、医療従事者の負担も大きくなると考えます。
そして、これに関連して、高齢者施設で従事する人も優先接種の対象にします。
最後に、基礎疾患を持つ人です。
基礎疾患を持つ人の中には、感染した場合に重症化し、集中治療が必要となるリスクが高い人もいます。よって、重症化を防ぐという観点から、優先的にワクチンを提供するのがよいと考えます。
ただし、これらに該当しない人たちに対しては何もしないのかというと、そうではありません。
ワクチンを供給できない代わりに、マスクや手洗いの徹底、そして、私はこれが一番重要だと思っているのですが、「感染症に対する知識」の情報提供を行うことで、感染拡大を抑えます。
感染症に対する知識というのは、具体的には、どのように予防するのか、感染した場合にはどのように対応すればよいのか、といったことです。
正しく恐れ、正しく向き合う。国民がそういった意識を持てるように情報を提供していきます。
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こんな感じでしょうか。
実際、高齢者や基礎疾患を持つ人などは、感染症によって重症化するリスクが高くなる場合があります。詳細は医学部に入ってから、たくさん勉強してください。
医師になれば、身につけた知識が患者さんの命を左右する場面もあります。
MMI対策は医療ニュースへの関心から
今回のMMIのコツをキーワードで挙げるとすると、
「医療関係のニュースへの関心」
「決断と根拠の明確化」
でしょうか。
後者は皆さん次第ですが、前者に関して「全然知らないかも」という受験生がいれば、ぜひメルリックスに来てください。
私をはじめ、医学生チューターや校舎スタッフが、MMIで問われやすい医療トピックについてわかりやすく解説します。
それでは!







