
【取材記事紹介vo.1】「学力偏重」の医学部受験が医療問題につながる
医療従事者向けの大手サイト「m3.com」を運営するm3に、メルリックス代表の取材記事が掲載されました。
【取材記事はこちらから】
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/1339632
記事全文を公開する訳にはいきませんが、こちらの取材で語ったことを一部整理してお伝えします。
医学部を目指すうえでの心構えにもつながる話ですので、ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。
目次[非表示]
医師に「学力」はどこまで必要か?
医学部入試は今でも「学力」に偏重しています。
しかし、医師という仕事に求められるのは学力だけではありません。
たとえば、地方で高齢者の慢性疾患を診る際には、偏差値75の学力以上に必要な能力があります。
コミュニケーション能力、傾聴する力、判断力……、学力以外に必要な力を挙げ始めればキリがありません。
地域医療の担い手が足りず、地方では高齢の医師が高齢者を診ているのが現状です。
「医師になりたい」「地域医療に携わりたい」と本気で思っているのに、学力の壁に阻まれている若者は少なくありません。
先端医療や医薬品開発、研究にはもちろん高い学力が必要です。
先端分野を切り開く医師や研究者には高い学力を求めるべきですが、幅広い疾患を診る臨床医と同じ入試制度でいいのでしょうか。
少し現場の実情とズレてはいないでしょうか。
日本の医療問題の原因は、医学部の受験制度にもあるのではないか――。
これが、医学部受験の最前線に身を置く人間としての一つの疑問です。
「頭がいいから医学部」では日本の医療は守れない
医学部受験、といえば日本最難関の入試の一つ。
だからこそ、「頭がいいから医学部へ行く」という人が一定数います。
そういう方からすると、東大理科三類に入れば、「受験戦争の勝利者」という称号が得られます。
では、「受験戦争の勝利者」に良医の素養があるのかといえば、そうとも限りません。
自分がどのような医師になりたいのか、どのような想いで医師を目指すのか。
学力以前に、大前提として医師を目指す者としての心構えをしなければなりません。
日本の医療を守るためには、「学力以外の素養」もきちんと評価するべき時代が到来しています。
事実として、日本のすべての医学部は面接試験を課す理由の一つもここにあるでしょう。
医学部がMMIを通して「知りたい」こと
面接試験でMMI(マルチプル・ミニ・インタビュー)を実施する医学部が増えてきました。
昨年度(2026年度)も、例年は一般的な個人面接を実施していた川崎医科大学がMMIを実施したことが話題になりました。
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『面接形式が大きく変わった!2026年度の川崎医科大学一般選抜でMMIが出題』
なぜ、MMIを実施するのかをあらためて考えてみましょう。
もちろん、考察力、思考力、対応力といった学力以外の能力を図りたいという意図はあるでしょう。
それに加えてもう一つ。
あなたの本音を聞かせてほしい、という側面もあるのではないでしょうか。
本学志望理由、医師志望理由、ボランティア経験……こういったことを個人面接で聞けば、きっと「用意された回答」をされてしまう。
そんな着飾った回答を聞きたくないのかもしれません。
回答を用意することが悪いわけではなく、咄嗟に出た言葉から本音を知りたい。
心から医師になりたい、医師を目指す準備をしてきた、そういう想いや背景から出る言葉を聞きたいんでしょう。
2026年度にメルリックス学院から川崎医科大学に受かった生徒は、どの生徒も医師という仕事への志がしっかりとある生徒ばかり。
実際に大学生活が始まってからも、学生全体で積極的に動いて、さまざまな面で助け合い、とても良い雰囲気だそうです。
まとめ
ここまで、取材記事に基づいて補足を交えながら、学力偏重の医学部受験と、面接試験の変化についてお伝えしました。
医学部合格を目指す方はぜひ、日本が抱えている医療問題を知るだけでなく、原因はどこにあるのか、解決策はあるのか、まで考えてみてください。
受験にも役立つトレーニングになりますし、面接試験にも役立ちますよ。
より詳しい話を読みたい方は、ぜひ「m3.com」からご確認ください。
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『日本人の9割が知らない医学部受験の世界』とは?
今回の取材は佐藤の著書『日本人の9割が知らない医学部受験の世界』の内容に基づくものです。
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