
昭和医科大学リカレントカレッジで医療問題を学ぶ|受験情報センターより
こんにちは。
受験情報センターの鈴村です。
昭和医科大学は医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の4学部を擁する医系総合大学です。その昭和医科大学はリカレントカレッジという、社会人のための学び直しの講座を実施しています。
リカレントカレッジの講座は医療分野だけでなく、法律や科学、ビジネス、歴史、食、芸術など多彩な講座がそろっています。私は今月から「医療の『なぜ?』を解き明かす!その1~医師国家試験から見えてくる日本社会と健康~」という講座を受講しています。
医学部の入口は受験、出口は医師国家試験
「医療の『なぜ?』を解き明かす!その1~医師国家試験から見えてくる日本社会と健康~」の講師は小風暁先生。衛生学公衆衛生学講座の教授であり、昭和医科大学の医学部長を務めていらっしゃいます。
メルリックス学院が主催する講演会にも2度登壇していただいたことがありますが、お話が大変わかりやすくて面白く、その分野に知識がなくても楽しくお話を聞きながら理解することができます。(その時のページはこちら)
リカレントカレッジで講座を担当されていると知り、ぜひ小風教授のお話をもっと聞いてみたいと思いました。
また、医学部受験を分析していると、やはり医学部の出口は医師国家試験であり、国試に向けて6年間学び続けてストレートで合格する学生を求めていることを痛感します。医学部の入口(受験)の考察には、出口(国試)の知識が欠かせないと思い、この講座を受講することにしました。
講座内容が医学部の小論文・面接に直結している
「医療の『なぜ?』を解き明かす!その1~医師国家試験から見えてくる日本社会と健康~」は全4回で、講座内容は以下の通りとなっています。
第1回 生活習慣とリスク 第2回 医の倫理・医療安全 第3回 医療経済と医療資源 第4回 介護保険制度とその周辺 |
小論文・面接を指導する先生であればすぐに気づくと思いますが、講座の内容は医学部受験に直結しています。
特に昨年度から「第2次MMIブーム」とでも呼ぶべきブームが到来しており、各医学部が客観的評価ができる面接として、MMI(マルチプル・ミニ・インタビュー)を実施するようになり、面接指導をする立場として現代の医療と医学的知識は欠かせないものとなりつつあります。
(第2次MMIブームに関しては、佐藤代表がこちらの記事で触れています)
ここで誤解のないように言っておく必要があるかと思いますが、MMIにおいて受験生は決して「正しい医学的知識」を求められているわけではありません。もちろん、倫理的・法律的にアウトな発言をすることはご法度ですが、医学部面接の場において知識があることはそのまま加点材料になるわけではありません。
医学部教員の先生方と話をしていても、面接の場において見られているのは、その受験生がどのような考えを持っているかであり、また良い医師になる資質があるかどうかです。18歳なら18歳なりの、40歳なら40歳なりの、人生観と死生観が問われています。
面接はいわば「答えのない問い」にどう答えるかを見る場であり、正解のある学力試験とは違う指標で評価されます。
しかし、指導する方は(面接官である医学部教員がそうであるように)やはり正しい医学的知識や現在の医療現場の様子を知っておくことで、より受験生が納得できる指導とアプローチができると考えています。
第1回は「健康日本21」を中心に
第1回の講座で取り上げられたのは「健康日本21」を中心に「健康寿命と平均寿命」「フレイル」「糖尿病と透析患者」など、どれも医学部受験の小論文や面接でよく出題される内容ばかりでした。
新しく知ったこととして「健康づくりのための睡眠ガイド」においては、不眠傾向にある場合、無理に寝床に入って横になるのではなく、眠くなってから寝床に入ることを推奨しています。1つ前の「健康づくりのための睡眠ガイド2014」では、眠くなってから寝床に入ることだけでなく、起床時刻も遅らせないことを推奨しています。
|
この4つが最新版である「健康づくりための睡眠ガイド2023」のポイントです。運動不足で夜遅くまで勉強しがちな受験生とは正反対です。受験生がなかなか寝られないという悩みを抱えがちなのも当然かもしれません。
秋期プログラムの受付は7月から
残念ながら、小風教授の春期プログラムはすべて受付終了していますが、秋期プログラムの受付が7月から開始になるはずです。
私は他の講座にも通っていますが、大学が主催しているため手の届きやすい受講料で質の高いプログラムを受講できるので、いつも期の始まりにどれを受講しようか迷うぐらいです。
学んだ内容を医学部受験生の皆さまに還元していければと思っています。







