【2025北里】北里大学医学部一般入試に合格するための対策 (過去問分析)
皆さん、こんにちは。
メルリックス学院渋谷校合格請負人の川村です。
北里大学は、2025年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングで、32大学中23位。入試難易度は偏差値63.5となっております。
今回は「私立医学部偏差値ランキング」ブログの一環として「北里大学医学部一般入試に合格するための対策」について、過去問を分析しながらお伝えしたいと思います。
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●北里大学医学部一般入試(一般選抜)2025年度の入試概要
北里大学医学部一般入試は、一次試験が1月31日(金)に実施予定となっており、二次試験が2月8日(土)、2月9日(日)、2月10日(月)のいずれかで実施予定となっています。
試験会場は一次試験は本学相模原キャンパスあるいはパシフィコ横浜ノースとなっており、二次試験は本学相模原キャンパスでの実施予定となっています。
一次試験の合格発表日は2月6日(木)、二次試験の合格発表日は2月13日(木)になります。2024年度入試は一般選抜試験で1,995名の志願者数でした。2023年度は2,016名、2022年度は2178名でしたので、受験者数はここ数年減少傾向にあります。
総合格者数も2024年は335名、2023年308名と2022年度の326名で、繰り上げ合格者を含む合格実質倍率の観点からみても2024年度は5.6倍、2023年度が6.2倍、2022年度は6.3倍とここ数年の競争倍率は減少しています。
●北里大学医学部2024年度一般入試を振り返る
2024年度一般入試では計75名の募集に対して、受験者数1888名、総合格者数335名、合格実質倍率5.6倍となりました。
2023年度一般入試では一般枠の計74名募集に対し、受験者数1904名、総合格者数308名、合格実質倍率6.2倍で、2022年度の合格実質倍率は6.3倍でしたので、ここ数年は減少傾向にあると言えます。
ただし、昨年度は都内人気校である帝京大学との被りでしたが、本年度入試における一次試験日の重なりは金沢医科大学との重複日程ですので、昨年度より微増の結果となるのでは予想しております。
北里大学の一般選抜における合格者最低点は、2024年度312点/500点、273点/500点、315点/500点です。英、数の配点が各150点と少し比重が高いですが、目標は6割5分、最低でも6割以上を目指して準備を進めましょう。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の英語
では北里大学の英語から過去問を見ていきましょう。
出題形式は70分で大問7題のマーク形式です。2023年度を除き【2】、【7】が文法問題で、【3】、【4】、【5】比較的短めの読解問題、【6】は会話文で、【1】が自然科学系の長文の読解問題という構成になっており、長文問題の内容正誤問題は選択肢が5択で非常に長いことが多いので、消去法を駆使して手際よく処理することが求められます。
過去問演習を通じて求められる解答スピードに慣れておくと良いでしょう。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の数学
次に北里大学の数学をみてみましょう。
20204年度過去問の出題形式は80分で大問3題の記述・穴埋め形式です。【1】が4問の小問集合で標準レベルの典型問題が中心だが、意外に手こずる問題もあるので、油断せず取り組みましょう。
【2】、【3】は微積や数列を中心とした融合問題の頻出度が高いです。計算力、思考力を求められる問題も多く、表面的なパターン暗記では対応できない問題が多いので、こちらも過去問演習で出題形式や難易度に慣れておくことが重要です。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の化学
次に北里大学の化学です。
2024年度過去問の出題形式は理科2科目合わせて100分で大問5題のマーク形式です。例年25問程度の出題数であり、【1】は小問集合形式になっています。スピードが求められるため特に理論分野の計算問題の処理速度を高め、要領よく解いていくことを心がけましょう。
高得点勝負というより解ける問題を解くという試験なので、スピードに自信がない場合は一度計算問題を後に回すのも一つの手として考慮しましょう。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の物理
次に北里大学の物理です。2024年度過去問の出題形式は理科2科目合わせて100分で大問3題のマーク形式です。
物理もスピードが求められる試験となっておりテンポよく解答していく必要があるため、難度の高い問題は一度後回しにして優先順位をつけて対応していきましょう。
【1】は小問集合で、【2】、【3】は力学、電磁気、熱力学の順番で出題頻度が高いです。また、過去5年間においては、原子の分野の出題は確認されていません。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の生物
次に北里大学の生物です。
出題形式は理科2科目合わせて100分で大問数は2、3題でのマーク形式です。例年マーク数が50個前後あり、こちらも時間との勝負となります。
知識問題を手早く処理しなければ、時間を要する実験考察問題に割けなくなってしまうため時間配分には特に気を付けましょう。
分野は人体に関わる範囲からの出題が多く、狙いを絞って対策することが可能です。特に遺伝子、体内環境、生殖・発生の分野からの出題頻度が高いため優先的に準備しましょう。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の小論文
北里大学の小論文は、90分で資料文型の出題となっております。
例年の過去問では、20字程度のタイトル設定、100字程度の内容説明、800字程度の論述問題と3問構成になっており、医療を題材とした文章からの出題が多い傾向です。最低限の医療用語の確認や800字程度の長い文章の作成ができる論理構成力のトレーニングを最後に少しでも積み重ねて試験に挑みましょう。
●北里大学医学部一般入試(一般選抜)の面接
個人面接は15分程度で、医師志望理由、大学志望理由、入学したらやってみたいこと、長所・短所などオーソドックスで一般化された質問が多い印象です。
面接官との会話のキャッチボールを大事に自身の考えを伝える練習をしておきましょう。新千円札になった学祖北里柴三郎についても抜け目なく調べて試験会場に向かってください。
●まとめ
今回は、北里大学医学部一般入試について見てきました。2024年度の過去問、2025年度の入試傾向について、科目ごとに予想してまいりました。
北里大学医学部受験生のみなさんには、間近にせまっている入試をまえに、直前期の学習にお役立ていただきたいとおもいます。
現役生のみなさまは受験までのスケジュールを立てる際に、熟読していただいて、学習計画の立案にお役立ていただきたいと思います。
大学医学部の2025年度入試について更に詳細な情報や、直前予想問題についてお知りになりたいかたは、1/30(木)に入試前日予想セミナーを、メルリックス渋谷校で実施しますので、ぜひこちらにお越しください。
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●2025年度 私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング
2025年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっている。(ガイドP.46に掲載)
大学名 |
入試難易度 |
|
---|---|---|
1位 |
慶應義塾大学 |
72.5 |
2位 |
東京慈恵会医科大学 |
70.0 |
3位 |
日本医科大学 |
69.0 |
3位 |
順天堂大学 |
69.0 |
5位 |
自治医科大学 |
68.5 |
5位 |
東北医科薬科大学 (A方式) |
68.5 |
5位 |
国際医療福祉大学 |
68.5 |
5位 |
関西医科大学 |
68.5 |
5位 |
大阪医科薬科大学 |
68.0 |
10位 |
産業医科大学 |
67.5 |
11位 |
昭和大学 |
66.5 |
11位 |
東京医科大学 |
66.5 |
13位 |
東邦大学 |
66.5 |
14位 |
東北医科薬科大学 (B方式) |
65.5 |
14位 |
日本大学 |
65.0 |
16位 |
近畿大学 |
64.5 |
17位 |
兵庫医科大学 |
64.5 |
17位 |
藤田医科大学 |
64.5 |
19位 |
帝京大学 |
64.0 |
19位 |
東海大学 |
64.0 |
19位 |
東北医科薬科大学(一般) |
64.0 |
19位 |
聖マリアンナ医科大学 |
64.0 |
23位 |
北里大学 |
63.5 |
23位 |
杏林大学 |
63.5 |
23位 |
福岡大学 |
63.5 |
23位 |
愛知医科大学 |
63.5 |
27位 |
岩手医科大学 |
63.0 |
27位 |
久留米大学 |
63.0 |
27位 |
埼玉医科大学 |
63.0 |
27位 |
金沢医科大学 |
63.0 |
31位 |
獨協医科大学 |
62.5 |
32位 |
川崎医科大学 |
61.5 |
32位 |
東京女子医科大学 |
61.5 |
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