
【2026慈恵】東京慈恵会医科大学一般選抜に合格するための対策(過去問分析)
皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。
東京慈恵会医科大学医学部は、2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングにおいて31大学中3位であり、偏差値は69.0とされています。最難関入試の一つであり、合格には高いレベルの学力が要求されます。
志願者数は毎年安定しており、受験生からの高い人気がある大学です。
地域医療の新たな拠点として、2026年1月5日に「東京慈恵会医科大学西部医療センター」の診療が開始されたことも話題になりました。
本記事では、25年以上医学部受験の指導の最前線に立ってきたメルリックス学院が、過去問分析と入試結果をもとに、合格に必要な戦略を具体的に解説します。出題傾向や効果的な学習方法を整理し、受験生の皆さんにとって実践的な対策をお伝えしていきます。
目次[非表示]
2026年度 東京慈恵会医科大学 一般選抜の入試概要
2026年度の東京慈恵会医科大学一般選抜の入試概要は以下の通りです。
募集人員 | 約105名 |
出願期間 | 2026年1月5日(月)~2026年1月26日(月)消印有効 |
試験日 | 一次試験:2月11日(水・祝) |
二次試験:2月21日(土)or 2月22日(日)or 2月23日(月・祝)※ | |
合格発表日 | 一次試験:2月18日(水) |
二次試験:3月2日(月) | |
試験会場(一次試験) | 東京:東京流通センターイベントホール |
試験会場(二次試験) | 本学西新橋キャンパス |
※3日間のうち、どうしても都合のつかない日を1日のみ考慮
【1次試験内容】
科目 | 試験時間 | 配点 | 形式 |
数学 | 90分 | 100点 | 記述・穴埋め |
英語 | 60分 | 100点 | 記述・マーク |
理科2科目 | 120分 | 200点 | 記述・穴埋め |
【2次試験内容】
科目 | 試験時間 | 配点 | 形式 |
面接 | ー | 25点 | 個人面接 |
小論文 | ー | 30点 | 資料文型 |
2026年度の東京慈恵会医科大学一般選抜は、2月11日(水)に実施されます。2026年度は獨協医科大学の一試験日と重なりますが、受験層が異なるため志願者数に大きな影響はないでしょう。
また、2次試験は3日間のうちいずれかで実施されます。どうしても都合がつかない日を1日だけ考慮してもらえるので、他大学の一次合格者は、二次試験日が重ならないように注意しましょう。
東京慈恵会医科大学 2025年度一般選抜を振り返る
2025年度入試において、東京慈恵会医科大学一般選抜の志願者数は1,895名でした。そのうち1,730名が一次試験を受験しました。一次合格者数は496名です。
2025年度の繰上げ合格者も含めた総合格者数は251名です。実質の競争倍率を計算すると6.9倍になります。2024年度は7.1倍、2023年度は7.5倍であり、ほぼ横ばいと言えます。
また2025年度の合格最低点は188点/400点であり、得点率は47.0%です。毎年50%前後が合格最低点のラインになっており、2026年度も同様と考えられます。
一次合格を目指すなら、55%は得点したいところ。ぜひ、得点目標として意識してください。
【一般選抜の合格最低点 】
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
正規および繰上合格 | 188点/400点 | 196点/400点 | 198点/400点 |
東京慈恵会医科大学 一般選抜 英語の傾向と対策
長文演習に、その内容を受けたテーマ型英作文演習を盛り込め
東京慈恵会医科大学一般選抜の英語は、試験時間60分・大問3題の構成です。
問題は長文3題のみで、長文問題の中に英作文が組み込まれています。出題形式は、内容真偽・文脈に合った語句の空所補充・同意語彙選択など。和訳などの記述はありませんでした。文脈を考慮した空所補充や同意語選択も必出と見て、類題で慣れておくことが肝要です。
テーマ型英作文は、解答欄のスペースから考えて、100語程度の英文で書き上げることが求められています。抽象的なテーマについて、自分で意見表明し、それを説得的な表現で伝える練習を日頃から行い、限られた時間内で英作文する練習がものを言います。
難 易 度:やや難
出題形式:記述・マーク
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★
応 用 力:★★★★
東京慈恵会医科大学 一般選抜 数学の傾向と対策
上位私大レベルは全範囲網羅。頻出単元は難関国立大レベルまで
東京慈恵会医科大学一般選抜の数学は、試験時間90分・大問4題の形式です。
[1]は穴埋め式の確率、[2]は数学Ⅲの微積分、[3]は整数を中心とする論証、[4]は空間座標や複素数平面などの図形が絡んだ問題、というセットであることが多いことが特徴です。
[1]は答えだけを書く穴埋め形式で、近年は確率からの出題で固定されています。必ずしも易しいとは限りませんが、部分点がないため、ここを手堅く押さえることが重要。上位国立大の典型問題なら迷わずしっかり解けるようにしておき、その上で過去に[2]~[4]でよく出されている単元については難関私大~難関国立大レベルの問題にも慣れておきましょう。
難 易 度:やや難
出題形式:記述・穴埋め
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★★
応 用 力:★★★★
東京慈恵会医科大学 一般選抜 化学の傾向と対策
文章読解能力を身に付けること。そのための十分な演習量必須
東京慈恵会医科大学一般選抜の化学は、理科2科目で試験時間120分です。化学は大問3題構成です。
2025年度は、[1]が原子や同位体に関する問題、[2]が有機分野から実験に関する問題、[3]がⅠが芳香族炭化水素の構造推定問題、Ⅱはフタロシアニンと呼ばれる芳香族化合物からの問題、Ⅲがフェニルホスホン酸の電離平衡に関する問題でした。[1]と[2]は難易度が高めの問題でした。
対策としては、化学の学習を教科書等で一通り終えた上で、さらにその上を目指した学習をしなければなりません。分野・範囲に関わらず、自然科学に関する広い知識をもち、日頃からよく考察する訓練をするとよいでしょう。問題には長いリード文が付くことも多く、その中から解答につながる部分を読み落とさないこと、解答に関係のない記述はある程度読み飛ばすことなど、文章読解もしくは情報処理の技術も高いレベルで身につけておきましょう。
難 易 度:難
出題形式:記述・穴埋め
知 識 量:★★★★★
スピード:★★★★★
記 述 力:★★★★
応 用 力:★★★★
東京慈恵会医科大学 一般選抜 生物の傾向と対策
苦手分野をそのままにせず、知識問題を完璧に近いレベルで解答したい
東京慈恵会医科大学一般選抜の生物は、理科2科目で試験時間120分、生物は大問4題の構成です。
知識問題と考察問題がバランスよく出題され、大問によっては分野を横断した問題形式があることも毎年共通しています。分野にも偏りが少なく、どの分野もメインテーマとして出題される可能性があるので注意が必要です。極端に細かい知識を問われることはほぼなく、表面的な知識の有無ではなく生命現象についての体系的な理解が問われています。
論述問題の割合が高いので、暗記しているかどうか以前に理解しているかどうかという「過程」を重視して勉強することを習慣化しておきましょう。各分野の教科書内容を知識どうしを関連づけながら、自分の言葉で説明をする練習をしておくことはお勧めです。すべての大問で知識問題と考察問題が同程度の割合で出題されるので、標準レベルの問題を確実に得点できるようにしておくことが合格ラインを越える鍵です。
難 易 度:やや難
出題形式:記述
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★★
応 用 力:★★★★
東京慈恵会医科大学 一般選抜 物理の傾向と対策
見慣れない問題がよく出題されている!!
東京慈恵会医科大学一般選抜の物理は、理科2科目で試験時間120分、大問2題の構成です。
2025年度の大問1は熱力学をテーマとした問題です。各小問ごとに問題文に与えられた条件を確認しながら解き進める必要がありました。大問2は原子分野のガンマ線放出を題材とした問題ですが、問4ではドップラー効果を用いた考察問題も出題されています。全体を通して小問数が11問と問題数が非常に少ないですが、その分計算力や論述力を試される問題が出題されます。
受験生にはなじみのない物現象を扱うことが特徴の一つです。他者に伝える力を評価するためか、論述や描画を重視する姿勢が鮮明になってきました。近年は見慣れない設定の問題が出題されるので、思考力を試すような問題を解いたほうが良いでしょう。難しい問題も含む問題集で演習するとともに、その演習を通して目新しい問題で、誘導に従って解く練習をする必要があります。
難 易 度:難
出題形式:記述
知 識 量:★★★★
スピード:★★★★
記 述 力:★★★★★
応 用 力:★★★★
東京慈恵会医科大学 一般選抜 小論文の傾向と対策
東京慈恵会医科大学一般選抜の小論文は、資料文型の課題です。
特徴は大きく2つあります。1つ目は受験生が自らテーマを設定すること。小論文として適切なテーマ設定ができるように、専門的な学問における観点を獲得したいところ。共通テストやセンター試験の第一問、京都大学国語の第一問で出題される、比較的読みやすい評論分の読解経験を増やしておきましょう。
2つ目は答案に求められる文字数が1,200~1,800字と多いこと。文字量が多いために途中で論理破綻しかねません。しっかりと構成を決めてから書き始めるようにしましょう。
形式:資料文型
所要時間:90分
文字数:1,200~1,800字以内
配点:25点
東京慈恵会医科大学 一般選抜 面接の傾向と対策
東京慈恵会医科大学一般選抜の面接は、受験生1名に対して面接官1名の個人面接と、テーマ別面接(MMI)5回の計6回です。
MMIでは、グラフの読み取りや、抜粋された小説の感想、作業中に質問されるなど、様々なテーマのもとで面接が実施されます。
答えた内容について深堀りされることも多いため、きちんと自分の意見を論理的に述べる練習を重ねていきましょう。
形式:個人面接、テーマ別面接
所要時間:個人面接7分、テーマ別面接7分×5回
面接官の人数:1人
配点:30点

まとめ
以上、東京慈恵会医科大学一般選抜の入試概要、入試結果から、各科目の過去問を分析することで今年の傾向を予測しつつ、面接・小論文の対策までお伝えいたしました。
冒頭でお伝えした通り、東京慈恵会医科大学は日本最難関入試の一つです。合格を目指すなら一次試験の対策だけでなく、二次試験の小論文、面接共に個別の対策が必須の大学と言えるでしょう。
メルリックス学院はどこよりも早く正確な入試情報を集積し、分析をしたうえで受験戦略に落とし込むことを最も得意にしています。医学部受験について何か不安やお困りごとがあれば、いつでもお気軽に個別相談をお申込みください。
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2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング
メルリックス学院が公表している入試難易度ランキングは以下の通りです。※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。
順位 | 大学名 | 入試難易度 |
1 | 慶應義塾大学 | 72.5 |
2 | 東京慈恵会医科大学 | 70.0 |
3 | 日本医科大学 | 69.0 |
3 | 順天堂大学 | 69.0 |
5 | 自治医科大学 | 68.5 |
5 | 東北医科薬科大学(A方式) | 68.5 |
5 | 国際医療福祉大学 | 68.5 |
5 | 関西医科大学 | 68.5 |
9 | 大阪医科薬科大学 | 68.0 |
10 | 産業医科大学 | 67.5 |
11 | 昭和医科大学 | 66.5 |
11 | 東京医科大学 | 66.5 |
11 | 東邦大学 | 66.5 |
14 | 東北医科薬科大学(B方式) | 65.5 |
15 | 日本大学 | 65.0 |
15 | 藤田医科大学 | 65.0 |
17 | 近畿大学 | 64.5 |
17 | 兵庫医科大学 | 64.5 |
19 | 帝京大学 | 64.0 |
19 | 東海大学 | 64.0 |
19 | 聖マリアンナ医科大学 | 64.0 |
19 | 東北医科薬科大学(一般枠) | 64.0 |
23 | 杏林大学 | 63.5 |
23 | 北里大学 | 63.5 |
26 | 福岡大学 | 63.0 |
26 | 久留米大学 | 63.0 |
28 | 岩手医科大学 | 62.5 |
28 | 埼玉医科大学 | 62.5 |
28 | 金沢医科大学 | 62.5 |
28 | 獨協医科大学 | 62.5 |
32 | 川崎医科大学 | 61.5 |
32 | 東京女子医科大学 | 61.5 |
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