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【2026順天】順天堂大学医学部一般選抜に合格するための対策(過去問分析)

皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。

順天堂大学医学部は、2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングにおいて31大学中3位であり、偏差値は69.0とされています。最難関入試の一つであり、合格には高いレベルの学力が要求されます。面接試験に賞状や調査書などの資料が持ち込めるなど、他大学とは一味違う二次試験でも有名です。

本記事では、25年以上医学部受験の指導の最前線に立ってきたメルリックス学院が、過去問分析と入試結果をもとに、合格に必要な戦略を具体的に解説します。出題傾向や効果的な学習方法を整理し、受験生の皆さんにとって実践的な対策をお伝えしていきます。

目次[非表示]

  1. 1.2026年度 順天堂大学医学部 一般選抜の入試概要
  2. 2.順天堂大学医学部 2025年度一般選抜を振り返る
  3. 3.順天堂大学医学部 一般選抜 英語の傾向と対策
  4. 4.順天堂大学医学部 一般選抜 数学の傾向と対策
  5. 5.順天堂大学医学部 一般選抜 化学の傾向と対策
  6. 6.順天堂大学医学部 一般選抜 生物の傾向と対策
  7. 7.順天堂大学医学部 一般選抜 物理の傾向と対策
  8. 8.順天堂大学医学部 一般選抜 小論文の傾向と対策
  9. 9.順天堂大学医学部 一般選抜 面接の傾向と対策
  10. 10.まとめ
  11. 11.2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

2026年度 順天堂大学医学部 一般選抜の入試概要

2026年度の順天堂大学医学部一般選抜の入試概要は以下の通りです。

募集人員

約129名(共テ利用・各地域枠・研究医特別選抜を含む)

出願期間

2025年12月25日(月)~2026年1月16日(金)必着

試験日

一次試験:2月3日(火)

二次試験:2月13日(金)~2月15日(日)いずれか一日※

合格発表日

一次試験:2月11日(水)(一般A方式の場合)

二次試験:2月20日(金)(一般A方式の場合)

試験会場(一次試験)

幕張メッセ

試験会場(二次試験)

本郷・お茶の水キャンパス

【1次試験内容】※一般A方式の場合

科目

試験時間

配点

形式

数学

70分

100点

記述・マーク

英語

80分

200点

記述・マーク

理科2科目

120分

100点×2

記述・マーク

【2次試験内容】

科目

試験時間

配点

形式

面接

20~30分

個人面接

小論文

70分

資料文型・テーマ型

2026年度の順天堂大学医学部の一般選抜A方式は、2月3日(火)に実施されます。2025年度は単独日程の実施でしたが、2026年度は複数の大学と一次試験日が重なっています。具体的には、東海大学の2日目、北里大学、金沢医科大学の3大学です。ただし偏差値を考えると、順天堂大学と同3大学を受験する層は違うことが想定されるため、志願者数に大きな影響はないでしょう。

順天堂大学医学部 2025年度一般選抜を振り返る

2025年度入試において、順天堂大学医学部一般選抜の志願者数は2,211名でした。そのうち 2,039名が一次試験を受験しました。合格実質倍率は12.1倍でした。コロナ期を境に上昇した倍率は下がる気配を見せず、根強い人気を誇ります。

また、2025年度一次試験の合格最低点は、351点/500点と公表されています。合格最低点は379点/525点であり、得点率は約70%です。合格最低ラインは2023年度から3年連続ほぼ変わらず、一次試験通過には7割以上の得点が求められることが分かります。

一次試験合格者数は非公開ですが、ハイレベルな争いが起こっていることは間違いありません。

【一般選抜の合格最低点

2025年度

2024年度

2023年度

正規および繰上合格

351点/500点

338点/500点

328点/500点

順天堂大学医学部 一般選抜 英語の傾向と対策

時間に余裕なし、自由英作文にいかに時間を割けるかがポイント

順天堂大学医学部一般選抜の英語は、試験時間80分・大問5題の構成です。

問題としては、長文4題にテーマ型英作文1題の構成が定着しています。問題は、空所補充・内容真偽・表題選択・同意語選択などが例年の形式でしたが、定番だった脱文挿入が2023年度になくなり、そのまま2025年度まで踏襲されています。全体で語句関係の問題が20問もあることが特徴です。

解答に与えられる時間は問題量に対して短く、限られた時間で要点を掴みながら解答する力が求められます。英作文は25分前後で250程度書く必要があり、かなり手強い問題です。英作文を書いたら誰かに読んでもらって、論理が正確に伝わるか確認しておきましょう。

難  易  度:やや難
出題形式:記述・マーク
知  識  量:★★★★
スピード:★★★★★
記  述  力:★★★★★
応  用  力:★★★★

順天堂大学医学部 一般選抜 数学の傾向と対策

早く解くテクニックを覚え、過去問に慣れ、当日は解ける問題から

順天堂大学医学部一般選抜の数学は、試験時間70分・大問3題の形式です。

[1]の小問集合は一つの問題が誘導問題となっていることが多く、次の大問[2]以上に面倒な問題が混ざることもあります。[2]は全体で一つの誘導問題となっていることが多く、誘導の流れが独特でこの大学の誘導に慣れていないと戸惑う受験生も多そうである。[3]は証明問題でした。

計算処理に時間がかかる問題が混ざっていることが多く、制限時間に対して問題量が多いことが特徴です。早く解くテクニックを多く覚え、問題を多く解いて早く解く練習をしておきましょう。証明問題は、上位国公立大レベルの典型的な証明問題などを解くことがお勧め。過去問を解いて独特の誘導の流れや時間配分等に慣れておき、当日は取れる問題からどんどん取っていきましょう。


難  易  度:やや難
出題形式:記述・マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★★
記  述  力:★★★
応  用  力:★★★

順天堂大学医学部 一般選抜 化学の傾向と対策

問題量・計算量ともに多く、計算力とスピードの両方が必要

順天堂大学医学部一般選抜の化学は、理科2科目で試験時間120分です。化学は大問2題構成です。

前半の[1]にマーク式の中問が3題あり、後半の[2]では記述形式の問題となっています。
理論化学分野、無機化学分野、有機化学分野のすべてから出題されます。化学式・構造式・物質名などを答えさせる問題が多いのも特徴で、論述問題も含まれています。

解答スピードを上げることが高得点を取るためには必須です。一つ一つの問題はそれほど難解ではありませんが、問題量がやや多いため、時間をかけずに如何に速く問題を解くことができるかが重要です。
無機物質に関する問題がコンスタントに出題されるので、知識を正確に頭に入れておく必要があります。定番の理論計算問題については、問題を見た瞬間に解法がイメージできるくらいの練習を積んでおきたいところです。


難  易  度:やや難
出題形式:記述・マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★★
記  述  力:★★★
応  用  力:★★★★

順天堂大学医学部 一般選抜 生物の傾向と対策

苦手分野をそのままにせず、知識問題を完璧に近いレベルで解答したい

順天堂大学医学部一般選抜の生物は、理科2科目で試験時間120分、生物はマーク式の大問が3題、記述式の大問が1題の4題構成です。

2025年度の難易度は決して高くありませんでした。しかし、大問1はバイオーム、大問3は遺伝、大問4は物質収支がテーマであり、医学部受験生が苦手意識をもちやすい分野からの出題割合が多かったため、苦手分野を克服しないままに挑戦した受験生は戸惑ったかもしれません。

知識問題に関しては全体的に標準レベルですが、穴埋めの数が多いため、手がかりが少なくても関連する知識が思い出されるように知識どうしのつながりをしっかり意識しておきましょう。
すべての分野で基本的な知識問題を確実に得点できるようにしておくこと優先すべきなので、難問対策よりも苦手分野を克服するための取り組みを優先して行いましょう。

難  易  度:やや難
出題形式:記述・マーク
知  識  量:★★★★
スピード:★★★
記  述  力:★★★
応  用  力:★★★★

順天堂大学医学部 一般選抜 物理の傾向と対策

難度の高い問題があるので、解く問題を選んで効率よく解こう!!

順天堂大学医学部一般選抜の物理は、理科2科目で試験時間120分、マーク式の大問1と記述式の大問2の2題構成です。

設定が難しい問題もありますが、誘導がしっかりしているので比較的取り組みやすい問題です。マーク式の大問1も問題によって難度が様々で、2025年度は第1問はやや易しい問題であり、第2問は標準的でした。また、記述式の大問2はやや難しい問題でした。

日ごろから標準~やや難度の高い問題を解いておきましょう。大問1の第1問にある小問集合は典型問題が多く出題されるため、全問正解を目標にしたいとことです。物理全分野を満遍なく勉強し、苦手な分野がないようにしておく必要があります。問題数に対して試験時間が足りないので、難度が高い問題を後回しにし、典型問題を手早く解くことが大切です。

難  易  度:やや難
出題形式:記述・マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★★
記  述  力:ー
応  用  力:★★★★

順天堂大学医学部 一般選抜 小論文の傾向と対策

順天堂大学医学部一般選抜の小論文は、絵・写真型の課題です。

絵・写真型の出題形式は、順天堂大学の最大の特徴です。

2025年度は、設問の要求文において「(画像内の)女の子が一生涯にわたって不健康になる社会的要因」・「その要因に対して医師としてすべきこと」の二点に関する記述が求められました。
設問の要求を読み流すのではなく、「考えを記述しなければならない『問い』がいくつあるのか」を調べるという目的を持って、正確に情報を得ることが大切です。医学に留まらない社会的な知識も得ておきたいところです。

形式:絵・写真型
所要時間:70分
文字数:800字以内
配点:ー

順天堂大学医学部 一般選抜 面接の傾向と対策

順天堂大学医学部一般選抜の面接は、受験生1名に対して面接官4名による個人面接で実施されます。

賞状や調査書など資料の持参が認められているので、できる限りたくさん持っていきましょう。面接では資料からもよくい質問されるので、準備は欠かせません。また、一次試験の感想や小論文に何を書いたか聞かれることもあるので、自分なりにまとめておきましょう。

形式:個人面接
所要時間:20~30分
面接官の人数:4人
配点:ー

まとめ

以上、順天堂大学医学部一般選抜の入試概要、入試結果から、各科目の過去問を分析することで今年の傾向を予測しつつ、面接・小論文の対策までお伝えいたしました。

冒頭でお伝えした通り、順天堂大学医学部は日本最難関入試の一つです。二次試験にも趣向が凝らされているため、事前準備は必須です。

メルリックス学院はどこよりも早く正確な入試情報を集積し、分析をしたうえで受験戦略に落とし込むことを最も得意にしています。医学部受験について何か不安やお困りごとがあれば、いつでもお気軽に個別相談をお申込みください。

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2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

メルリックス学院が公表している入試難易度ランキングは以下の通りです。※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。

順位

大学名

入試難易度

1

慶應義塾大学

72.5

2

東京慈恵会医科大学

70.0

3

日本医科大学

69.0

3

順天堂大学

69.0

5

自治医科大学

68.5

5

東北医科薬科大学(A方式)

68.5

5

国際医療福祉大学

68.5

5

関西医科大学

68.5

9

大阪医科薬科大学

68.0

10

産業医科大学

67.5

11

昭和医科大学

66.5

11

東京医科大学

66.5

11

東邦大学

66.5

14

東北医科薬科大学(B方式)

65.5

15

日本大学

65.0

15

藤田医科大学

65.0

17

近畿大学

64.5

17

兵庫医科大学

64.5

19

帝京大学

64.0

19

東海大学

64.0

19

聖マリアンナ医科大学

64.0

19

東北医科薬科大学(一般枠)

64.0

23

杏林大学

63.5

23

北里大学

63.5

26

福岡大学

63.0

26

久留米大学

63.0

28

岩手医科大学

62.5

28

埼玉医科大学

62.5

28

金沢医科大学

62.5

28

獨協医科大学

62.5

32

川崎医科大学

61.5

32

東京女子医科大学

61.5


※こちらの入試難易度ランキングは、 Amazonから発売している【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載されています。

佐藤正憲
佐藤正憲
医学部歯学部専門予備校メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。以来、医学部受験指導者としても、多くの医学部受験生、歯学部受験生を導き、支え、合格へと伴走してきた。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『日本人の9割が知らない医学部受験の世界』(晶文社)、『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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