catch-img

【2027年度】東邦大学医学部 総合入試・同窓生子女入試・地域枠推薦入試に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

この記事では首都圏の受験生に人気の高い東邦大学医学部の総合入試・同窓生子女入試・地域枠推薦入試について取り上げます。2027年度から一次試験で行われる基礎学力試験が60分から70分に試験時間が延び、配点も公表されました。

目次[非表示]

  1. 1.入試概要
  2. 2.2027年度の入試変更点
  3. 3.2027年度募集要項
    1. 3.1.◎募集人員
    2. 3.2.2027年度入試日程
    3. 3.3.◎出願資格
  4. 4.入試倍率
    1. 4.1.総合入試
    2. 4.2.同窓生子女入試
    3. 4.3.推薦入試(公募制-新潟県地域枠)
    4. 4.4.推薦入試(公募制-千葉県地域枠)
  5. 5.過去問
    1. 5.1.適性試験
    2. 5.2.基礎学力
    3. 5.3.面接
  6. 6.出願書類
    1. 6.1.自己アピールシート
    2. 6.2.志望理由書
    3. 6.3.所信書(新潟県地域枠のみ)
  7. 7.攻略法
  8. 8.対策講座

入試概要

東邦大学医学部は2021年度より年内入試として初の総合入試および同窓生子女入試を導入しました。さらに、2022年度からは新潟県地域枠推薦入試、2023年度からは千葉県地域枠推薦入試が募集を開始しました。

また、東邦大学付属東邦高校と駒場東邦高校からの付属校制推薦入試もあり、以前は一般入試と同じ日程・同じ試験内容で実施されていましたが、現在は総合入試と同じ日程・同じ試験内容で行われています。

試験内容はどの入試区分も同じで、一次試験は一般入試でも出題される【基礎学力】【適性試験】が行われます。二次試験は【グループ討論】【MMI(Multiple Mini Interview)】です。また、地域枠推薦入試では個人面接が行われます。

純粋な学力試験が課されない珍しいタイプの医学部入試であり、文章や表・グラフを要約する能力や、その場で柔軟に対応するコミュニケーション能力が求められます。

メルリックス学院が公表している推薦・総合型の難易度チャートでも、試験科目数・難易度ともにそれほど高くありませんが、特殊な試験内容であるということは対策が難しいということでもあります。

2027年度の入試変更点

2027年度より、同窓生子女入試地域枠推薦入試の出願資格が、明確に高校卒業後5年以内(5浪まで)と定められました。

この同窓生子女入試と地域枠推薦入試は、これまで高校を卒業した者または卒業見込者なら、誰でも受験することができました。ただし、出願書類に高校の調査書が必要であり、実質的には高校卒業後5浪までという出願資格でした。

ただし、高校によっては調査書の保存期間である5年間を過ぎても調査書を発行してくれるところがあるため、6浪以上でも受験できるケースがありました。地域枠推薦入試にはさらに推薦書が必要ですが、高校によってはこれも発行してくれるところがあったようです。

2027年度募集要項

◎募集人員

総合入試
約10名
同窓生子女入試
約5名
推薦入試(公募制-千葉県地域枠)
3名
推薦入試(公募制-新潟県地域枠)
6名
推薦入試(付属校制)
約20名

※地域枠推薦は認可申請中。総合入試・同窓生子女入試・推薦入試(公募制-地域枠)・推薦入試(付属校制)はいずれも併願できない。

2027年度入試日程

出願期間

2026年11月2日(月)~11月11日(水)必着

※11月11日(水)は窓口受付9:00~17:00​​​​​

一次試験日

2026年11月20日(金)

一次試験合格発表日

2026年11月27日(金)正午

二次試験日​​​​​

2026年12月5日(土)

二次試験合格発表日

2025年12月9日(水)正午

◎出願資格

総合入試

対象
1浪まで
評定平均
3.8以上(数学・理科がそれぞれ4.0以上)

同窓生子女入試

対象
5浪まで
評定平均
なし
その他
本学医学部卒業生の血族2親等までの者

入試倍率

総合入試

2026
2025
2024

募集人員

約10名
約10名

約10名

志願者数

121名
93名
95名

受験者数

121名
92名
95名

一次合格者数

42名

二次合格者数

11名
12名
14名

合格倍率

11.0倍
7.7倍
6.8倍

入学者数

14名

同窓生子女入試

2026
2025
2024
募集人員
約5名
約5名
約5名
志願者数
49名
58名
52名
受験者数
49名
58名
51名
一次合格者数
31名
二次合格者数
5名
6名
6名
合格倍率
9.8倍
9.7倍
8.5倍
入学者数
6名

推薦入試(公募制-新潟県地域枠)

2026
2025
2024
募集人員
6名
6名
6名
志願者数
63名
56名
38名
受験者数
62名
56名
38名
一次合格者数
24名
二次合格者数
6名
6名
6名
合格倍率
10.3倍
9.3倍
6.3倍
入学者数
6名

推薦入試(公募制-千葉県地域枠)

2026
2025
2024
募集人員
3名
3名
3名
志願者数
37名
34名
46名
受験者数
37名
34名
45名
一次合格者数
12名
二次合格者数
3名
3名
3名
合格倍率
12.3倍
11.3倍
15.0倍
入学者数
3名

過去問

東邦大学医学部総合入試・同窓生子女入試・推薦入試の過去問は今のところ公表されていません。

2027年度入試から配点が公表され、一次試験(適性試験と基礎学力試験)90点二次試験(面接と出願書類)90点であることが判明しました。筆記試験と面接・書類の割合が1:1ということになります。

科目名

試験時間

配点

適性試験

60分

30点

基礎学力試験

60分→70分

60点

面接

約30分

50点

出願書類

40点

適性試験

「将来医師として必要な思考力、判断力を有していることを確認」と募集要項にある。図形の展開図や間違い探し、4コマ漫画を並び替える問題など様々な分野から出題される。設問ごとに制限時間が決まっており、前の問題に戻ることはできないCBT形式。

基礎学力

「文章や図表の内容の理解度やそれらを論理的に表現する力、科学的判断力を確認」と募集要項にある。四字熟語・同義語・ことわざ等を答えるマーク式の問題と、資料統計や課題文を読んで問いに答える記述式の問題に分かれる。

面接

MMI(総合入試・同窓生子女入試:3分×3回、地域枠推薦入試:3分×2回)
マルチプル・ミニ・インタビュー。ブースに入る前に課題文を読む時間が与えられる。まず課題文に答えた後、ブースの中にいる面接官からの質問に答える。

グループ討論(10分)
テーマが与えられ、1人ずつ自分の意見を言った後にグループで話し合う。最後にグループの意見を発表する人を1人決めるように言われる。グループとしての結論が求められるが時間が短いので注意。

個人面接(地域枠のみ)
地域枠志望理由やなぜ東邦大学を選んだかなどを質問される。他に卒業後のキャリアや入学確約入試であることの確認なども行われる。

出願書類

自己アピールシート

A4 1枚。大学のホームページからダウンロードする。自分がどのようなことに取り組んだかについて、長所・短所などを記入する。

志望理由書

総合入試、同窓生子女入試、推薦入試(地域枠)によって、それぞれ求められる内容が異なる。基本的には本学志望理由と卒業後の貢献がメインとなる。

所信書(新潟県地域枠のみ)

新潟県地域枠に申請した理由と将来の抱負(400字以内)について書く。

攻略法

通常の医学部受験で求められる、いわゆる学力試験(英語・数学・理科)がストレートに出題されない珍しい入試です。「適性試験」では数理的問題が出題されたり、「基礎学力」の資料統計で生物的な内容が扱われることがありますが、基礎学力の記述部分が多くのボリュームを占めるため、一次試験では国語(近代以降の現代文)が得意な小論文の書ける受験生が有利な傾向にあります。

二次試験は東邦大学の一般入試と同じ、MMIとグループ討論が課されます。いずれも試験時間が短く瞬発力が要求されます。地域枠推薦入試では地域枠の規約について確認する個人面接も行われます。

一般選抜に向けた勉強を進めながら、なるべく短い時間で効率よく準備をすることが求められます。この入試自体がその場ですぐに判断できる瞬発力に優れた受験生を求めている印象ですので、そこも意識しておいた方がいいでしょう。

対策講座

例年、東邦大学の総合入試・同窓生子女入試・推薦入試は11月中旬に一次試験、12月上旬に二次試験が行われます。

基礎学力で出題される要約のコツや資料統計の読み取りなどは、一般選抜の小論文対策にもなるのでぜひやっておくことをお勧めします。また、総合入試と同窓生子女入試には個人面接がありませんので、自分の志望動機と熱意をアピールできる出願書類の作成は念入りに行う必要があります。

鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

新着記事

他の合格体験記

受験攻略ガイド

カテゴリ一覧