聖マリアンナ医科大学 教育棟

【2027年度】聖マリアンナ医科大学 学校推薦型選抜に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

この記事では神奈川県にある聖マリアンナ医科大学の学校推薦型選抜について取り上げます。2022年度に指定校推薦を廃止した後、2023年度に募集人員の約25名を割る志願者24名と一気に落ち込みました。

その後、基礎学力試験の内容を変更し、出願資格の評定平均を4.0以上→3.8以上とした結果、昨年度の志願者は60名まで回復しています。
現在、大学ホームページで2025年度の過去問が公開されており、これまで非公表だった試験問題が公表されたことが、志願者にどのように影響するかを見ていきたいと思います。

◇◆聖マリアンナ医科大学で6/27(土)に推薦説明会が開催されます◆◇

目次[非表示]

  1. 1.入試概要
  2. 2.2027年度 募集要項
    1. 2.1.入試日程
    2. 2.2.募集人員
    3. 2.3.出願資格
  3. 3.入試倍率
    1. 3.1.一般公募制推薦
    2. 3.2.神奈川県地域枠特別推薦
  4. 4.過去問
    1. 4.1.基礎学力試験(数学・理科2科目)
    2. 4.2.基礎学力試験(英語)
    3. 4.3.小論文
    4. 4.4.個人面接I,II
  5. 5.出願書類
    1. 5.1.志望動機書
    2. 5.2.インターネット出願時
    3. 5.3.推薦書
  6. 6.攻略法
  7. 7.対策講座

入試概要

聖マリアンナ医科大学の一般選抜の問題は「クセが強い」と言われることがあり、同じように学校推薦型選抜の問題もそれに近いのではないかと捉えられてきた節があります。

大学のホームページに推薦の過去問が公表されるようになり、確かに一般選抜と出題傾向や形式は似ているものの、あくまで「現役生が受ける入試である」ことを前提にした 基本レベルの問題が出題されていることがわかりました。

ただ、記述式の問題が出題されていること、理科で実験問題がよく出題されていることなどから、面倒だと感じる受験生もいるかもしれません。見た目の形式に惑わされることなく、問題文で「何が聞かれているか」に注目して対策することが求められます。

2027年度 募集要項

入試日程

出願期間
2026年11月2日(金)~11月5日(木)※11月6日(金)必着
試験日
2026年11月14日(土)
合格発表日
2026年12月1日(火)

募集人員

一般公募制推薦
約20名
神奈川県地域枠特別推薦
7名

※一般公募制と神奈川県地域枠を併願することは可能です。併願している場合は神奈川県地域枠の合格が優先されます。

☆神奈川県地域医療医師修学資金貸付制度ホームページURL
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/t3u/cnt/f14030/index.html

出願資格

対象
高3生
評定平均
3.8以上(数学・理科・外国語がそれぞれ4.0以上)
その他
(地域枠のみ)

神奈川県に通算1年以上居住したことがある者、または神奈川県内の高校を卒業見込みの者

※評定平均は高3の1学期までの学習成績の状況です。神奈川県地域枠特別推薦は神奈川県に1年以上の居住または県内の高校を卒業見込みであることが出願条件となります。

入試倍率

一般公募制推薦

2026
2025
2024
募集人員
約20
約20名
約25名
志願者数
60名
83名
66名
受験者数
60名
83名
63名
合格者数
20
20名
25名
実質倍率
3.0倍
4.2倍
2.5倍
入学者数

神奈川県地域枠特別推薦

2026
2025
2024
募集人員
7
7名
7名
志願者数
13名
22名
12名
受験者数
13名
22名
11名
合格者数
7
7名
7名
実質倍率
1.9倍
3.1倍
1.6倍
入学者数

※一般公募制推薦と神奈川県地域枠特別推薦、どちらの志願者・受験者にも併願者を含みます。内訳は非公表となっています。

過去問

聖マリアンナ医科大学の一般選抜は、英語100点・数学100点・理科2科目200点のフラット型配点ですが、 学校推薦型選抜は英語150点、数学100点・理科2科目200点となっています。

以前、指定校推薦入試が行われていた時代は、筆記試験は英語と小論文のみでしたが、その際に 「英語は積み重ねの科目だから、英語ができる人は医学部に入学してからもコツコツ勉強する傾向にある」と入試ご担当者から説明を受けました。今も推薦での「英語重視」は続いていると言えます。

基礎学力試験(数学・理科2科目)

90分

200点
基礎学力試験(英語)
60分
150点
小論文
60分
50点
個人面接I
約15分
50点

個人面接II

約15分
50点

基礎学力試験(数学・理科2科目)

数学と理科2科目を選択します。数学は記述式で途中式も見る問題があります。数学は数I・II・A・B(確率分布と統計的推測を除く)、理科は3問(物理・化学・生物)から2問選択。主に物理基礎・化学基礎・生物基礎から出題されます。ただし、物理・化学・生物から出題される場合は以下を除きます。

物理:原子(電子と光、原子と原子核)
化学:有機化合物、高分子化合物
生物:生態と環境、生物の進化と系統

基礎学力試験(英語)

英検準二級レベル。語彙レベルは一般選抜より易しい。

小論文

一般選抜の問題と同じ課題文型。国語のような下線部説明2題が出題され、最後に自分の意見を400字で書きます。課題文の内容は『AIと医療従事者の関係』や『障害者差別』『大学の一般教養科目は不要か』など、医療に限らず社会問題から広く出題されるのが特徴です。文章の読解力および表現力、論理的思考力を重視しています。

個人面接I,II

高校の調査書など出願書類からよく質問される個人面接と、MMI(Multiple Mini Interview)のような内容の面接の2回行われます。1回の面接につき約15分で面接官はそれぞれ3名。面接官のうち必ず1名は女性が入ります。受験生のコミュニケーション能力をじっくり見る聖マリアンナ医科大学特有の面接が行われます。

出願書類

志望動機書

A4 1枚。大学のホームページからダウンロードする。「医学を志望した動機」と「本学を志望した動機」を自筆で記入、またはWordファイルに入力する。

インターネット出願時

インターネットで出願する際、該当欄に「クラブ活動」「学外での活動」「趣味」「取得資格」「最近読んで感銘を受けた本」をそれぞれ入力する。

推薦書

高校の先生に書いてもらう書類。アピールポイントは大学のアドミッションポリシーを参考にするよう先生にお願いしてみよう。

攻略法

聖マリの推薦は2024年度入試から基礎学力試験が大幅に変更されました。これまで受験生にとっては出題内容が曖昧でやりにくかった「自然科学総合問題」が一般入試と同じように「数学と理科2科目」に変更になったため、志願者は大きく増えました。

また、オープンキャンパスに行くと感じることですが、学生が非常に主体的で元気よく活動しています。よって、自分がそういう校風に馴染むかどうかも考える必要があります。

一般公募制と神奈川県地域枠ではやはり地域枠の方がボーダーラインは低い印象です。どうしても合格したいなら併願するべきですが、卒業後の覚悟ができていないのに安易に地域枠に出願するのは慎むべきです。

対策講座

出願期間が短いため、それまでには出願書類を完成させておく必要があります。高校から推薦がいただけることが決まったら、自分が不得意なものから対策を始めることをお勧めします。特に志望動機書や小論文は「医系全般」ではなくピンポイントに聖マリの推薦対策を行う必要があります。

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鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

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