【2026川崎医科】川崎医科大学一般選抜に合格するための対策(過去問分析)

皆さんこんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。

川崎医科大学一般入試はメルリックス学院の偏差値ランキングでは61.5ですが、この偏差値は早慶(理工)とほぼ同じです。

さて、今回は2月1日に入試が行われる川崎医科大学についてお話していきたいと思います。一次試験の受験会場が本学しかなく、また一般入試での地域枠の割合が多く、2025年度入試では地域枠を除いた一般選抜の募集人数が約45名となっています。 一般入試の募集定員の数は私立医科大学31大学中最も少ない数です。この点が川崎医科大学の難度を上げている最大の要因です。

それでも最初に抑えておきたい大学であることは間違いなく、関西圏の学生を中心に受験者は本学まで足を運んでいます。また、今回は 東京女子医科大学久留米大学とある意味偏差値帯が近い2大学が同一日程になることから受験生の減少がどこまで抑えられるかが大きな注目点です。

目次[非表示]

  1. 1.川崎医科大学の概要
  2. 2.2026年度 川崎医科大学の試験日程及び試験会場
  3. 3.川崎医科大学の一般入試の入試結果について
  4. 4.川崎医科大学一般入試の学科試験概要
    1. 4.1.一般選抜の合格最低点
  5. 5.川崎医科大学 一般選抜の英語
  6. 6.川崎医科大学 一般選抜の数学
  7. 7.川崎医科大学 一般選抜の化学
  8. 8.川崎医科大学 一般選抜の生物
  9. 9.川崎医科大学 一般選抜の物理
  10. 10.川崎医科大学 一般選抜の小論文
  11. 11.川崎医科大学 一般選抜の面接
  12. 12.まとめ
  13. 13.2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

川崎医科大学の概要

まず注目したいのはここ数年受験者数が減ってきているということです。一般入試については 2021年度では1393名2022年度1296名、2023年度は1252名となっています。2021年度と2022年度では募集人数が約50名となっています。

2023年度の一般選抜と地域枠選抜合格者(入学者)の現浪の割合ですが、 現役7名、1浪16名、2浪19名、3浪13名、4浪以上20名となっていて、多浪生でも合格者数が多いことがうかがえます。

また、川崎医科大学と言えば、学費が高額なことが有名です。6年間の総額47,500,000円でありますが、静岡県地域枠と長崎県地域枠では県から貸与を受けることになるので、負担が多少軽減されます。

一方で ダイヤモンドオンラインが出している資料によると川崎医科大学は経常収支差額比率(経常収支差額比率=経常収支差額÷経常収入)が 私立医科大学32大学中、最も優良であると紹介されております。

2026年度 川崎医科大学の試験日程及び試験会場

募集人員

一般選抜:約45名
岡山県地域枠:10名
静岡県地域枠:10名
長崎県地域枠:4名

出願期間

2025年12月1日(月)~2026年1月7日(水)必着

試験日

一次試験:2月1日(日)

二次試験:2月7日(土)・8日(日)※

合格発表日

一次試験:2月3日(火)12:00

二次試験:2月10日(火)12:00

入学手続締切

2月16日(月)

試験会場(一次試験・二次試験)

川崎医科大学本学

※大学が指定する日(受験番号順に早い方から1日目に振り分け)

川崎医科大学の一般入試の入試結果について

川崎医科大学の入試結果について見ていきたいと思います。

2022年度では 1351名の受験者に対し 一次合格368名一次合格倍率3.5倍正規合格倍率12.2倍2023年度では 受験者数1284名に対し、 一次合格者数403名、一次合格倍率3.1倍、正規合格倍率18.7倍となっています。

2024年度では 受験者数1223名に対し、 一次合格者数408名、一次合格倍率3.0倍、正規合格倍率12.1倍2025年度では 受験者数1104名に対し、一次合格者数415名、一次合格倍率2.7倍、正規合格倍率11.0倍。数字だけ見てみると2021年度、2023年度を除き、安定しております。

2023年度で相当数、繰り上がり合格を回さざるを得なかった反省から 2024年度入試から正規合格者数を大幅に増やしております。それに伴い、 3浪以上の割合も2024年度から大きく減少しております。(前年比▲20.4%)(メルリックス調べ)

年次の若い受験者に対し、正規合格を出して囲い込む作戦に出ていることも数字を客観的に考察する限り否めないところでしょう。

川崎医科大学一般入試の学科試験概要

次に川崎医科大学一般入試の試験内容についてお伝えします。地域枠も同じ試験内容になります。

試験は 英語(80分/100点)、数学(80分/100点)、理科2科目選択(120分/150点)、小論文(50分/段階評価)です。川崎医科大学の4科目は すべてマークシートで、難易度もさほど難しくないのが特徴です。数学が失敗しても英語や理科で取り返して合格する受験生も多くいます。数学が解けなかったり、ミスしたりという声は例年、よく聞かれます。

しかし、 2025年度入試一次通過最低得点率が258.5/350(73.8%)まで跳ね上がりました。大学関係者によると問題は難しくしないでミスなく正確に得点する素養、一問でも諦めず得点を取りに行って欲しいとの思いがあるようです。国家試験合格率を何とか上げていきたいという思いも感じられます。

河合塾全統模試の合格者平均値が2024年度第二回河合塾全統記述模試によると 合格者平均偏差値は英語:58.4 数学:57.4 理科:58.0(資料提供:河合塾近畿地区医学科情報センター)

メルリックス学院からも 2024年度第三回河合塾全統記述模試総合54.0の学生が正規合格してきました。

その意味では河合塾全統記述模試の偏差値が55近辺でも問題が平易な分、上手く対策すれば合格を果たせる数少ない大学の一つともいえましょう。その年度の学力が到達していない受験生でも直前期に入念に合理的な対策をしていけば十分に合格が狙える大学です。

一般選抜の合格最低点

2025年度

2024年度

2023年度

一次合格

258.5/350点
(73.9%)

223.5/350点
(63.9%)

206.3/350点
(58.9%)

※地域枠選抜の合格最低点は非公表

メルリックス学院は2025年9月に岡山で川崎医科大学の先生をお迎えして入試説明会を行いました。

川崎医科大学 一般選抜の英語

文法を高速で処理し、長文では問いを念頭においた読み方を心がけよ

川崎医科大学の英語は出題内容がほぼ決まっています。大問1では語彙や文法などの知識系、大問2、3では読解問題が出題されます。語彙や文法問題は標準レベルがほとんどですが、中には難しいものも出題されます。標準レベルを中心にしっかりと定着を図り、落とさないようにしたいところです。

読解は800~1000語程度の長文が出題されます。内容理解だけではなく、空欄補充や整序問題も出題されます。医療・健康・環境問題・科学技術に関する内容のものが多いですが、ジャンルにこだわらず幅広いテーマを読んでおく必要がありそうです。

英語を得点源にしている受験生は9割以上得点したい。英語が苦手な受験生でも7割を切ると難しいです。

2025年度は医系トピックの長文一題とそれ以外ジャンルの長文でした。但し2024年度のように2題とも医系テーマの年もあるので要注意です。

難  易  度:標準
出題形式:マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

川崎医科大学 一般選抜の数学

積分や図形絡み問題に注意。典型問題の解法を身につけ誘導に乗る

川崎医科大学の数学は毎年積分が出題され、数列、ベクトル、図形と方程式、数Ⅱ微分、積分 数Ⅲ微分、積分などがよく出題されています。共通テストのような誘導形式で、1つの大問に複数の分野が出題されるため、前半で行き詰っても後半の問題は解ける、ということもあり、最後まで目を通すことが大切です。

標準からやや難レベルの問題が出題されます。

一方で流れや誘導に乗りにくい問題もあり、過去問などで、誘導の意図を読み取る練習をしておきましょう。出題頻度の高い「微分積分」「複素数平面」については上位私大レベルの典型問題でしっかりと解法を身に着けたい。手早く練習をすることが肝要であります。

川崎医科大学数学全般について言えることですが、時間の割に問題量が多い傾向にあるので、速く正確に解く必要があります。

難  易  度:標準
出題形式:マーク
知  識  量:★★★
スピード:★★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

川崎医科大学 一般選抜の化学

全分野から満遍なく出題。基本問題が中心の高得点勝負

川崎医科大学の化学は例年幅広い分野から出題されます。難易度は易しい傾向にあるので、合格するには最低8割以上の高得点を取りたいところです。そのためには教科書の範囲を隅々までしっかりとマスターし、実験の器具や操作の注意点、化学の基本法則の理解科学者の名前や実績などもしっかりとおさえておきましょう。

また、センター試験の過去問、教科書準拠の問題集演習をすることは川崎医科大学の化学対策をする上では非常に有効であります。加えて、計算問題からの出題が多いのが川崎医科大学化学の特徴でそこが苦手だと不利になります。加えて幅広く満遍なく出されています。理論の「物質の三態、気体の補足」、有機の「糖」「生命科学」「合成高分子化合物」は出題頻度が薄いです。

問題は大問3問で構成されていますが、問題数が多く、計算問題も出題されるので、時間配分に注意して、落ち着いて解きましょう。


難  易  度:やや易
出題形式:マーク
知  識  量:★★
スピード:★★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

川崎医科大学 一般選抜の生物

浅くてもいい、広い知識を早く正確に出力できることが求められる

川崎医科大学の生物ですが、化学同様やや易しい問題が出題される傾向にあります。2021年度までは大問3問で構成されていましたが、2022年度からは大問2問になり、2025年度は大問3題になりましたが全体の問題数に変化はないです。

出題分野は多岐にわたりますが基本的な内容が多く、やや易しめです。しかし、図やグラフなどの出題もあるので、細かなところまでおさえておくといいでしょう。

但し、計算問題や考察問題についても教科書典型問題は確実に解けるようにしておきたいです。
ここまでしておけば合格点を取ることは難しくないはずです。
特にミクロメーターの扱いや光合成、呼吸に関する計算は十分に演習を積んでおきたい。
また、解答個数が35~40個ほどで、計算問題も出題されていることから慎重に、素早く解いていく必要があります。


難  易  度:やや易
出題形式:マーク
知  識  量:★★
スピード:★★
記  述  力:―
応  用  力:★★

川崎医科大学 一般選抜の物理

比較的易しい設問なのですべての問題に手を付けるようにしたい

川崎医科大学の物理はどうでしょうか。

近年の物理の出題傾向は大問4問または5問と年度によって異なります。2025年度は5分野から。2023年度、2020年度は4分野から、2022年度、2021年度は3分野から出題されていますが、力学と電磁気は毎年出題される分野で、幅広く問われます。苦手な分野だとしても基本問題は解けるようにしておきましょう。

力学では年度をまたいで幅広く出題されています。難易度はそれほど難しくないとは言うものの、2023年度、2024年度はやや難易度が上がった印象です。特に2024年度はN個の物体が衝突するときの熱量といった見慣れない問題が出題されることもあります。2025年度はまた下がった印象です。公式の丸暗記ではなく、基礎をしっかり理解していないと解けないような発展問題も出題されています。

問題数はそれほど多くなく、時間的には余裕があるので、落ち着いて全問着手しましょう。もう一点、基礎問題を万遍なく対策することが川崎医科大学の物理では最も大切なことです。

難  易  度:やや易
出題形式:マーク
知  識  量:★★
スピード:★★
記  述  力:―
応  用  力:★★★

川崎医科大学 一般選抜の小論文

読解力と解釈力が求められる

課題文型出題で2023年度以降、同一形態の出題になっています。課題文は評論文からの出題が殆どで、その背景にある学問も多岐に渡ります。

例えば2023年度は福沢諭吉の著作である「学問のすゝめ」からの出題であり、その内容は「人間の見識、品格」に関する考察が記された非常に広大なテーマでした。このような前例から「より良き人間とはどのような資質を備えた存在か」に対して各人の定義を準備しておくことをお奨めすします。そのような点を準備することにより「人間」を対象とした抽象的で難度の高い問いに対してもより良き答案の方向性を導けるようになります。

このテーマが実は川崎医科大学が最も重視している建学の理念にもある 「人間(ひと)をつくる 体をつくる 医学をきわめる」の「人間をつくる」に当たります。

更に川崎医科大学の小論文は字数制限が800字と私立医大の中では最多の部類に属します。原稿用紙2枚分を埋める練習を日頃から積んでおきたいところです。

この3年間で川崎医科大学小論文入試のテーマで取り上げられた著書は

2025年度:「からだ・こころ・生命」木村敏著
2024年度:「知的創造のヒント」外山滋比古著
2023年度:「学問のすゝめ」福沢諭吉著

いずれも「人間をつくる」にふさわしいテーマのものばかりであります。

川崎医科大学 一般選抜の面接

川崎医科大学の二次試験は2日間設けられていますが、受験生が二次試験日を選ぶことはできません。出願が早ければ1日目、遅ければ2日目になります。 クリスマスあたりが境目だと言われています。

川崎医科大学では面接の前に アンケートがあり、それに沿って行われます。また、 一年次は全寮制なので必ず最初に寮の規則が守れるか質問されます。その他出願書類からも質問されるので、自分がかいた内容をしっかりと確認してから面接に臨んでください。

加えて川崎医科大学の面接試験は例年、医師志望理由や本学志望理由などオーソドックスで一般化された質問が多い印象であります。ただし、人柄や人間味を重要視しているきらいがあります。大学の教員の方々もそのような人間味ある方が多いので校風に合せている感じはあります。

小論文について自分が書いた内容についても問われるので、事前に整理しておきたいところです。寮生活のこと、寮の規約を見せられて守れるかということも問われるので、準備しておきたい。写真を見てのMMI(マルチプル・ミニ・インタビュー)も近年、導入されました。

形式:個人面接
所要時間:10~15分
面接官の人数:3人
配点:一般選抜100点+段階評価 地域枠150点+段階評価(地域枠は志望理由書も判定に利用)

まとめ

以上、川崎医科大学の大まかな情報についてお伝えしました。より詳しい内容、分析については試験前日1311530分よりホテルグランヴィア岡山にて行われる入試前日セミナーをぜひ活用していただきたいと思います。直前ガイダンスと数学、化学 英語のワンポイント予想講座になっています。

メルリックス学院代表佐藤によるご父兄向けの医学部入試ガイダンスも並行して実施致します。お申込みは下記の画像をクリックしてお願いします!

2020年度 川崎医科大学合格
M.Rさん

私は現役生時代、塾に通っていなかったことや、地方にいたこともあり、医学部に関する情報も乏しく、非常に苦労しました。予備校をいろいろ探してみて、メルリックス学院が私には合っていると思い、ここで一年間だけと決めて、浪人することに決めました。 ・・・詳しくは こちら

2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング

メルリックス学院が公表している入試難易度ランキングは以下の通りです。※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。

順位

大学名

入試難易度

1

慶應義塾大学

72.5

2

東京慈恵会医科大学

70.0

3

日本医科大学

69.0

3

順天堂大学

69.0

5

自治医科大学

68.5

5

東北医科薬科大学(A方式)

68.5

5

国際医療福祉大学

68.5

5

関西医科大学

68.5

9

大阪医科薬科大学

68.0

10

産業医科大学

67.5

11

昭和医科大学

66.5

11

東京医科大学

66.5

11

東邦大学

66.5

14

東北医科薬科大学(B方式)

65.5

15

日本大学

65.0

15

藤田医科大学

65.0

17

近畿大学

64.5

17

兵庫医科大学

64.5

19

帝京大学

64.0

19

東海大学

64.0

19

聖マリアンナ医科大学

64.0

19

東北医科薬科大学(一般枠)

64.0

23

杏林大学

63.5

23

北里大学

63.5

26

福岡大学

63.0

26

久留米大学

63.0

28

岩手医科大学

62.5

28

埼玉医科大学

62.5

28

金沢医科大学

62.5

28

獨協医科大学

62.5

32

川崎医科大学

61.5

32

東京女子医科大学

61.5


※こちらの入試難易度ランキングは、 Amazonから発売している【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載されています。

佐藤正憲
佐藤正憲
医学部歯学部専門予備校メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。以来、医学部受験指導者としても、多くの医学部受験生、歯学部受験生を導き、支え、合格へと伴走してきた。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『日本人の9割が知らない医学部受験の世界』(晶文社)、『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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