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【2025年度】確定!私立医学部一般選抜入試日程表

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


私立医学部の2025年度入試日程がほぼ判明しました。今年の入試日程はどこがポイントになるのでしょうか?そして、ねらい目の大学はどこでしょうか?


◇◆最新の2025年度私立医学部入試日程表はこちらからダウンロードできます◆◇



目次[非表示]

  1. 1.2025年度 私立医学部一般選抜スケジュール
  2. 2.共通テスト後の愛知医科大学から前半戦スタート
  3. 3.中盤戦の山場、北里大学医学部を受けるか受けないか?
  4. 4.上位校がひしめく後半戦
  5. 5.二次試験が大渋滞している2月半ば

2025年度 私立医学部一般選抜スケジュール

私立医学部の2025年度入試日程を一覧にすると次のようになります。黒字は1次試験、青字は2次試験です。複数の試験日がある場合は、1日目を①、2日目を②・・・と表記しています。

<前期試験>

日付
一次試験
二次試験
1/18(土)

共通テスト​​​​​


1/19(日)

共通テスト


1/21(火)

愛知医科大学


1/22(水)

岩手医科大学

国際医療福祉大学


1/23(木)

杏林大学

帝京大学①


1/24(金)
帝京大学②

1/25(土)

帝京大学③

東北医科薬科大学

関西医科大学


1/26(日)

近畿大学

川崎医科大学​​​​​


1/27(月)

獨協医科大学①​

自治医科大学①


1/28(火)

獨協医科大学②

自治医科大学②


1/29(水)

兵庫医科大学

国際医療福祉大学①

1/30(木)
金沢医科大学①

国際医療福祉大学②

1/31(金)

金沢医科大学②
北里大学

国際医療福祉大学③
岩手医科大学①

杏林大学①

2/1(土)

東京女子医科大学
日本大学
久留米大学

国際医療福祉大学④
岩手医科大学②
杏林大学②

2/2(日)

東海大学①
福岡大学

国際医療福祉大学⑤
2/3(月)

東海大学②
順天堂大学

国際医療福祉大学⑥
川崎医科大学①

2/4(火)

埼玉医科大学
東邦大学
藤田医科大学

川崎医科大学②

2/5(水)
東京医科大学

愛知医科大学①
自治医科大学

2/6(木)
聖マリアンナ医科大学

愛知医科大学②
獨協医科大学①
帝京大学①

2/7(金)
昭和大学

獨協医科大学②
帝京大学②

2/8(土)

東北医科薬科大学①
北里大学①
関西医科大学
兵庫医科大学(一般A)①

2/9(日)
慶應義塾大学
産業医科大学

東北医科薬科大学②
北里大学②
近畿大学
兵庫医科大学(一般A)②

2/10(月)
大阪医科薬科大学

北里大学③

2/11(火)

日本大学
東海大学①
金沢医科大学①

2/12(水)
産業医科大学

東海大学②
金沢医科大学②
東邦大学①
藤田医科大学①

2/13(木)

東邦大学②
藤田医科大学②

順天堂大学①
久留米大学

2/14(金)

順天堂大学②
福岡大学

2/15(土)

順天堂大学③
東京医科大学
昭和大学①
東京女子医科大学①
聖マリアンナ医科大学①

2/16(日)

埼玉医科大学
昭和大学②
東京女子医科大学②
聖マリアンナ医科大学②

2/17(月)

兵庫医科大学(一般B)

2/18(火)


2/20(木)

大阪医科薬科大学


共通テスト後の愛知医科大学から前半戦スタート

2025年度も共通テストの翌々日、愛知医科大学の一次試験から私立医学部入試がスタートします。今年の前半戦のポイントはズバリ、帝京大学医学部の一次試験が前倒しになり、杏林大学・東北医科薬科大学・関西医科大学とそれぞれ重なっていることです。


学力に自信がなければ「帝京大学医学部は3日間受験」が原則です。しかし、3教科4科目でもある程度の勝負が見込める場合、当然ながら3日間のうち1日ないしは2日を違う大学の一次試験を受けるという戦略も出てきます。


東日本の医学部受験生にとっては、杏林大学・東北医科薬科大学と帝京大学を天秤にかけることになるでしょう。逆に関西医科大学はほとんど影響がないと思われます。


中盤戦の山場、北里大学医学部を受けるか受けないか?

さて、2025年度入試も金沢医科大学の一次試験は1月30日・31日に行われます。金沢医科大学の一次試験は標準化得点から素点利用になりましたが、どちらでもあまり差はないというのがこれまでの結果です。


東日本の医学部受験生にとって、1月31日の北里大学を受けるかどうかはひとつのポイントになるでしょう。また2月7日の昭和大学医学部まで一次試験が続くため、1月30日・31日に一次試験を入れてしまうと、1週間以上一次試験が続くことになりかねません。


学力に自信がある医学部受験生ほど、金沢医科大学は敬遠したいところでしょう。逆に言えば、後のない医学部受験生にとってはチャンスと言えます。昨年の金沢医科大学は1日目の数学と物理が非常に難しく、成績開示しても物理選択者は2日目で一次合格している生徒が多くいました。2日間受けて保険をかけたいと考える人はいるでしょう。


上位校がひしめく後半戦

何と言っても、2025年度は慶應義塾大学医学部が一次試験を2月9日と10日以上早く行います。ただし、二次試験は3月1日と一次試験と二次試験の間が3週間以上空く、変則的な日程となります。


難関校の一次試験がひしめく後半戦ですが、学力上位層にとって順天堂大学、東京医科大学、東邦大学、昭和大学は落とせないところでしょう。ここにおそらく日本医科大学と東京慈恵会医科大学が入ってきますから、ある程度の取捨選択が必要になりそうです。


二次試験が大渋滞している2月半ば

2月10日頃に一次試験が一段落した後は、2月半ばにかけて二次試験日が重なり合っています。これは一次試験でどこを受けるかによって、二次試験の組み合わせが変わってきます。


二次試験を希望日で受験できない私立医学部は3校あり、東北医科薬科大学、東京女子医科大学、川崎医科大学は受験番号順に二次試験の面接が割り振られます。つまり二次試験を1日目に受けたい場合は前半に出し、2日目に受けたい場合は後半に出願することによって、ある程度は予定通りの二次試験日にできます。


東京慈恵会医科大学は二次試験3日間のうち1日だけ日程を除外できるという変則的な希望になります。いずれにせよ、ほとんどの大学で希望日になる二次試験ですが、たまにそうならないこともあるというのは頭に入れておいた方がいいでしょう。


東邦大学と東北医科薬科大学を除き、一次発表後に二次試験日を変えることはできませんので注意が必要です。


次回は後期日程、そして新しく始まる東邦大学医学部の統一入試を見ていきます。

鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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