【国公立大学医学部】欠員補充2次募集を行う大学
皆さん、こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
2024年度入試において、欠員募集をする国公立大学が発表されました。その中には奈良県立医科大学医学部医学科と岡山大学医学部医学科が含まれていました。今回はその2校について取り上げます。
名古屋市立大学医学部医学科<中部圏活躍型>推薦をメルリックス学院名古屋校の生徒が4名受験、4名合格しました。メルリックス学院名古屋校では国公立医学部合格に向けてカリキュラム、情報網の充実化を図っていきます。
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目次[非表示]
- 1.奈良県立医科大学医学部医学科
- 1.1.今年から前期試験が共テ超偏重型に変更
- 1.2.志願者は昨年の224名から57名に減少
- 1.3.欠員補充2次募集は共テ85%以上、小論文や面接はなし
- 1.4.前期試験で合格した受験生
- 2.岡山大学医学部医学科
奈良県立医科大学医学部医学科
今年から前期試験が共テ超偏重型に変更
奈良県立医科大学医学部医学科は今年、前期試験を変更しました。これまでは英語・数学・理科1科目で180分連続の試験が行われていましたが、今年から共通テスト900点、二次試験の小論文・面接100点と学科試験が廃止されました。
小論文の内容は「医療の分野に限らない広汎な分野から課題文を提示し、論理的思考力、着想力・構想力、説明力、表現力などについて評価」するとなっています。さらに、募集要項の注記を見ると、あらかじめ「基準点」があり、それに加点もしくは減点される形式です。面接自体に点数はなく、適性を欠くと判断された場合に点数が合格基準に達していても不合格にあるとされています。
ほぼ共通テストの得点で合否が決まる前期試験の変更で、どのぐらい志願者が集まるかと思われましたが、初年度の今年は22名募集のところ57名が出願、二段階選抜(いわゆる足切り)は行われませんでした。
志願者は昨年の224名から57名に減少
前期試験が大きく変更された結果、志願者数が昨年の224名から57名と大幅に減少しました。発表された合格者は12名と募集人員の22名に10名足りませんでした。
今年は共通テストの平均点も軒並み安定しており、共通テストで点数が取れた医学部受験生は国公立前期でチャレンジしたいと考えたでしょうし、ほぼ共通テストの結果で合否が決まるという形式に警戒した医学部受験生も多かったでしょう。
これが後期試験であれば「前期でダメだった時のために」と保険をかけて出願する医学部受験生もいたかもしれませんが、前期試験ということで出願しにくさもあったと思われます。
欠員補充2次募集は共テ85%以上、小論文や面接はなし
前期試験で欠員が出た分は2次募集として11名を募集することが大学から公表されました。出願締切は今日2024年3月27日の17時までです。
欠員2次募集は共通テスト900点のみで小論文や面接は行われません。医学部医学科で面接試験がないというのは極めて異例のことです。共通テスト765点以上(得点率85%以上)の者を選抜対象とし、共通テストと出願書類(志望理由書、誓約書)等を総合的に判断するとありますので、前期試験以上に共通テスト一発勝負になります。
前期試験で合格した受験生
実は面接練習をした外部生が奈良県立医科大学前期に出願して合格をいただきました。共通テストで得点できたので、初年度で不明な部分はあったものの、確実に合格するための出願だったのですが、高校の先生や周囲からはやはりいろいろと言われたようです。
初年度でどういう層が集まってくるかわからない、万が一ダメだった時に後期試験の出願先があまりないのでリスクが高い、そして何より共通テストの点数が高いのにもったいない、もっと他の国公立医学部にチャレンジしたらいいのではないか……などのアドバイスもあったようですが、本人の意思は強く、初志貫徹で出願しました。
併願のために受けた私立医学部で特待生や正規合格をいただき、奈良県立医科大学にも無事に合格しました。本当に「共通テストの得点のみ」でほぼ決まる、個別試験なしの共通テスト利用のような試験でした。
岡山大学医学部医学科
地域枠コースの岡山県、広島県、兵庫県を募集
岡山大学医学部医学科は地域枠コースの欠員補充2次募集を行います。内訳は岡山県3人、広島県2人、兵庫県1人で、いずれも出身県または出身高校の所在県という制限があります。
選抜方法は共通テスト900点と面接試験です。面接に配点はありません。調査書・推薦書・志願所信書の審査も合わせて総合的に合否を判定します。
共通テストには基準点が設けられており、おおむね770点(85.6%)となっています。こちらの基準点も高いです。
以前、鳥取大学医学部医学科の島根県地域枠に欠員が出て、4月に入ってから選抜を行ったことがありました。その時の共通テスト基準点は700点(77.8%)でした。4月に入ってからということもあり、大学での試験は行われず、共通テストの得点と書類審査で合否判定が行われました。