【終了】名古屋で医歯学部合同説明会を開催しました
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
9月24日に名古屋駅前にあるTime Office名古屋で【医歯学部合同説明会】を開催しました。全校から10校の私立医学部・歯学部にご参加いただき、多くの受験生と保護者にお越しいただきました。開催にご協力いただいた皆さまに厚くお礼申し上げます。
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東京・大阪・名古屋とそれぞれ違う受験生の志向
東京、大阪と開催してきた医学部・歯学部合同説明会もこの名古屋での説明会が最後となりました。
いつものように、説明会の最初にメルリックス学院情報センターより【2024年度医学部入試 知っておきたい3つのポイント】と題した講演をさせていただきました。
この講演は東京・大阪・名古屋とそれぞれ同じタイトルを付けていますが、講演の中身は地域ごとに違います。渋谷校・大阪校・名古屋校の3校舎を持つメルリックスは、地域ごとの受験生の志向の違いについてもつかんでおり、だからこそ受験校を選ぶ際に「盲点になりやすい部分」をお伝えさせていただきました。
東海地方に共通する「地元志向」?
東海地方の受験生の皆さまに共通するのは、やはり圧倒的な「地元志向」です。……とよく言われるのですが、私も名古屋出身なのでそれは間違いではないのですが、保護者の中には学生時代を東京や大阪で過ごしたり、仕事をした経験がある方もいらっしゃいます。そういった方は「子供が東京や大阪の大学に行くならそれでもいい」と考えていらっしゃったりします。
ただ、受験生本人が学校や塾で友人と過ごす中で「なんとなくの地元志向」を持っていると、医学部で言えば「私立は藤田と愛知、国公立は共テの点数次第」というざっくりとした受験校のビジョンで医学部入試に臨むことになります。
特に女性の場合「浪人したくないから地元の医学部か薬学部」というように、将来の職業選択に関わる大事な決断を、地元を離れたくないという観点で選ぶことも結構あります。
今回、地元の愛知医科大学や藤田医科大学はもちろん、西日本の大学を中心に、首都圏から東京医科大学をお呼びしたのは、少しでも受験生の選択肢を広げて「医師になる」という目標に向かって努力してほしいという思いがありました。
例えば、東京医科大学は今年(2024年度入試)から学校推薦型選抜で全国ブロック別選抜を実施します。一般公募や地域枠と併願できるこの推薦は「学生の出身地域の多様性を確保すること」と「将来、地域の医療を担う人材を育成すること」を目的として導入されました。
初年度の今年はまだ知名度もそれほどではないと思われますので、評定平均が4.0以上ある現役生や1浪生は、一般公募や地域枠推薦と併願することを前提に受験を考えてみても良いと思います。
国公立医学部志向の強い地方の受験生
また、大阪・名古屋は東京に比べると国公立医学部の数が多く、医学部受験生も国公立志向が強いので、知らず知らずのうちに「試験時間の長い記述型」の勉強法になっていたりします。これは高校や塾・予備校のテキストやカリキュラムが自然とそうなっていることも多いです。
そうした地方の医学部受験生が、関東の医学部を受験する際の注意点やねらい目になる大学なども挙げさせていただきました。少しでも皆さまのお役に立てたことを願っております。
歯学部説明会も同時開催しました
また、今日は東京歯科大学、朝日大学歯学部、愛知学院大学歯学部の方々にもお越しいただきました。特に東京歯科大学は山本副学長、愛知学院大学は本田歯学部長が直接受験生に大学説明をお話しさせていただきました。
説明会の後は個別相談もすることができ、受験生や保護者の方にとっては特別な時間になったのでないかと思います。ご協力いただいた歯学部の皆さま、本当にありがとうございました。
大学説明会はこれで一区切りです
さて、6月から全国で開催してきたメルリックスの【大学の入試担当者をお招きしての説明会】もこれで一旦、一区切りとなります。いよいよこれからは総合型選抜・学校推薦型選抜を皮切りに、本格的に入試に突入していくシーズンとなります。
大学の方々との繋がりを活かして、メルリックス学院では【推薦対策講座】を実施しております。総合型選抜・学校推薦型選抜を受験する方は、ぜひ受講をお考えいただければと思います。