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後期逆転合格は可能か?―近畿大学医学部の場合―

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


私立医学部は31大学のうち、12大学が一般後期を実施します。昨年度の志願者数は10,038人と前年比6.2%減でしたが、今年度は新課程入試に移行する前年度ということもあり、志願者増が予想されます。



目次[非表示]

  1. 1.数学は全学部共通問題に
  2. 2.合格最低点を左右するもの
  3. 3.スロースターターが合格する入試

数学は全学部共通問題に

今年の私立医学部後期入試の中で最も1次試験が早いのは近畿大学です。
1次試験は2月24日(土)、2次試験は3月7日(木)です。

近大と言えば、数学の出題範囲が数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bまでなのが特徴です。さらに今年から一般前期の数学が医学部独自問題ではなく「全学部共通問題」となりました。オールマークシートとなった一般前期は取るべき問題をきちんと取れば合格者の平均は8割超、ボーダーラインは7割程度と予想しています。(詳しくはこちらから解答速報をご覧ください)


合格最低点を左右するもの

今年の一般前期の一次合格最低点は250/400点、62.5%でした。
過去3年間の一次合格最低点は以下の通りです。

2023年度:213/400点
2022年度:214/400点
2021年度:233/400点

今年は英語に続き、一般前期の数学が全学部共通問題になったこと、そして受験者が昨年の1,426人から420人増えて1,846人になったことから、合格最低点が上がりました。


一般後期の過去3年間の一次合格最低点は以下の通りです。

2023年度:230/400点
2022年度:222/400点
2021年度:242/400点

今年の一般後期は数学が医学部独自問題のままとなりますので、志願者数が増えれば合格最低点が上がるということになりそうです。


スロースターターが合格する入試

メルリックスにはなぜか毎年、近大後期のみ合格する生徒がいます。昨年、近大後期で合格した生徒は充分な実力がありながらも、前期はなかなか調子が出ずに一次合格止まりでした。それが最後の最後に力を発揮して正規合格を勝ち取りました。

一昨年、近大後期で合格した生徒も同じパターンでした。指導した先生方も前期が終わった時点では「どうして合格が来ないんだろう?」と首を傾げていたほどです。後半になるほど前半の自分を反省して足りない部分を埋められる人が結果を出す入試なのだろうと思います。


メルリックス学院では近畿大学一般後期の前日に大阪・梅田で【後期逆転合格!前日セミナー】を行います。解答速報を担当しているメルリックス学院大阪校の英語・数学の講師が予想問題を開設します。近大後期に賭けている方々のご参加を心よりお待ちしております。


メルリックス学院の佐藤代表が私立医学部後期の偏差値ランキングを公開しています。ぜひこちらもご覧ください。










鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

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