後期逆転合格は可能か?―聖マリアンナ医科大学の場合―
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
今年、聖マリアンナ医科大学の一般前期は一次試験が2月8日(木)に行われました。一般前期で3,210名の志願者を集めましたが、一般後期の一次試験は3月5日(火)に行われます。
今年の聖マリ後期一次試験は獨協医科の二次試験と同日
聖マリアンナ医科大学は2021年度入試から一般後期を実施しています。今年の一般後期は獨協医科大学一般後期の二次試験日と重なっています。
昨年は藤田医科大学の一般後期と一次試験日が重なっていましたので、今年の一次試験は単独実施となります。
逆転合格ポイントは試験時間の長さ
聖マリの逆転合格ポイントは、ズバリ「試験時間の長さ」です。
英語90分、数学90分、理科は2科目でなんと150分。マーク式60分の私立医学部入試に苦しめられてきた受験生にとっては、時間にゆとりがあるのが何よりアドバンテージとなるでしょう。
昨年度の1次合格者の合格最高点・最低点は以下の通りです
一般前期:合格最低点235.0点
一般後期:合格最低点240.0点
英語100点、数学100点、理科2科目200点の400点満点ですので、6割近く取れば一次合格できます。また、一昨年の合格最高点は一般前期:351.0点、一般後期:合格最高点282.0点と70点近くの差があります。
金沢医科大学の後期逆転ブログでも書きましたが、入試は「どれだけ自分より上の点数の人がいるか」で決まります。後期入試における上位層の少なさを表す1つの目安となると思います。
昨年の実質合格倍率は60.6倍
聖マリアンナ医科大学一般後期の募集人員は10人ですが、正規合格者の他に繰り上げ合格者も出ます。昨年は正規合格12人、繰り上げ合格は3月29日に補欠順位5番まで回ったことが確認できています。実質倍率は60.6倍です。