【2025年度入学】医学部医学科の入学者女子比率ランキング

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

毎年、メルリックス学院から発行している【私立医歯学部受験攻略ガイド】の2026年度版が完成しました。その中に掲載しているデータの一つに「2025年度入学者の男女比率ランキング」があります。編集当時はまだ文部科学省からのデータは公表されておらず、メルリックス学院が独自に調査して取得した非公開情報も含めて全29大学のデータを掲載させていただきました。

先日、文部科学省から全大学のデータが公開されましたので、こちらの記事では入学者男女比率ランキングの完全版をお届けいたします。

目次[非表示]

  1. 1.入学者女子比率の高さは、私立>国立>公立の順
  2. 2.入学者女子比率が5割を超えたのは11大学
  3. 3.推薦の定員が多い医学部は女子比率が高い?
  4. 4.医学部女子比率ランキング
    1. 4.1.国公立医学部女子比率ランキング
    2. 4.2.私立医学部女子比率ランキング

入学者女子比率の高さは、私立>国立>公立の順

過去3年間の医学部入学者女子率を国公私立大学ごとに比較すると、最も女子比率が高いのは(東京女子医科大学があることを差し引いても)私立医学部であり、次に国立大学医学部、公立大学医学部の順となっています。

私立医学部31大学2025年度入学者における女子比率平均は46.0%と5割に迫る勢いです。東京女子医科大学を除く全30大学の平均も44.2%であり、2018年に東京医科大学で女子差別と年齢差別が発覚した当時を考えると隔世の感があります。ちなみに、東京医科大学の2025年度入学者に占める女子割合は48.0%です。

過去3年間の医学部入学者女子比率平均

2025
2024

2023

国立大学
38.2%
36.5%

36.9%

公立大学
32.8%
35.1%

34.4%

私立大学
46.0%
39.8%

45.6%

全体

41.0%

39.8%

40.2%

全体的に私立医学部の方が「女性に優しい」と言えるかもしれません。医学部医学科全体に占める女子入学者の割合はコンスタントに4割前後を占めており、今後もこの傾向は続くと思われます。

入学者女子比率が5割を超えたのは11大学

2025年度の医学部入学者の中で女子比率が最も高いのは(東京女子医科大学を除くと)北里大学の58.5%です。逆に最も低いのは、京都大学の18.8%です。医学部医学科全体の中で、女子入学者の比率が2割を切るのは京都大学のみで、その次が東京大学と大阪大学の21.0%となっています。

東京大学は全学部の入学者に占める女子割合も21.0%であり、「東大に女子を増やそうプロジェクト」など、大学を挙げてジェンダーバランスの取れた大学を目指しています。

入学者に占める女子比率が5割を超えた大学は全部で11大学あります。そのうち国立大学が4校、私立大学が7校であり、公立大学で5割を超えたところは1校もありませんでした。

入学者女子比率が5割を超えた大学ランキング

順位
大学名
入学者に占める女子率
1位
東京女子医科大学
100.0%
2位
北里大学
58.5%
3位
埼玉医科大学
57.7%
4位
弘前大学
56.3%
5位
聖マリアンナ医科大学
55.6%
5位
川崎医科大学
55.6%
7位
香川大学
54.7%
8位
杏林大学
52.5%
9位
秋田大学
52.4%
10位
島根大学
52.0%
11位
昭和医科大学
51.1%


青色:私立大学 橙色:国立大学

推薦の定員が多い医学部は女子比率が高い?

国公私立大学に関係なく、入学者に占める女子比率の高い大学は学校推薦型選抜・総合型選抜の募集人員が多い傾向があります。

例えば、入学者女子比率ランキングで2位の北里大学は2025年度の定員126名のうち、51名を指定校推薦で募集しました。指定校推薦で合格した51名のうち女子は34名と7割近くを女子が占めます。

3位の埼玉医科大学定員130名のうち学校推薦型選抜で40名を募集、4位の弘前大学定員112名のうち総合型選抜で40名を募集します。

逆に女子比率が最も低い京都大学学校推薦型選抜で5名を募集(2025年度は3名入学)、東京大学3名程度(2025年度は2名入学)、大阪大学5名程度(2025年度は4名入学)と、よりすぐりの人材を推薦で取ろうという姿勢は見えるものの、それほど推薦入学に積極的ではありません。

女子比率が低い大学の中で唯一例外的な生徒募集を行っていると言えるのが新潟大学で、学校推薦型選抜で60名と定員の4割以上を推薦で募集しています。ならば入学者女子比率が高くなってもよさそうですが、2025年度は推薦合格60名のうち女子の入学者は20名と3分の1にとどまっています。

新潟大学の推薦は地域枠40名と一般枠20名に分かれ、これまで地域枠の出願は新潟県内の高校からに限られていました。2026年度から地域枠の出願資格が「新潟県を含む全国の高校対象」に変更されたため、男女比に変化があるか注目しています。

このように学校推薦型選抜・総合型選抜の合格者に女子が占める割合が多い傾向については、様々な理由が考えられますが、まずは「早めに合格を決めたいという堅実な受験戦略」が挙げられます。

また、学校推薦型選抜・総合型選抜には出願資格に一定以上の評定平均を課している医学部が多く、高校3年間を通じてコツコツ努力できるのは男子より女子の方が多いという傾向もあるかもしれません。

医学部女子比率ランキング

それでは最後に国公立医学部と私立医学部に分けて、女子比率ランキングを高い順から掲載します。医学部受験生の参考になれば幸いです。

国公立医学部女子比率ランキング

順位
大学名
入学者に占める女子率
1位
弘前大学
56.3%
2位
香川大学
54.7%
3位
秋田大学
52.4%
4位
島根大学
52.0%
5位
徳島大学
49.5%
5位
高知大学
49.1%
7位
岐阜大学
48.6%
8位
愛媛大学
48.2%
9位
滋賀医科大学
46.3%
10位
宮崎大学
46.0%
11位
福井大学
45.5%
12位
琉球大学
45.0%
13位
大分大学
44.7%
14位
佐賀大学
42.7%
15位
山口大学
42.2%
16位
旭川医科大学
42.1%
17位
群馬大学
41.8%
18位
筑波大学
41.1%
19位
山形大学
40.7%
20位
鹿児島大学
40.0%
21位
富山大学
39.4%
22位
信州大学
39.2%
23位
札幌医科大学
39.1%
24位
神戸大学
38.9%
25位
京都府立医科大学
38.0%
26位
名古屋大学
34.8%
27位
岡山大学
34.6%
28位
熊本大学
34.3%
29位
長崎大学
33.9%
30位
三重大学
32.8%
31位
東京科学大学
32.7%
32位
千葉大学
32.5%
33位
福島県立医科大学
32.3%
33位
横浜市立大学
32.3%
35位
山梨大学
31.2%
36位
名古屋市立大学
30.9%
36位
大阪公立大学
30.9%
38位
広島大学
30.8%
39位
奈良県立医科大学
30.4%
40位
九州大学
30.2%
41位
金沢大学
30.0%
42位
鳥取大学
29.8%
43位
東北大学
28.7%
44位
浜松医科大学
28.2%
45位
和歌山県立医科大学
28.0%
46位
北海道大学
27.8%
47位
新潟大学
27.1%
48位
東京大学
21.0%
48位
大阪大学
21.0%
50位
京都大学
18.8%

私立医学部女子比率ランキング

順位
大学名
入学者に占める女子率
1位
東京女子医科大学
100.0%
2位
北里大学
58.5%
3位
埼玉医科大学
57.7%
4位
聖マリアンナ医科大学
55.6%
4位
川崎医科大学
55.6%
6位
杏林大学
52.5%
7位
昭和医科大学
51.1%
8位
日本医科大学
49.6%
9位
獨協医科大学
49.2%
10位
福岡大学
49.1%
11位
東邦大学
48.8%
12位
産業医科大学
48.6%
13位
東京医科大学
48.0%
14位
近畿大学
47.2%
15位
藤田医科大学
45.8%
16位
兵庫医科大学
44.6%
17位
国際医療福祉大学
43.9%
18位
順天堂大学
43.5%
19位
東北医科薬科大学
43.0%
20位
大阪医科薬科大学
42.9%
21位
金沢医科大学
42.5%
22位
愛知医科大学
42.2%
23位
久留米大学
38.3%
24位
自治医科大学
38.2%
24位
東海大学
38.2%
26位
関西医科大学
35.5%
27位
帝京大学
35.3%
28位
日本大学
34.1%
29位
岩手医科大学
33.6%
30位
慶應義塾大学
33.3%
31位
東京慈恵会医科大学
31.4%
鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

新着記事

他の合格体験記

受験攻略ガイド

カテゴリ一覧