2024年度 私立歯学部志願者数一覧【2024/06/25確定】
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
2024年度(令和6年度)の私立歯学部入試の志願者数がおおよそ判明しました。大学からいただいた入試結果のデータを基に2024年度の私立歯学部入試を読み解いていきます。
【2024/6/25】最新のデータに更新しました。これで確定値です。
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目次[非表示]
私立歯学部の一般選抜志願者は前年比10.2%増(確定)
2024年度入試における私立歯学部一般選抜の総志願者数は6,982人と昨年比9.2%増でした。昨年度の6,364人から618人増となりました。
私立歯学部 一般選抜(共テ利用含む)総志願者数 ※2024/06/25修正
2024 |
2023 |
昨年比 |
|
---|---|---|---|
一般選抜(共テ利用含む) |
6,982人 |
6,364人 |
109.2% |
志願者数を大きく牽引したのは大阪歯科大学です。大胆な入試改革が功を奏し、志願者が昨年度の568人から1,539人と2.7倍も増加しました。
このところ入試改革を続ける大阪歯科大学は、2024年度入試から一般選抜でチョイス2・チョイス1という高得点科目型入試を実施。一般選抜の受験料4万円から1万円プラスするだけでチョイス2・チョイス1を併願することができる制度を新たに導入しました。
また、共通テスト利用選抜でこれまで前期3科目、後期2科目だったのを、前期・後期ともに3科目型と2科目型を実施。さらにプラス1の配点が変更されて逆転が起きやすくなり、面接でオンライン受験を選ぶことができるようになりました。
これらはのべ人数なので実数はそこまで増えてはいないと思われるが、それでも歯学部受験生にとって選択肢が増えたことが魅力的に捉えられているのは間違いないと思われます。
前期より後期の方が高い増加率
次に私立歯学部の志願者数を一般方式(大学独自の試験)と共テ利用に分けて見てみます。
2024年度の私立歯学部入試では、一般方式の志願者数が昨年度の4,579人から340人増(7.4%増)の4,919人、共テ利用の志願者数が昨年度の1,785人から278人増(15.6%増)の2,063人でした。
私立歯学部 入試区分別志願者数(一般方式/共テ利用)※2024/06/25修正
2024 |
2023 |
昨年比 |
|
---|---|---|---|
一般方式 |
4,919人 |
4,579人 |
107.4% |
共テ利用 |
2,063人 |
1,785人 |
115.6% |
※朝日大学を除く
また、前期と後期に分けて見た場合、一般方式・共テ利用ともに前期より後期の方が増加率が高くなっています。一般前期の志願者数は3,603人と昨年度の3,520人から83人増(2.4%増)ですが、一般後期の志願者数は1,316人と昨年度の1,059人より235人増(24.3%増)となっています。
私立歯学部一般選抜 日程別志願者数(前期/後期)※2024/06/25修正
2024 |
2023 |
昨年比 |
|
---|---|---|---|
一般前期 |
3,603人 |
3,520人 |
102.4% |
一般後期(2期・3期) |
1,316人 |
1,059人 |
124.3% |
共テ利用も前期と後期に分けて見てみると、後期の志願者増が顕著であり、昨年度より133人増(51.4%増)となっています。これは新課程入試の前年度ということで「絶対に浪人したくない」と考えた受験生が、とにかくどこかに進学先を決めようとした結果と考えられます。
私立歯学部共テ利用選抜 日程別志願者数(前期/後期)※2024/06/25修正
2024 |
2023 |
昨年比 |
|
---|---|---|---|
共テ利用前期 |
1,671人 |
1,526人 |
109.5% |
共テ利用後期(2期・3期) |
392人 |
259人 |
151.4% |
日本歯科大学と昭和大学歯学部の2月1日対決は?
2024年度入試では、2月1日に日本歯科大学と昭和大学歯学部の前期試験日が同じ2月1日と重なりました。多くの歯学部受験生はどちらを受験するか悩んだと思います。
結果として、日本歯科大学(生命歯)の一般前期志願者数は208人と前年比59人減と約2割減。昭和大学歯学部の選抜1期志願者数は224人と前年比186人減、半分近く減らす結果となりました。
両大学の2025年度入試日程は既に発表されています。日本歯科大学(生命歯)の2025年度入試は一般前期が2025年2月1日(土)、一般後期が3月2日(日)です。昭和大学歯学部の2025年度入試は選抜1期が2月6日(木)、選抜2期が3月2日(日)です。
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大阪歯科大学の2025年度試験日が2月1日、2月2日に決定!
2025年度の入試日程では、大阪歯科大学が2月1日(土)と2月2日(日)の2日間にわたって試験を行うことを発表しています。
大阪歯科大学の2月1日(土)はこれまでと同じ一般前期を実施しますが、2月2日(日)は全学部日程として、医療保健学部・看護学部と同じ問題が出題されます。問題は同じですが他学部との併願はできません。募集人数は一般前期が約58人、全学部日程が約5人です。
2月1日(土)は既に日本歯科大学と試験日が重なることが決定していますが、2月2日(日)は例年であれば東京歯科大学の一般1期が行われます。まだ東京歯科大学の2025年度入試日程は発表されていませんが、もし重なれば西日本の受験生にとっては頭を悩ます2月1日、2月2日となることでしょう。ちなみに、大阪歯科大学は一般前期、全学部日程ともに東京にも試験会場を設けています。
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2024年度 私立歯学部志願者数一覧(2024/06/11現在)
北海道・東北地方
試験区分 |
2024年度 |
2023年度 |
昨年比 |
|
---|---|---|---|---|
北海道医療大学 |
一般前期 |
202人 |
208人 |
97.1% |
一般後期 |
25人 |
18人 |
138.9% |
|
一般後期B |
14人 |
18人 |
||
共テ前期A |
89人 |
69人 |
129.0% |
|
共テ前期B |
48人 |
25人 |
192.0% |
|
共テ後期 |
11人 |
9人 |
122.2% |
|
共テ後期B |
7人 |
6人 |
116.7% |
|
岩手医科大学 |
一般前期 |
24人 |
41人 |
58.5% |
一般後期 |
23人 |
11人 |
209.1% |
|
共テ前期 |
16人 |
19人 |
84.2% |
|
共テ後期 |
9人 |
4人 |
225.0% |
|
医入試利用前期 |
11人 |
― |
― |
|
医入試利用後期 |
10人 |
― |
― |
|
奥羽大学 |
一般一期 |
37人 |
13人 |
284.6% |
一般二期 |
27人 |
13人 |
207.7% |
|
一般三期 |
12人 |
11人 |
109.1% |
|
特待一期 |
45人 |
54人 |
83.3% |
|
特待二期 |
21人 |
22人 |
95.5% |
|
特待三期 |
18人 |
15人 |
120.0% |
関東地方
大学名 |
試験区分 |
2024年度 |
2023年度 |
昨年比 |
---|---|---|---|---|
明海大学 |
一般A |
165人 |
185人 |
89.2% |
一般B |
36人 |
51人 |
70.6% |
|
共テプラスA |
53人 |
58人 |
91.4% |
|
共テプラスB |
2人 |
4人 |
50.0% |
|
共テA |
70人 |
73人 |
95.9% |
|
共テB |
2人 |
5人 |
40.0% |
|
共テC |
5人 |
13人 |
38.5% |
|
日本大学
(松戸歯)
|
一般A方式1期 |
114人 |
145人 |
78.6% |
一般A方式2期 |
31人 |
32人 |
96.9% |
|
一般N方式1期 |
126人 |
142人 |
88.7% |
|
一般N方式2期 |
71人 |
62人 |
114.5% |
|
C方式1期 |
56人 |
49人 |
87.5% |
|
C方式2期 |
24人 |
14人 |
58.3% |
|
昭和大学 |
選抜I期 |
410人 |
224人 |
54.6% |
選抜II期 |
68人 |
119人 |
57.1% |
|
共テ利用 |
101人 |
154人 |
65.6% |
|
東京歯科大学 |
一般I期 |
294人 |
358人 |
82.1% |
一般II期 |
178人 |
169人 |
105.3% |
|
共テI期 |
159人 |
152人 |
104.6% |
|
共テII期 |
43人 |
24人 |
179.2% |
|
日本大学
(歯)
|
一般A方式 |
256人 |
275人 |
93.1% |
一般N方式1期 |
126人 |
142人 |
88.7% |
|
一般N方式2期 |
71人 |
62人 |
114.5% |
|
C方式1期 |
56人 |
49人 |
87.5% |
|
C方式2期 |
24人 |
14人 |
58.3% |
|
日本歯科大学
(生命歯)
|
一般前期 |
208人 |
267人 |
77.9% |
一般後期 |
93人 |
68人 |
136.8% |
|
共テ前期 |
118人 |
115人 |
102.6% |
|
共テ後期 |
19人 |
13人 |
146.2% |
|
神奈川歯科大学 |
一般1期 |
131人 |
195人 |
67.2% |
一般2期 |
13人 |
11人 |
118.2% |
|
一般3期 |
15人 |
9人 |
166.7% |
|
一般特別 |
10人 |
9人 |
111.1% |
|
共テ1期 |
27人 |
42人 |
64.3% |
|
共テ2期 |
7人 |
8人 |
87.5% |
|
共テ3期 |
4人 |
1人 |
400.0% |
|
鶴見大学 |
一般1期 |
101人 |
115人 |
87.8% |
一般2期 |
29人 |
18人 |
161.1% |
|
一般3期 |
11人 |
9人 |
122.2% |
|
共テ1期 |
25人 |
36人 |
69.4% |
|
共テ2期 |
2人 |
4人 |
50.0% |
|
共テ3期 |
― |
2人 |
― |
中部地方
大学名 |
試験区分 |
2024年度 |
2023年度 |
昨年比 |
---|---|---|---|---|
松本歯科大学 |
一般I期 |
34人 |
41人 |
82.9% |
一般II期 |
11人 |
7人 |
157.1% |
|
一般III期 |
11人 |
8人 |
137.5% |
|
共テI期
|
77人 |
70人 |
110.0% |
|
共テII期
|
25人 |
9人 |
277.8% |
|
共テIII期
|
14人 |
8人 |
175.0% |
|
朝日大学 |
一般I期 |
258人 |
228人 |
113.2% |
一般II期 |
52人 |
27人 |
285.2% |
|
一般III期 |
25人 |
28人 |
― |
|
共テプラスI期 |
58人 |
58人 |
― |
|
共テプラスII期 |
23人 |
3人 |
― |
|
共テプラスIII期 |
9人 |
5人 |
― |
|
共テI期 |
61人 |
58人 |
― |
|
共テII期 |
18人 |
2人 |
― |
|
共テIII期 |
10人 |
7人 |
― |
|
愛知学院大学 |
一般前期A |
309人 |
247人 |
125.1% |
一般中期 |
2332人 |
39人 |
59.0% |
|
一般後期 |
17人 |
30人 |
56.7% |
|
共テプラス |
65人 |
70人 |
92.9% |
|
共テI期(3科目型) |
35人 |
36人 |
97.2% |
|
共テI期(4科目型) |
20人 |
15人 |
133.3% |
|
共テII期 |
3人 |
5人 |
60.0% |
関西地方
大学名 |
試験区分 |
2024年度 |
2023年度 |
昨年比 |
---|---|---|---|---|
大阪歯科大学 |
一般前期 |
309人 |
247人 |
125.1% |
チョイス2(前期) |
243人 |
― |
― |
|
チョイス1(前期) |
255人 |
― |
― |
|
一般後期 |
92人 |
85人 |
108.2% |
|
チョイス2(後期) |
74人 |
― |
― |
|
チョイス1(後期) |
75人 |
― |
― |
|
共テ前期・3科目型 |
129人 |
99人 |
130.3% |
|
共テ前期・2科目型 |
136人 |
― |
― |
|
前期・プラス1 |
120人 |
83人 |
144.6% |
|
共テ後期・3科目型 |
34人 |
― |
― |
|
共テ後期・2科目型 |
39人 |
30人 |
130.0% |
|
共テI期(4科目型) |
20人 |
15人 |
133.3% |
|
後期・プラス1 |
33人 |
24人 |
137.5% |
九州地方
大学名 |
試験区分 |
2024年度 |
2023年度 |
昨年比 |
---|---|---|---|---|
福岡歯科大学 |
一般A日程 |
95人 |
78人 |
121.8% |
一般B日程 |
38人 |
24人 |
158.3% |
|
共テI期
|
36人 |
39人 |
92.3% |
|
共テII期
|
15人 |
4人 |
375.0% |
|
共テIII期
|
7人 |
1人 |
700.0% |
【大学案内】来学不要、過年度成績も利用できる大学入学共通テスト利用型入試を新たに導入!<鶴見大学歯学部>