2024年度の私立歯学部入試が始まる
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
昨日の明海大学、鶴見大学を皮切りにいよいよ私立医学部入試が始まりました。今日は私立歯学部入試についてお伝えします。
◇◆2025年度の歯学部入試日程表がダウンロードできます◆◇
試験日がぶつかった昭和大学歯学部と日本歯科大学
今年の注目は何と言っても、2月1日に試験日がぶつかった昭和大学歯学部と日本歯科大学生命歯学部です。
首都圏の人気校である2校の前期試験日が重なったことで、歯学部受験生はどちらかを選ばざるを得なくなりました。
昨年の前期志願者数が昭和大学歯学部が410名、日本歯科大学生命歯学部が267名。
新課程入試の前年度で、年内入試で決めた歯学部受験生が多いことを換算しても、400名ほどを2校で分け合う形になると思われます。
本来であれば、医学部受験生で歯学部を併願している人たちも、どちらかを受けたいところでしょうが、2月1日は4校の医学部一次試験が重なっています。
日本大学のN方式1期を受験して、医学部、歯学部、そして松戸歯学部を受ける医学部受験生もいることでしょう。
昭和大学歯学部、日本歯科大学生命歯学部ともに志願者を減らすことになると思われます。
2月2日は例年通り東京歯科大学のI期試験が行われますが、この日も4校の医学部一次試験が重なっています。
昭和大学医学部、埼玉医科大学、東海大学医学部。福岡大学医学部の4校が一次試験を行いますので、医学部受験生であればどこかを受けたいところです。
東京歯科大学の昨年のI期志願者は358名でしたが、こちらもやや減少するかもしれません。
日本歯科大学新潟生命歯学部は地震の影響なし
さて、日本歯科大学は出願時に生命歯学部と新潟生命歯学部を併願することができます。どちらも東京の試験会場で受験できるので、メルリックスでは併願する人もかなりいます。
元日の能登半島地震では新潟県も各地で揺れましたが、中原新潟生命歯学部長によると、全くと言っていいほど大学に被害がなく、学生への影響も出ずに済んだとのことです。
新潟市の中でも西区の一部では被害があったようですが、大学のある新潟市中央区はそこまで大きな被害はなかったようです。
昨年11月にオープンキャンパスに行った際に、新潟生命歯学部のレンガ造りの建物は設立当時の物を改修しながらメンテナンスしているとおうかがいしました。
見た目も重厚感がありますが、実際の耐震性もかなりのものだったようです。
医学部では金沢医科大学のある内灘地域では被害が出たところもあったようですが、地域によって被害に差があるのは東日本大震災でも経験しています。
受験生の方々が安心して受験できるように祈るばかりです。