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【医学部受験】MMIの答え方②|“最悪の想定”から行動を決める思考法

こんにちは。藤田医科大学に在学している唐澤です!
普段はメルリックス名古屋校でスタディサポートをしています。

前回はMMIで出題されたテーマについて、“オーバートリアージ”で考えていくという話をしました。オーバートリアージというのは、間違ってもいいから、まずは大袈裟に考えてみるという手法です。

今回は、その次のステップに進みたいと思います。

◇◆メルリックス学院が高校で開始したMMI講座の様子をこちらからご紹介いただきました◆◇

目次[非表示]

  1. 1.例題「遭難しかかっている老夫婦」
  2. 2.回答「最悪を想定して対策を考える」

例題「遭難しかかっている老夫婦」

今、目の前で起きている出来事のその後の予想をオーバートリアージして大袈裟に捉えたら、次は、その可能性の中で一番危険なものから順にどうやって対処するかを考えていきます。

(例題)次の文章を1分で読み、あなたの考えを試験監督者に伝えなさい。

あなたは医学部の卒業旅行で、友人4人と初めて登山をしています。
山頂の山小屋の宿泊施設で一泊し、翌朝の日の出を見る予定です。
登山口から山頂まで、登山の半分まできたところで、老夫婦が登山道に座っているのを見かけました。すれ違った際に様子を伺うと、どうやら動けないようです。奥さんは「助けを求めよう」と提案していますが、旦那さんは怒りながら「俺は歩く」と口論になっています。
この後、あなたならどうしますか。

一回、実際にやってみてもいいですが、「オーバートリアージ→危険を排除」という流れにまだ慣れていないようなら、トライせずに読み続けてもらって大丈夫です。

回答「最悪を想定して対策を考える」

では、まずオーバートリアージをしてみましょう。

私は、老夫婦に声をかけます。
なぜなら、彼らを放っておくと、遭難し、命に関わるかもしれないからです。
また、もし自分たちが声をかけないと、もしかしたらもう他の登山者に出会わない可能性も考えられます。
なので、声をかけます。

【オーバートリアージ】

どうオーバートリアージしたかというと、ずばり「遭難」です。
さらに、「もしかしたらもう他の登山者とすれ違わないかもしれない」という事態も想定しました。

次に対策を考えます。みなさんここがネックになるのではないでしょうか。

今回、危険なのはまず怪我の具合ですよね、もしかしたら大きな怪我をしているかもしれません。なので、まず、これに対応します。
「下山すること」に目が行きがちですが、身近な危険から注目するのもポイントです。例えば滑落して血が出ていたら、その処置をしないと下山する前に亡くなってしまうかもしれません。(何度も言いますが想像力が大事です笑)

次の危険は下山できずに遭難することですね。なので。次に、これに対応します。
もしかしたら、「自分が背負って下山させる」と考える人もいるかもしれません。とても勇気ある行動なので賞賛したいところですが、MMiで忘れてはいけないのは「現実性」です。
与えられた文章にも書いてある通り、初めての登山なので、専門家に任せた方が良いでしょう。
また、焦っている中で、なかなか思いつかないかもしれませんが、何事も単独行動は危険です。なので、1人ならまた別のプランを考えないとですが、今回人数が多いので、複数人で行動することも工夫の一つです。

ここまで考えられたら「この受験生は結構ちゃんと考えてるな」と点数をもらえるかもしれません。

【解説】

いかがだったでしょうか。

ちなみに、このMMI。入試で合格すればもう必要ないと思うかもしれませんが、そんなことはありませんよ。
医学部に入り、病院で患者さんのことを考える時、MMIとなんら変わりはありません。

前回の記事と今回の記事で、「オーバートリアージ→その対応」という流れがイメージできたと思います。次回からは、もう少し別のMMIのパターンやMMIで困ったときのコテ技をお伝えします!お楽しみに。

唐澤
唐澤
メルリックス学院名古屋校スタディーサポーター(SS)です。自分の浪人経験から医学部受験生たちの勉強や悩みの相談にのっています。第一志望の藤田医科大学医学部に合格し、現在2年生に在籍しています。

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