
西日本医学部合同説明会を行いました|メルリックス学院大阪校
2025年9/7(日)、メルリックス学院大阪校にて「西日本医学部合同説明会」を開催しました。
関西医科大学、兵庫医科大学、金沢医科大学、川崎医科大学の入試担当者様をお招きし、各大学の最新入試情報や大学の特色についてお話いただきました。また、メルリックス学院代表の佐藤正憲からは、2026年度医学部入試に向けた受験戦略についてお話しました。
本ブログでは、当日の貴重なお話をピックアップしてまとめます。
ぜひ、最後までお読みいただき志望校の選定や受験戦略の参考にしてください。
目次[非表示]
2026年度 関西医科大学医学部の特色と入試情報
説明会開始の挨拶を終え、最初は関西医科大学医学部のセッションからスタートしました。
担当者様からもお話がありましたが、関西医科大学は香里病院、くずは病院、天満橋総合クリニックと京阪本線沿いに関連病院があります。大阪、京都を中心に西日本在住の方に向けて、最先端の医療を提供しています。
香里病院は京阪本線の香里園駅から8階建ての大きな建物が見えますし、地域密着型のくずは病院は京阪電鉄樟葉駅から徒歩8分のところにあります。天満橋総合クリニックは京阪・地下鉄天満橋駅に直結しているビルにあり、大阪や京都に在住の方は実際に見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
実は、これらの病院は関西医科大学の医学部生の臨床実習施設の場となることもあるとのこと。
次に入試については、推薦入試、一般入試、特色選抜試験、と3つの選抜形式について詳しくお話がありました。
・関西医科大学の推薦入試は、問題処理能力を磨くことが鍵
・一般入試における現役生・既卒生の入学割合
・特色選抜試験・英語型で受験要件以上の点数を取っている場合、入試で有利になるか
など、公開可能な範囲で丁寧に解説していただきました。
特に関西医科大学医学部の推薦入試は、試験内容が非公表の入試です。
対策のポイントを知りたいという受験生や保護者の方は多く、準備の方向性や心構えについてヒントを得られる場となりました。
2026年度 兵庫医科大学医学部の特色と入試情報
続いては、兵庫医科大学医学部のセッションです。
兵庫医科大学からは、医学部の歴史とともに、西宮キャンパスに2026年9月に新設される新病棟についてもお話がありました。
新病棟のコンセプトは、「『ひと』が主役の未来型スマート病院へ」。工事中の新病棟はかなり全体像が出来上がってきており、阪神高速からも工事中の様子を見ることができます。
この「ひと」には、「医療人の育成」も含まれていて、病棟にスタッフルームや学生スペースを設け、多職種連携を推進するとともに教育機能を充実させているとのことです。2026年入学生は早速、新病棟を活用できる訳ですから嬉しいニュースですね。
入試情報としては、多くの方が気になっている「エキスパート養成入試」について詳しくお話いただきました。
2026年度より新設される兵庫医科大学のエキスパート養成入試は、
・募集人員3名以内(外科【消化器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、心臓血管外科、呼吸器外科】、救急科より計3名)
・受験資格に年齢の上限なし(※2026年3/31までに18歳以上であること)、成績制限なし
・2親等以内の親族を除く医療従事者からの推薦があること
・合格した場合に入学を確約できること(専願)
受験にあたって以上のような要件があります(※その他細かい受験要綱は兵庫医科大学のホームページを必ずご参照ください)。
その他にもどのような人材に受験して欲しいかも丁寧にご説明いただきました。
兵庫医科大学といえば、総合型選抜と推薦入試の併願が可能ですが、エキスパート養成入試はその他の入試形式との併願も不可とのこと。
新設のエキスパート養成入試にどれくらい受験生が集まるか、2026年度の兵庫医科大学の入試動向からは目が離せません。
2026年度 金沢医科大学医学部の特色と入試情報
メルリックス学院代表佐藤のパートを挟み、小休憩後、金沢医科大学医学部の説明会がありました。
金沢医科大学からは、主として入試情報と入試におけるポイントのお話がありました。
まずは総合型選抜、「研究医枠」と「新潟県地域枠」について。いずれも2026年度においては認可申請中とのことです。
研究医枠は、臨床医だけでなく先進医療を推進する研究者を育むことを目的とした枠組みです。受験資格は25歳までとなっており、既卒生でも挑戦しやすい点が特徴です。
また、新潟県地域枠は関西医科大学は廃止したことで話題になりましたが、金沢医科大学は本年度も実施予定とのことです。
金沢医科大学の総合型選抜、新潟県地域枠の2025年度入試結果は志願者数41名、入学者数2名(男女1名ずつ)と倍率20倍超でした。
続いて一般入試ですが、特に二次試験のグループ面接について、以下のようなポイントを解説していただきました。
・自分の意見をきちんと述べること
・ディベートではなくコミュニケーションを求めていること
・必ずしも課題についての正答を求めていないこと
他にも、具体的な入試準備の一例もご紹介いただきました。
受験生や保護者の皆さまにとって、評価の観点や準備の方向性が具体化できたのは大きな収穫だったのではないでしょうか。
2026年度 川崎医科大学医学部の特色と入試情報
次に川崎医科大学医学部からのお話です。
川崎医科大学と言えば、1年次に全員が寮生活をすることで有名ですね。また、きめ細かな指導を行うため、学年担任制と小グループ制を導入しています。本説明会ではこの小グループ制の指導についてお話がありました。
小グループ制の指導では、各学年単位で4~5名のグループに分け、担当教員が学修段階に応じた個別指導や、苦手分野の相談をはじめ、「医師国家試験合格」に向けた目標設定を支援しているとのこと。学生に寄り添った指導を展開しているとのことでした。6年次になると、学生の国試対策委員や教職員も一体となって全力でサポートしており、これらの学生生活の様子は川崎医科大学の公式LINEに登録するとその一部を見ることができます。
続いて、総合型選抜について。川崎医科大学の総合型選抜は、
・中国・四国地域出身枠
・霧島市地域枠
・特定診療科先行枠
と、複数の入試形式があります。入試担当者様からは共通する対策法として、
①ケアレスミスを減らすこと
②得意科目と苦手科目の得点差を減らすこと
上記のように、他大学の医学部受験にも通じるお話をいただきました。
入試の概要だけでなく、アドバイスもいただき誠に有難うございました。
2026年度 関西地区の医学部入試の大胆予想
最後に、メルリックス学院代表の佐藤正憲より、2026年度の医学部入試についての最新入試予想をお伝えさせていただきました。
メルリックスから何度もお伝えさせていただいている通り、2026年度の医学部入試は「2/1ルール」によって大きな変化が予想されます。
※「2/1ルール」とは、文部科学省の指導によって、医学部の一般入試の試験日が2/1以降に多く設定されていること。
上記の流れのなかでも、関西圏の大学は1月に一般入試を実施する大学が複数あります。
・近畿大学医学部(一般前期)…1/25(日)
・兵庫医科大学(一般前期A・B)…1/28(水)
・関西医科大学(一般前期)…1/31(土)
これらの大学の志願者数は増えるのか、倍率はどう変化すると予想されるかなど、詳しくお話させていただきました。
他にも、
・関西医科大学は関東圏の上位受験者層を獲得できるか
・学費値下げで注目される藤田医科大学に人気は集まるか
・「二次試験日程変更」を上手く活用できる大学とは
・面接の土台を完成させておくべきタイムリミットとは
など、2026年度医学部入試を攻略するための戦略や情報を、包み隠さずお伝えいたしました。
詳しい内容を知りたい方は、ぜひメルリックスまでお問い合わせください。
2026年度 関西圏の推薦入試・総合型選抜の攻略法
ここまでお読みいただき、誠に有難うございます。
西日本医学部合同説明会にご参加いただいた大学のほとんどは、推薦入試や総合型選抜の試験内容や過去問を非公表にしています。
そのなかでもお話できる範囲で対策の方法や評価のポイントを解説していただき、あらためてお礼申し上げます。
関西圏の推薦入試や総合型選抜で合格をするためには、受験する大学独自の入試の正しい情報を基に対策をしていく必要があります。
そこでメルリックス学院大阪校では、情報が不足しがちな推薦入試や総合型選抜で合格を目指す受験生へ、プレテストの機会をご用意しています。
プレテストは、過去の年度に受験した生徒からヒアリングした貴重な情報を基に、医学部入試に精通した講師が作問しています。
他の受験生と比較した自分の現在地や合格に向けた課題が明らかになる貴重な機会となります。
以下の推薦入試や総合型選抜で合格を目指す方は、ぜひ一度ご受講を検討してみてください。
▼関西医科大学 推薦入試で合格を目指す方はこちら▼
▼兵庫医科大学 推薦入試で合格を目指す方はこちら▼
▼川崎医科大学 総合型選抜で合格を目指す方はこちら▼








