【2025東医】東京医科大学一般入試に合格するための対策 (過去問分析)

皆さん、こんにちは。
メルリックス学院渋谷校合格請負人の川村です。
 
東京医科大学は、2025年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングで、32大学中11位。
入試難易度は偏差値66.5となっております。

今回は「私立医学部偏差値ランキング」ブログの一環として「東京医科大学医学部一般入試に合格するための対策」についてお伝えしたいと思います。



目次[非表示]

  1. 1.●東京医科大学一般入試前期(一般選抜)の入試概要
  2. 2.●東京医科大学2024年度前期一般入試の倍率・合格最低点
  3. 3.●東京医科大学一般入試前期の英語の特徴
  4. 4.●東京医科大学一般入試前期の数学の特徴
  5. 5.●東京医科大学一般入試前期の化学の特徴
  6. 6.●東京医科大学一般入試前期の物理の特徴
  7. 7.●東京医科大学一般入試前期の生物の特徴
  8. 8.●東京医科大学一般入試前期の小論文の特徴
  9. 9.●東京医科大学一般入試前期の面接の特徴
  10. 10.●まとめ
  11. 11.●2025年度 私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング
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●東京医科大学一般入試前期(一般選抜)の入試概要

東京医科大学医学部一般入試は、一次試験が2月5日(水)に実施予定となっており、二次試験が2月15日(土)で実施予定となっています。

試験会場は一次試験が本学キャンパスあるいはベルサール新宿グランドとなっており、二次試験は本学キャンパスでの実施予定となっています。
一次試験の合格発表日は2月13日(木)、二次試験の合格発表日は2月20日(木)になります。

2024年度入試は一般選抜試験で2,797名の志願者数でした。
2023年度は2,537名、2022年度は2,173名でしたので、受験者数はここ数年増加傾向にあります。

総合格者数は2024年が193名、2023年179名と2022年度の245名です。
繰り上げ合格者を含む合格実質倍率の観点からみても2024年度は13.0倍、2023年度が12.8倍、2022年度は7.9倍とここ数年の競争率は激化していることがデータからも分かります。

●東京医科大学2024年度前期一般入試の倍率・合格最低点

2024年度一般入試では計74名の募集に対して、受験者数2515名、総合格者数193名、合格実質倍率13.0倍となりました。
2023年度一般入試では一般枠の計79名募集に対し、受験者数2290名、総合格者数179名、合格実質倍率12.8倍で、2022年度の合格実質倍率は7.9倍でしたので、ここ数年は増加傾向にあると言えます。

また2025年度一般入試では、70名と募集人員が減少しておりますので、より厳しい競争となる可能性が高いです。

東京医科大学の一般選抜における合格者最低点は、2024年度336点/500点、312点/500点、340点/500点です。
目標は7割、最低でも6割5分以上を目指して準備を進めましょう。

●東京医科大学一般入試前期の英語の特徴

東京医科大学の英語から見ていきましょう。
出題形式は60分で記述・マーク形式となります。

2023年度入試よりアクセント問題が消えて、4題の出題形式となっています。
【1】は短文完成で単語力を問われます。【2】は語句整序の文法問題、【3】、【4】は長文読解問題が例年出題されています。

例年、出題傾向は概ね同様ですので、過去問演習を通じて求められる解答スピードに慣れておくと良いでしょう。


●東京医科大学一般入試前期の数学の特徴

次に東京医科大学の数学をみてみましょう。
出題形式は60分で大問4題のマーク形式です。

【1】が4問の小問集合ですが、典型問題とは言えない見慣れない問題の出題で戸惑う問題も出題される傾向があります。油断せず取り掛かりましょう。
また、微・積、ベクトル、場合の数・確率の範囲は頻出のため優先的に準備しましょう。

試験時間に対して問題ボリュームが多いので、典型問題は素早く処理できる力を養いましょう。

●東京医科大学一般入試前期の化学の特徴

次に東京医科大学の化学です。
出題形式は理科2科目合わせて120分のマーク形式です。

2022年度以降は、大問4題の出題となっています。
全体を通して全問完答が難しく、問題を取捨選択する力が求められる試験となっています。

問題構成としては、【1】は正誤問題で、全て誤文、全て正文の場合があるため細かい知識まで問われるのが特徴的です。
【2】、【3】、【4】は計算問題も絡んだ問題が出題されており、煩雑な問題を切り捨てて、得点を積み上げていく力を過去問で養っておくことが有効な対策となります。

●東京医科大学一般入試前期の物理の特徴

次に東京医科大学の物理です。
出題形式は理科2科目合わせて120分で大問6~9題のマーク形式です。
2024年度の出題内容は以下の通りです。

大問1 なめらかな水平面に置かれた三角台とその上にある方物体の運動
大問2 弦の固有振動
大問3 磁場中を運動する長方形型のコイルの問題
大問4 コンデンサーの極板間に挿入された誘電体

物理もスピードが求められる試験となっておりテンポよく解答していく必要があるため、計算処理能力を磨き上げることが重要です。

●東京医科大学一般入試前期の生物の特徴

次に東京医科大学の生物です。
出題形式は理科2科目合わせて120分で大問数は3~4題でのマーク形式です。

化学同様に正しいものや誤ったものを一つ、あるいは複数個(全ての場合もあり)を選ぶ正誤判定問題は特徴的です。

また計算問題や考察問題も難度の高い問題が多いため、解答スピードも求められる上に、教科書レベルの学習のみでは対応できない出題も多くあります。

日頃から図説を熟読したり、考察問題に多く触れておく必要があります。

●東京医科大学一般入試前期の小論文の特徴

東京医科大学の小論文は、60分で資料文型の出題となっております。

2024年度は阿保順子『認知症の人々が想像する世界』より出題されました。ここ2年は、医学的な文献、書籍が取り扱われています。

例年600字の論述問題になっており、医療や人間にまつわる題材の文章からの出題が多い傾向です。
最低限の医療用語の確認や600字に短時間でまとめる論理構成力を養う必要があります。

●東京医科大学一般入試前期の面接の特徴

個人面接は10分~15分程度です。
医師志望理由、大学志望理由といった典型質問ではなく、

・長所・短所
・人生において大切にしていること
・友達からどう思われているか
・苦手な人とどうコミュニケーションをはかるか
・後悔していること
・挫折経験

など、個人の性格的な側面をはかる質問の方が多い印象です。

MMI形式の課題文を読んで自身の考えを述べる出題もあるのでそちらの対策もしておきましょう。


●まとめ

今回は、東京医科大学一般選抜前期入試について見てきました。2024年度の過去問、2025年度の入試傾向について、科目ごとに予想してまいりました。

受験生のみなさんには、直前期の学習にお役立ていただき、あるいは、現役生のみなさまは受験までのスケジュールを立てる際に、熟読していただいて、万全の備えをはかっていただきたいと思います。

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●2025年度 私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング

2025年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっている。(ガイドP.46に掲載)


大学名

入試難易度
1位

慶應義塾大学

72.5
2位

東京慈恵会医科大学

70.0
3位

日本医科大学

69.0
3位

順天堂大学

69.0
5位

自治医科大学

68.5
5位

東北医科薬科大学​​​​​

(A方式)

68.5
5位
国際医療福祉大学
68.5
5位

関西医科大学

68.5
5位

大阪医科薬科大学

68.0
10位

産業医科大学

67.5

11位
昭和大学

66.5

11位

東京医科大学

66.5

13位

東邦大学

66.5

14位

東北医科薬科大学

(B方式)

65.5

14位

日本大学

65.0
16位
近畿大学

64.5

17位
兵庫医科大学

64.5

17位
藤田医科大学

64.5

19位
帝京大学
64.0
19位
東海大学
64.0
19位
東北医科薬科大学(一般)
64.0
19位
聖マリアンナ医科大学

64.0

23位
北里大学

63.5

23位
杏林大学
63.5
23位
福岡大学

63.5

23位
愛知医科大学

63.5

27位
岩手医科大学

63.0

27位

​​​​​久留米大学

63.0
27位
埼玉医科大学
63.0
27位
金沢医科大学
63.0

31位

獨協医科大学
62.5

32位

川崎医科大学
61.5
32位
東京女子医科大学
61.5

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川村
川村
メルリックス学院渋谷校教務マネージャー。医学部・歯学部受験指導歴10年のあいだに、数多くの受験生の担任として医学部合格・歯学部合格へと導いてきた現場の専門家。医学部・歯学部の入試情報を分析しコーチングを通して生徒たちにお伝えしてきた。医学部合格請負人とも呼ばれている。

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