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【2027年度】国公立医学部 偏差値・難易度ランキング予想(総論)

はじめに:国公立医学部入試を戦う前に必ず押さえておかなければならない事項

こんにちは。
医歯専門予備校メルリックス学院代表の佐藤正憲です。

今回は、2027年度国公立医学部の偏差値ランキング予想について解説します。
河合塾の最新データをベースにして、全50国公立大学医学部(学科)をSランク(超難関)からCランク(標準・地方)まで分類した2027年度予想難易度ランキングを公開します。

毎年、私のもとには全国から多くの医学部受験生やご保護者様が、

・「国公立大学医学部の偏差値はどう動くのか」
・「ウチの子の成績で、どの大学に出願すれば合格の可能性が最も高まるのか」

という切実なご相談にいらっしゃいます。

医学部入試というのは、たった数点の差、そしてほんのわずかな『出願校選択のズレ』が合格と不合格を残酷なまでに分ける、極めてシビアな情報戦です。
だからこそ、表面上の模試データや偏差値数字だけに踊らされることなく、その裏にある『受験生心理の揺れ』や『入試構造の変化』を正しく見抜くプロの眼が不可欠なのです。

今回、河合塾が発表した2027年度入試の予想偏差値において、山梨大学(後期)、広島大学、岡山大学、北海道大学、和歌山県立医科大学、高知大学、島根大学、群馬大学という、非常に注目度の高い国公立大学医学部8大学(9枠)の予想偏差値が『2.5』低下するという非常に大きな変動が起こりました。

これを見た受験生の中には、「偏差値が2.5も下がった!来年は間違いなく狙い目だ!」と単純に歓喜し、出願候補に挙げようとしている方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、長年現場で受験生を見てきた私から言わせれば、それは非常に危険な『罠』になり得ます。国公立大学医学部入試には必ず『隔年現象』や『共通テスト難化に伴う志願者移動の法則』が存在するからです。

本稿では、私・佐藤正憲がメルリックス学院のセミナーや日頃のブログでお伝えしている視点、そして河合塾の最新データを完全統合し、偏差値低下の真の理由から全50国公立大学医学部の難易度マップ、さらには共通テスト得点率80%未満からでも逆転合格を掴むための具体的な戦略まで、余すところなくお伝えいたします。

最後までお付き合いください。

目次[非表示]

  1. 1.はじめに:国公立医学部入試を戦う前に必ず押さえておかなければならない事項
  2. 2.第1章:2026年共通テストショックの波紋と、2027年度国公立医学部入試の全体像
    1. 2.1.1 理科「物理」過去最低点と国語の難化に伴う「高得点帯の蒸発」
    2. 2.2.2 国公立大学医学部志願者700名減と私立大学医学部併願の過熱減少
    3. 2.3.3 共通テスト難化時に発生する「2大受験生心理」
  3. 3.第2章:河合塾予想偏差値2.5低下! 注目8大学(9枠)の要因分析と2027年予測
    1. 3.1.1 8大学9枠の偏差値ダウン要因と2027年反動危険度一覧
    2. 3.2.2 個別大学の深堀り詳細解説「偏差値ダウンの裏側」
    3. 3.3.① 山梨大学(医学部後期試験):全国唯一の後期大規模枠における高得点帯蒸発
    4. 3.4.② 北海道大学・岡山大学・広島大学:名門総合大学・上位旧六の「受験生心理」の冷え込み
    5. 3.5.③ 群馬大学・和歌山県立医科大学:劇的な『隔年現象』の標的
  4. 4.第3章:【2027年最新】全50国公立医学部 偏差値・難易度ランク完全分析
  5. 5.第4章:国公立大学医学部合格の「5大原則」
    1. 5.1.1 原則1:「他学部共通問題」と「医学部固有問題」の出団戦略を見極めよ
    2. 5.2.2 原則2:英語の安定感こそが「不合格にならない最大の武器」である
    3. 5.3.3 原則3:第一段階選抜(足切り)の恐怖と「予告倍率」のチェック
    4. 5.4.4 原則4:「出願校シミュレーション」は必ず3パターン(強気・相応・安全)用意せよ
    5. 5.5.5 原則5:私立医学部併願との相乗効果を最大化せよ
  6. 6.第5章 国公立医学部受験の疑問に答える! 佐藤正憲の直言FAQ(12選)
  7. 7.第6章 2027年合格を掴み取る! 時期別ロードマップを解説!
    1. 7.1.合格へのロードマップ
    2. 7.2.おわりに:覚悟を持った受験生をメルリックス学院は全力で応援します

第1章:2026年共通テストショックの波紋と、2027年度国公立医学部入試の全体像

1 理科「物理」過去最低点と国語の難化に伴う「高得点帯の蒸発」

2026年度国公立大学医学部入試を語る上で絶対に外せないのが、共通テストにおける試験問題の極端な難易度変化です。

特に理科の「物理」において平均点が前年から13.4点も暴落し、平均点が過去最低水準を記録したことは受験界に激震を与えました。
また「国語」においても、前年より10.2点暴落し、総合得点率80%を超えられる受験生が前年比1/3近く減少した主因になりました。

医学部受験生といえば「共通テストで85%〜90%を取るのが当たり前」と思われがちですが、2026年度は共通テストで得点率80%以上を獲得できた受験生の割合が、前年比約63%に激減しました。

6割以上8割未満が前年比96%であったことによる『高得点帯の全国的な蒸発』こそが、国公立医学部全体の出願動向を大きく揺るがす引き金となったのです。

2 国公立大学医学部志願者700名減と私立大学医学部併願の過熱減少

共通テストで思うように得点が伸びなかった受験生たちが選択した行動は主に2つありました。

1つは「国公立医学部の出願校をランクダウンさせる、あるいは出願自体を断念する」こと。
これにより国公立医学部全体の志願者数は前年比で約700名減少しました。

そしてもう1つが「私立大学医学部への併願強化・安全志向」です。

共通テスト利用入試や一般入試において、国公立大学医学部第一志望組が私立大学医学部の上位校・中堅校へとなだれ込み、私立大学医学部の倍率と実質難易度を大きく押し上げる結果となりました。
地区私立の上位校、中堅校が数年来最高の補欠繰上りを記録したのも正しくそのことが要因です。

一例を出せば東京慈恵会医科大学、東京医科大学、藤田医科大学、愛知医科大学、兵庫医科大学が顕著でした。
今年度私・佐藤正憲が主宰するメルリックス学院の私立国立医学部セミナーでもお伝えしましたが、現在の医学部入試は『国公立と私立を切り離して考えることは不可能』であり、両者の相互作用を理解することが戦略の第一歩となります。

3 共通テスト難化時に発生する「2大受験生心理」

共通テストが難化すると、受験生の心理には明確な2つの行動パターンが現れます。

第一に『第二・第三志望群への安全志向と志願者の大移動』です。
持ち点が下がったことで、元々目指していた旧帝大や上位校を諦め、地方国公立や二次配点比率の高い大学へと一斉になだれ込みます。

第二に『医学部固有問題を出題する二次重視校への志願集中』です。
「共通テストの失点を二次試験の記述でひっくり返すしかない」と考えた記述力に自信のある浪人生や実力派が、特定の二次重視校に一気になだれ込む現象が起こります。

これが翌年のボーダーラインを急変動させる原因となるのです。

第2章:河合塾予想偏差値2.5低下! 注目8大学(9枠)の要因分析と2027年予測

1 8大学9枠の偏差値ダウン要因と2027年反動危険度一覧

それでは、今回のメインテーマである「予想偏差値が2.5低下した8大学(9枠)」について、1校ずつその背景と構造を解き明かしていきましょう。

大学名・日程

前年志願者変化

2026年ボーダー状況

偏差値低下の主因

2027年反動危険度

北海道大学(前期)

減少(敬遠傾向)共通テスト国語難化

共テ難化で得点率低下

前年高倍率の反動+二次試験高得点勝負敬遠

★☆☆☆☆
(高止まり警戒)

山梨大学(後期)

減少

後期特有の高得点帯の減少

共通テスト撃沈組の出願回避

★★★★★
(超危険ゾーン)

和歌山県立医科(前期)

減少

県外生の出願控え

二次試験(極高難度)の敬遠

都心回帰。

★★★☆☆
(隔年サイクル)

島根大学(前期)

増加

共通テスト理科配点が大幅に増

前年高倍率・高ボーダーの揺り戻し

★☆☆☆☆
(落ち着きを戻す)

岡山大学(前期)

微減

高得点帯の減少

旧帝大・上位校からの流入減

★★☆☆☆
(名門の底力)

群馬大学(前期)

減少

二段階選抜足切りを警戒する流れ

隔年減少による志願者減少

★★★★☆
(隔年サイクル)

広島大学(前期)

減少

二次逆転狙い組の回避

英語・数学の難度と得点調整影響

★★★☆☆
(安定志向反動)

高知大学(前期)

減少

ボーダー急落

四国エリア内志願者再配置の影響

★★★★☆
(V字回復予測)

高知大学(地域枠)

減少

志願者層の軟化

地元志向と出願要件の心理的ハードル

★★★☆☆
(穴場継続か)

2 個別大学の深堀り詳細解説「偏差値ダウンの裏側」

① 山梨大学(医学部後期試験):全国唯一の後期大規模枠における高得点帯蒸発

山梨大学医学部後期試験は、全国の国公立医学部の中で『前期不合格組・旧帝大志望者の最終決戦場』として特別な地位を占めています。
定員が大きく(前期を行わず後期に集中)、二次試験の数学・理科の配点が極めて高いため、例年は驚異的なハイレベル層が集まります。

しかし、2026年は、共通テストの難化により『後期で勝負できるだけの共通テスト持ち点(85%以上)』を確保できた受験生が全国的に激減しました。
その結果、受験生が弱気になり強気の出願を控え、河合塾の予想偏差値が2.5下がる事態となったのです。

山梨後期の偏差値低下を見て「来年は楽に入れるかも」と思うのは極めて危険です。
2027年に共通テストが平均点レベルに戻れば、一気に全国の上位層が雪崩を打って戻ってきます。

山梨後期は『2027年反動危険度★★★★★』の超危険ゾーンだと認識してください。

② 北海道大学・岡山大学・広島大学:名門総合大学・上位旧六の「受験生心理」の冷え込み

北大、岡山、広島といった旧帝大・上位旧六・上位新八といった名門医学部は、二次試験の配点が高く実力派が集まる大学です。

しかし、2026年は「共通テストで失敗したから、二次配点が高くてもこの格の大学に突っ込むのは怖い」という弱気な心理が働きました。
特に、広島大学や岡山大学は前年度(2025年)に入試難易度や倍率が高かったため、その反動として受験生が警戒して避けた形です。

加えて二次試験の問題も標準問題が中心で「二次試験で一次試験の穴を埋められるまでにはいかない」という心理も働きました。

これらの大学の総合力・研究力・ブランド力は何一つ落ちていません。

一次試験、二次試験と高得点勝負が繰り広げられることには変わり有りません。
ただし、名門だけに下がり続けることはなく、2027年は本来の難易度へ戻る可能性が極めて高いです。

③ 群馬大学・和歌山県立医科大学:劇的な『隔年現象』の標的

とりわけ地方国公立医学部で最も顕著に現れるのが、『隔年現象(倍率と難易度が1年おきに乱高下する現象)』です。

例えば群馬大学は前年(2025年など)に「穴場だ」と注目されて志願者が殺到し、ボーダーが高騰しました。
すると翌年(2026年)は受験生が「ここは倍率が高くて危険だ」と一斉に逃げ出し、志願者が激減して偏差値が2.5下がったのです。

隔年現象の法則に従えば、偏差値が2.5下がった翌年――つまり2027年は、全国の受験生が「狙い目だ!」と一気に押し寄せるため、確実にV字回復(反動難化)します。

出願時にはこの『受験生の大移動』を予測しておく必要があります。特に群馬・和歌山県立医大は2027年に激戦となる覚悟が必要です。

第3章:【2027年最新】全50国公立医学部 偏差値・難易度ランク完全分析

ここからは、河合塾の最新データを基に、全50国公立大学医学部(学科)をSランク(超難関)からCランク(標準・地方)まで分類した2027年度予想難易度ランキングを公開します。

自分の現在の偏差値や得意科目と照らし合わせながらご覧ください。

ランク

予想ボーダー偏差値

対象大学(国公立医学部)

入試特徴・攻略アドバイス

S+ ランク

72.5〜

東京大学(理III)、京都大学

日本の頂点。
共通テスト90%超+超高難度二次試験の完答力が絶対必須。

S ランク

70.0〜72.4

大阪大学、東京医科歯科大学(東京科学大)、
九州大学、名古屋大学、東北大学、
千葉大学 奈良県立医大(後期)

旧帝大最上位。二次配点比率が非常に高く、
数学・物理・化学の突出した力が必要。

A+ ランク

67.5〜69.9

北海道大学、京都府立医科大学、
神戸大学、大阪公立大学、
横浜市立大学 山梨大学(後期)

名門・上位公立。
偏差値2.5ダウンした北大もここ。
二次力重視で逆転可能。

A ランク

65.0〜67.4

筑波大学、金沢大学、岡山大学、
広島大学、名古屋市立大学、
新潟大学 長崎大学

旧六校・有力公立。
岡山・広島が偏差値2.5ダウンで超狙い目ゾーンに突入。

B+ ランク

63.5〜64.9

信州大学、岐阜大学、三重大学、
滋賀医科大学、奈良県立医科大学、
熊本大学、群馬大学、浜松医科大学

準難関校。信州大が偏差値2.5ダウン。
共テと二次のバランス型戦略が鍵。

B ランク

62.5〜63.4

富山大学、福井大学、
和歌山県立医科大学、山口大学、
徳島大学、鹿児島大学、大分大学

中堅国公立。
和歌山県医が偏差値2.5ダウン。
和歌山は二次の超難問対策が必須。

C+ ランク

61.0〜62.4

山形大学、福島県立医科大学、
鳥取大学、香川大学、愛媛大学、
高知大学、札幌医科大学、島根大学

標準校。香川大、島根、高知が2.5ダウン。
共テ高得点維持と標準問題の無失点回答が勝負。

C ランク

60.0〜60.9

旭川医科大学、宮崎大学、
琉球大学、弘前大学、秋田大学

共テ失敗組の崖っぷち逆転劇が多発。

第4章:国公立大学医学部合格の「5大原則」

偏差値データやボーダーラインを理解した上で、実際にあなたがどの大学に出願し、どう合格を勝ち取るか。医歯専門予備校の現場の指導で受験生に叩き込んでいる『5つの絶対原則』をお伝えします。

1 原則1:「他学部共通問題」と「医学部固有問題」の出団戦略を見極めよ

国公立大学医学部の二次試験には、大きく分けて2つのタイプがあります。

①「全学部共通問題(または理工学部と同じ問題)」を出す大学(例:弘前、秋田、信州、徳島など)

②「医学部専用の固有問題(超難問)」を出す大学(例:京都府立医科、和歌山県立医科、山梨後期、単科医科大など)

共通テストで思うように得点が取れなかった受験生が「二次逆転」を狙う場合、①の他学部共通問題の大学では周りも高得点を取るため差がつかず、逆転が困難です。

逆に②の医学部固有問題を出す大学は、合格最低点が5割前後になることも多く、数学や理科で高い思考力・記述力があれば、共通テストの10〜20点のハンデをひっくり返すことが十分に可能なのです。

2 原則2:英語の安定感こそが「不合格にならない最大の武器」である

医学部入試において、数学や理科は年度によって難易度が大きくブレます。
物理で難問が出て失点したり、数学の大問を落としたりするリスクは常にあります。

しかし、英語だけは適切なトレーニングを積んでいれば、本番でも得点が崩れません。

メルリックス学院の合格者データを見ても、逆転合格を果たした生徒の90%以上は『英語で確実に合格者平均以上を得点してきた』受験生です。

数学で一発逆転を狙うのではなく、英語で土台を固めた上で数学・理科の勝負に持ち込むのが鉄則です。

但し、数学オリンピック予選通過レベルの力があれば一般的な受験生が解けない問題も解いて一次試験の穴をひっくり返してしまう受験生も一定数存在することは事実です。

3 原則3:第一段階選抜(足切り)の恐怖と「予告倍率」のチェック

国公立医学部では、共通テストの得点で「第一段階選抜(足切り)」が行われます。

大学ごとに「募集人員の約3倍〜5倍」といった予告倍率が設定されています。

2026年入試でも、共通テストで失敗した受験生が「僅かな可能性を賭けて」足切り倍率の厳しい大学に集まり、二次試験すら受けられずに不合格となる悲劇が多発しました。

自分の共通テスト持ち点と各大学の過去の足切りライン・倍率推移を厳密に照合してください。
とりわけ第一次通過ラインが3倍以下の大学の場合は大手予備校の出すリサーチより辛めに診断した方が無難です。

4 原則4:「出願校シミュレーション」は必ず3パターン(強気・相応・安全)用意せよ

共通テストが終わってから慌てて出願校を探すようでは遅すぎます。

遅くても11月初旬の段階で、以下の3つの出願パターンをあらかじめ決定しておき、二次試験の問題に目を通し始めましょう。


・パターンA(強気):共通テスト得点率85%以上取れた場合(第一志望校・上位校)

・パターンB(相応):共通テスト得点率80%〜84%だった場合(実力相応校)

・パターンC(安全):共通テスト得点率75%〜79%だった場合(二次逆転可能校・地方校)

5 原則5:私立医学部併願との相乗効果を最大化せよ

国公立専願の受験生は、プレッシャーから本番で実力を発揮できないケースが少なくありません。

1月〜2月前半にかかる私立医学部(順天堂、昭和医科、東京医科、日本医科、東京慈恵会、あるいは関西医科、大阪医科薬科、近畿、藤田医科など)の一般入試や共通テスト利用入試を受験し、「合格」という最高の精神安定剤を手に入れておくことが、国公立二次試験での大逆転を生み出します。

第5章 国公立医学部受験の疑問に答える! 佐藤正憲の直言FAQ(12選)

受験生やご保護者様からメルリックス学院によく寄せられる疑問・質問に対し、私・佐藤正憲が本音で回答いたします。

Q1:偏差値が2.5下がった大学は、来年本当に狙い目なのですか?

A1:いいえ、安易に「狙い目」と考えるのは非常に危険です!

医学部入試には『隔年現象』があり、偏差値や倍率が下がった翌年は必ず志願者が殺到して難化します。出願するなら、二次試験の過去問との相性、二次配点、一次二次試験比率を徹底的に分析した上で判断してください。

Q2:共通テストで75%しか取れませんでした。国公立医学部は諦めるべきですか?

A2:諦める必要はありません!

二次試験の配点比率が高く(70%以上)、医学部固有の難問を出題する大学(例:山梨後期、浜松医科、富山、福島県立など)を選べば、二次試験の記述力で十分に逆転可能です。

Q3:河合塾の偏差値と駿台の偏差値、どちらを信じれば良いですか?

A3:どちらか一方ではなく「母団体の違い」を理解して活用してください。

河合塾は受験者数が多く標準〜上位層の判定に優れています。駿台は最上位層(旧帝大・東京科学大など)の精度が高いです。メルリックスでは両方のデータを統合して分析しています。

Q4:再受験生や多浪生に厳しい国公立医学部はまだ存在するのでしょうか?

A4:2018年度に起きた不適切入試に対する文部科学省の指導以降、露骨な年齢差別はほぼ消失しました。

ただし、面接点(段階評価や点数化)の配点が高い大学では、高校卒業後の経歴に対する厳しい質問がなされる事実は今でもあります。メルリックス学院では面接・小論文対策も含めた大学別攻略を行っています。

Q5:地域枠出願は一般枠より偏差値的に有利ですか?

A5:多くの場合、ボーダーラインは一般枠より3〜4%下がります。

ただし、卒業後の勤務条件や診療科、義務年限が厳格に定められているため、将来の医師像と照らし合わせて慎重に選択することが大切です。大学の6年間で気持ちが変わってしまい、相談に訪れる事例も報告されております。

Q6:物理と生物、医学部受験ではどちらが有利ですか?

A6:国公立大学医学部は物理・化学でしか受験できない大学もあり、合格者の約7〜8割は物理選択者と言われています。

物理の方が高得点を狙いやすく、二次試験の計算問題で差をつけやすいためです。ただし、生物で安定して高得点を取れるなら生物選択での逆転も十分に可能です。実際に医学部に進学した後、生物を履修しておいてアドバンテージになったという学生の報告もあります。

Q7:国公立大学医学部二次試験対策はいつから本格化させるべきですか?

A7:理想は夏前ですが、遅くとも10月からは志望校の過去問演習に入ってください。

共通テスト対策に偏りすぎると、記述力が鈍って二次試験で戦えなくなります。私立大学医学部を併願する際はそちらも入念にみておく必要があります。

Q8:足切り(第一段階選抜)にかからないための最低ラインは?

A8:大学の予告倍率によりますが、一般的に共通テスト72%〜75%以下になると地方国公立でも足切りの危険性が急上昇します。

出願倍率の速報を毎日チェックすることが重要です。

Q9:私立大学医学部の共通テスト利用入試は国公立大学医学部志願者にとって使えますか?

A9:非常に有効です。

ただし、私立上位校だとボーダーラインは88%〜92%と極めて高いため、共通テストで大成功した際のアドバンテージ確保として活用するのが基本です。中堅私大だと80%前後から合格する可能性が出てくる大学も出現します。

Q10:面接や小論文で逆転不合格になることはありますか?

A10:面接で「D判定(不合格決定)」をとると学科試験がトップでも不合格になります。

医療倫理や医師志望理由についての準備を怠らないでください。

Q11:塾や予備校の「医学部模試」の判定はどの程度信用できますか?

A11:E判定からの逆転合格はメルリックス学院でも毎年多数出ています。

判定のアルファベットに一喜一憂するのではなく、「どの単元で落としたか」「二次試験で巻き返せるか」「二次試験問題との相性」「得意科目との配点バランス」をしっかりと分析してください。

Q12:メルリックス学院では国公立医学部の出願指導をどのように行っていますか?

A12:以下の通りに指導方針を作成しています。

全講師・スタッフが最新の共通テスト得点分布、過去の追跡調査データ、二次試験の問題相性を総動員し、生徒一人ひとりに合わせた「絶対合格出願戦略シート」を個別作成しております。

第6章 2027年合格を掴み取る! 時期別ロードマップを解説!

最後に、2027年度入試で国公立大学医学部合格を果たすための月別行動指針をお伝えします。

合格へのロードマップ

■ 4月〜8月(基礎固めと英数理の完全マスター)

・全科目の単元別穴をゼロにする。英単語・文法、数学標準問題、物理・化学の基本公式を完璧に。

■ 9月〜11月中旬(二次記述力の育成と志望校過去問対峙)

・医学部固有問題や単科医科大の過去問に挑戦。添削指導を受けて記述の精度を限界まで高める。

私立大学の問題も併用するとよい。

■ 11月下旬〜1月共通テスト前(共通テスト特化トレーニングと3パターン出願シミュレーション)

・共通テストの過去問・予想問題をタイムアタックで解く。不得意箇所を発見したらまとめて個別授業等で整理する。時間がないので個別授業が有効。共通テスト得点状況による出願校のA/B/Cプランを確定させる。

■ 1月共通テスト直後〜2月(出願最終決定と私立併願・二次超特化演習)

・自己採点結果に基づき、足切り回避と二次逆転が狙える最適な1校を決定。私立併願で合格を確保しつつ二次試験対策中心に直前まで対策。

おわりに:覚悟を持った受験生をメルリックス学院は全力で応援します

医学部受験は、決して特別な天才だけが合格する試験ではありません。

国公立大学医学部でも大手予備校のデータやリサーチのみに依存するだけでは戦略として不十分です。
正しい情報を集め、自分の弱点から目を背けず、戦略的に出願校を選んで最後まで諦めずに努力し続けた人が、最終的に「医師への扉」を開けることができるのです。

河合塾の予想偏差値が2.5下がったというニュースは、見方を変えれば『あなたにとっての大きなチャンス』になり得ます。

ただし、その情報は受験生の中で咀嚼して自分に合うものかどうか入念に検証していかないと生きた情報にはならないのもまた事実です。

精神面から情報面まで、メルリックス学院の全スタッフは夢に向かって走るすべての医学部受験生を心から応援しています。

何か不安や疑問があれば、いつでもメルリックス学院の個別相談を利用してください。
あなたが今春、歓喜のサクラを咲かせることを信じています。

もしも何かお困りのことがあれば、メルリックス学院までお気軽にご相談ください。

佐藤正憲
佐藤正憲
医学部歯学部専門予備校メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。以来、医学部受験指導者としても、多くの医学部受験生、歯学部受験生を導き、支え、合格へと伴走してきた。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『日本人の9割が知らない医学部受験の世界』(晶文社)、『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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