【2027年度】関西医科大学 学校推薦型選抜に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

この記事では6年間の学費が2100万円と、産業医科大学と自治医科大学を除く私立医学部の中で3番目に学費の安い大学である関西医科大学の学校推薦型選抜を取り上げます。

2025年度入試から地域枠が一般前期に移動したため、特別枠・一般枠・特色選抜の3区分となりました。少し先の話になりますが、2028年度からは一般枠の出願資格である評定平均が3.5から4.3に引き上げられます。

目次[非表示]

  1. 1.○入試概要
  2. 2.○2026年度 募集要項
    1. 2.1.◎募集人員
    2. 2.2.◎入試日程
  3. 3.○過去3年間の入試結果
    1. 3.1.◎特別枠推薦(専願制・卒業後の従事義務あり)
    2. 3.2.◎一般枠推薦(併願制)
    3. 3.3.◎特色選抜(併願制)
  4. 4.○過去問
    1. 4.1.第1次試験
    2. 4.2.第2次試験
  5. 5.○出願書類
    1. 5.1.◎推薦書
    2. 5.2.◎志望理由書(全入試区分)
    3. 5.3.◎活動報告書(特色選抜)
  6. 6.○攻略法
  7. 7.○合格体験記
    1. 7.1.関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 大場杏珠さん
    2. 7.2.関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 OJさん
    3. 7.3.関西医科大学医学部特別枠推薦 合格 中村 麻茉音さん

○入試概要

関西医科大学の学校推薦型選抜は、実質的な地域枠である【特別枠】、併願可能な【一般枠】、英語型・国際型・科学型のいずれかで受験する併願可能な【特色】の3つに分かれます。

いずれの入試枠も1浪まで受験でき、【特別枠】は評定平均4.0以上、【一般枠】は評定平均3.5以上が必要です。

【特色】は受験者のほとんどが英語型で受験すると言われており、出願資格の目安はCEFR B2レベル以上、英検でいえば準1級以上を2年以内に取得していれば受けることができます。

これまで一次試験の適性能力試験は「問題非公表」でしたが、2025年度の問題が初めて大学ホームページで公表されました。

○2026年度 募集要項

※2027年度の募集要項がわかり次第更新します。

◎募集人員

特別枠推薦(専願制)
10名
一般枠推薦(併願制)
8名
特色選抜(併願制)
5名

◎入試日程

※2027年度の実施スケジュールに大きな変更はないとのことです。地域枠推薦がなくなったこの2年間、一次試験は11月の第4土曜日、二次試験はその1週間後という日程で実施されています。

出願期間
2025年11月1日(土)~11月10日(月)消印有効

第1次試験日​​​​​​

2025年11月22日(土)

第1次合格者発表日

2025月11月26日(水)10時

第2次試験日

2025年11月29日(土)

第2次合格者発表日

2025年12月4日(木)10時

手続完了期限

2025年12月12日(金)15時

○過去3年間の入試結果

◎特別枠推薦(専願制・卒業後の従事義務あり)

卒業後の従事義務が、これまでの「10年」から「5年以上」に変更されたことで、2026年度は前年度から1.7倍と大幅に志望者が増加しました。
もともと関西医科大学の特別枠推薦は、医師不足地域または医師不足診療科に従事することが卒業後の義務とされています。ただ、初期研修は関西医科大学附属病院だけでなく、外部の病院も選ぶことができるため、関西の医学部受験生には人気の推薦です。

今回の変更で、初期研修修了後は関西医科大学の医局に専攻医として戻り、指定された診療科のうちどれかの専門医資格を取得することまでが就労義務となります。

2026
2025
2024
募集人員
10名
10名
10名
志願者数
73名
44名
47名
一次受験者数
73名
44名
47名
一次合格者数
16名
14名
15名
二次受験者数
16名
14名
15名
二次合格者数
10名
10名
10名
最終合格倍率
7.3倍
4.4倍
4.7倍
入学者数
10名
10名
10名

◎一般枠推薦(併願制)

関西圏は古くから近大推薦も行われており、併願制推薦=国公立医学部志望者が多く受験するので難しいというイメージがあるのかもしれません。
募集人員が2025年度から8名と減ったこともあり、このところ一般枠推薦の志願者は減少傾向です。

既に2028年度からは出願資格の評定平均を「3.5以上」から「4.3以上」に引き上げることが発表されています。
関西医科大学としては近大推薦のように多くの志願者を集めるのではなく、高校時代の学業が優秀で、国公立医学部や超難関校を目指す少数精鋭の受験生が受ける入試に舵を切ったのではないでしょうか。

2026
2025
2024
募集人員
8名
8名
10名
志願者数
187名
268名
347名
一次受験者数
185名
265名
332名
一次合格者数
25名
20名
18名
二次受験者数
25名
20名
18名
二次合格者数
15名
13名
16名
最終合格倍率
12.3倍
20.4倍
20.8倍
入学者数
7名
6名
8名

◎特色選抜(併願制)

出願資格には英語型・国際型・科学型の3つがありますが、大学の入試ご担当者によると、ほとんどが英語型での受験ということです。
一般枠と同様に併願制のため、両方の出願資格を持っている受験生から「どちらを受けたらいいですか」というご相談をたびたび受けました。特色選抜の英語型受験者は二次試験で英語面接があるので、それが一つの判断材料となっていたように思います。

一般枠推薦の評定平均が4.3以上になれば、高校の学業優秀タイプは一般枠、英語に秀でている受験生は特色選抜と、より一層わかりやすくすみわけができるのではないかと思われます。

2026
2025
2024
募集人員
5名
5名
7名
志願者数
74名
75名
101名
一次受験者数
74名
72名
96名
一次合格者数
18名
10名
13名
二次受験者数
18名
10名
13名
二次合格者数
11名
8名
11名
最終合格倍率
6.7倍
9.0倍
8.7倍
入学者数
9名
5名
4名

○過去問

関西医科大学医学部 学校推薦型選抜の過去問は大学のホームページで公表されています。残念ながら、合格最低点は公表されていません。
どの入試種別でも同じ問題が出題されます。

第1次試験

小論文

50分

適性能力試験(数理的問題・英文問題を含む)
130分

※小論文は第2次試験合否判定時に使用します

◎小論文

50分500字。課題文や図表によるテーマが与えられて自分の意見を述べる。

◎適性能力試験(数理的問題・英文問題を含む)

大問14題。1題につき5問で選択問題。英語・国語・数学・生物・物理・化学などから出題される。

第2次試験

面接(個別)
20分
段階評価

※特色選抜試験[英語型]受験者には別途英語で面接を行います。
※面接を2回受験していただく場合があります。
※公正を期すため、面接内容を録音します。

◎個人面接

1人20分。面接官は3名。医学部の面接でよくされる質問の他に、紙を渡されてそこに書いてある内容について質問される課題型面接がある。特色選抜の[英語型]で出願した者には英語面接がある。

○出願書類

◎推薦書

高校の先生に書いてもらう書類。アドミッションポリシーに則って自分の適性をアピールしてもらう。

◎志望理由書(全入試区分)

大学ホームページから書式をダウンロードし、500字以内で手書きする。

◎活動報告書(特色選抜)

大学ホームページから書式をダウンロードし、500字以内で手書きする。

○攻略法

関西医科大学の学校推薦型選抜は、まず「どの入試種別で受験するか?」ということから考える必要があります。推薦の種類によって受験できる年齢や評定平均が異なります。卒業後の要件もそれぞれ異なりますのでよく調べた上で決める必要があります。

第1次試験の適性能力試験は英語・数学・国語(現代文)からは毎年出題されますが、理科は年によって出題される科目に偏りがあります。生物・物理・化学どの科目から出題されてもある程度は対応できるように準備をする必要があります。

二次試験の個人面接は15分と長いので様々なことを聞かれます。面接官の態度は決して厳しくありませんが、課題型面接を含めて準備はしっかりとしていく必要があります。

○合格体験記

関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 大場杏珠さん

諦めそうになっても諦めなかった粘りで見事に合格

 

関西医科大学医学部地域枠推薦 合格 OJさん

努力の末にたどり着いた「受験は運」という思い

関西医科大学医学部特別枠推薦 合格 中村 麻茉音さん

SS(スタディサポーター)の皆さんが試験当日、応援に来てくれた

↓関西医科大学の推薦入試に関するご相談はメルリックス大阪校で受け付けております↓

鈴村倫衣
鈴村倫衣
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長。四半世紀以上にわたって医学部・歯学部の受験指導、面接指導に携わり、多くの生徒を合格に導いてきた。医学部・歯学部入試に関する造詣は深く、大学から入試改革のアドバイスを求められることもしばしば。また、多くの生徒に接してきた経験を活かして、大学のFD研修に登壇するなど、高校のみならず大学でも多くの講演を行っている。

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