【訂正】聖マリアンナ医科大学の志望理由書に何を書くべきか?
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
聖マリアンナ医科大学は本学志望理由や自己アピールなど、出願する際に提出する書類が多い大学のひとつです。ここではひとつひとつの項目について説明していきます。
【2023.12.18】活動実績報告書は調査書が発行されない方のみが出願する書類でした。訂正してお詫びいたします。
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本学への志望動機は300字
まずインターネット出願の際は【本学への志望動機】を300字で入力します。もちろん聖マリアンナ医科大学を志望する動機を書くわけですが、聖マリアンナ医科大学の面接は1つの質問に大して深く掘り下げてくるタイプの面接です。出願書類に書いたことを掘り下げてくる場合もあるため、あまりいい加減なことを書いたり、面接で自分が答えた内容とズレていたりすると、そこを突っ込まれる場合があります。志望理由は他の医学部以上に注意深く考える必要があります。
また、自己アピールとして【スポーツ・課外活動・各種大会成績・取得資格】を入力する欄があります。【中学校】【高等学校】【その他】と分かれており、それぞれ120字ずつ入力できます。
ここには、中学あるいは高校時代の活動や取得資格をきちんと書いておきましょう。【高等学校】の欄に入力したことは、次の【活動実績報告書】でさらに詳しく書くことになります。
また【その他】の欄には、小さい頃から習っていることや継続している活動、中学・高校の欄に入らないことを書きましょう。
時折、ここを空欄にしている人を見かけますが、それでは非常にもったいないです。本当になければ「特になし」でも構いませんが、なるべく書けることがあれば(そして面接で答えられる内容があれば)書きましょう。
募集要項には「出願書類(志願票・調査書・活動実績報告書) については、面接評価に加味します。」とありますので、面接で深く聞かれた時のことを想定して、何を書くかしっかりと準備してください。
活動実績報告書を書く時のコツ
また、調査書が発行されない方は志願票に入力する内容とは別に【活動実績報告書】を書かなければなりません。こちらは手書きで【高等学校時代の活動状況】と【高等学校卒業後の活動状況】に分かれています。
【高等学校時代の活動状況】は
(1)生徒会活動、部活動、および学校外での活動
(2)各種大会や競技大会、コンクール等への主な参加歴とその結果
(3)資格、検定、段位等の取得
とかなり具体的に記入することが指定されていますので、それに従って書いていけば大丈夫です。また、志願票の【高等学校】に入力する内容は、ここに書いたことをまとめたものになるはずです。
高校卒業後の活動状況に何を書くか?
【高等学校卒業後の活動状況】は、とにかく空白の期間がないように記入するのが鉄則です。面接官が「この期間は何をしていたのか?」と疑問に思うことのないよう、アルバイトや自宅浪人などもわかるように書きましょう。
浪人していた時代は通っている予備校を記入する方が多いのではないかと思います。何年も浪人している人で、途中で予備校を変えている場合は年月を入れて、いつ自分がどの予備校に通っていたか、面接官にわかりやすいように書くといいでしょう。
これは大学に在学している・在学していた場合も同じで、いつ自分が大学に入学して、いつ卒業・中退・休学したかを明記します。なるべく経歴に空白の部分がないように、
職歴があればもちろん書くこと。海外留学経験やボランティアなどの社会的活動をしていれば、それも必ず書いておきましょう。
高校卒業後、意欲的に取り組んだ活動
【高校卒業後、意欲的に取り組んだ活動】の欄は大学に在籍・卒業した人であれば、ゼミや卒論、部活動などがまず浮かぶでしょう。インターンの一環として社会的活動に取り組んだことがあれば、それもアピールポイントになります。
自分自身の活動アピールについては、必ずしも医療に関係したものである必要はありません。聖マリアンナ医科大学のアドミッションポリシーには、
・自分の意見を明確に述べることができるとともに自己を省察し他人の意見に耳を傾けることのできる人
・誠実で協調性に優れ広い視野をもつ人
といった項目があります。全部で6つの項目がありますので、自分が聖マリアンナ医科大学の「求める学生像」に当てはまっていることを、上手く書類で表現することが大切です。
女性差別、年齢差別はどうなったか?
これらの出願書類は「面接評価に加味します」と募集要項に掲載されています。聖マリアンナ医科大学は1次試験400点、2次試験100点の計500点で合否が判定されます。2次試験100点のうち、面接50点、小論文50点です。
以前、聖マリアンナ医科大学は文部科学省から不適切入試を指摘されました。女性差別、年齢差別について不安な方は、大学のホームページに昨年度の検証報告書が掲載されていますので、こちらを読むことをお勧めします。一言で言うと「心配ない」という結論になると思います。
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