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【関西圏在住の医学部受験生必見!】2026年度 関西の私立医学部入試はこう変わる!

こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤正憲です。

7/13(日)、メルリックス学院大阪校にて「2026年度私立医学部入試戦略セミナー」を開催します。2026年度は、関西地区の私立医学部入試が激動の年となる、と予想されます。早期に「どんな変更点があるか」「どんな入試傾向が予想されるか」を知っておくことこそ、合格の鍵になります。

今回のセミナーでは、そんな関西地区の私立医学部入試に1人でも多くの受験生が合格できるように、様々な最新の受験情報や、合格のための攻略法を解説していきます。
関西地区在住の医学部合格を目指す受験生、保護者の皆さまはぜひ積極的にご参加ください。

本ブログでは、特別に、当日お話することを一部先行して公開していきたいと思います。

◇◆【関西地区編】2026年度私立医学部入試戦略セミナー【お申し込みはこちらから】◆◇


目次[非表示]

  1. 1.「2026年度・入試日程の激変」が関西圏の医学部入試に与える影響
    1. 1.1.2026年度・関西医科大学医学部の受験生は急増しない
  2. 2.関西地区の医学部の繰上げ合格者数が増加する? 
    1. 2.1.繰り上がり合格が出る年、出ない年
    2. 2.2.2025年度入試において北里大学医学部が繰り上がり合格者数を激減させた理由
  3. 3.まとめ


「2026年度・入試日程の激変」が関西圏の医学部入試に与える影響

実は、2026年度に1月入試を実施する私立大学医学部は31大学中9大学しかありません。
そのうち、3大学(1/3)が関西圏の私立大学医学部になります。

当然、2月以降に、同じ偏差値・受験難度帯の私立大学医学部の受験日程が激しく重なります。

【例】

2/1(日):川崎医科大学、東京女子医科大学、久留米大学

2/2(月):杏林大学、東海大学、福岡大学  

2/3(火):北里大学、東海大学、金沢医科大学 

2/4(水):東京医科大学、金沢医科大学、藤田医科大学

関東圏の私立大学医学部を本命にしている受験生は、2/1~2/4までの4日間でどの大学を受験するかで全てが決まるといっても過言ではありません。

加えて、私立中堅大学医学部を主眼に置いている受験生は、2/5(木)実施の聖マリアンナ医科大学、2/8(日)実施の埼玉医科大学、2/11(水)、12(木)実施の獨協医科大学を受験することになるでしょう。

そう考えると、関東圏の私立中堅大学医学部を本命にしている受験生は前期で7校しか受験ができなくなります

これまでの医学部入試の日程であれば、前期日程で12校~13校ほど受験できました。
しかし、2026年度は1月に入試を実施する、愛知医科大学(1/20【火】実施)、岩手医科大学(1/21【水】実施)、近畿大学(1/25【日】実施)、兵庫医科大学(1/28【水】実施)を受験しなければ、最大でも7校を受験するのみで前期日程を終了してしまうことになります。

このような受験日程の都合から、関東圏の医学部受験生が1月に入試日程を組んでいる関西圏の大学を受験するでしょう。そのため、関西圏の1月入試は例年よりも激戦になることが予想できます。

2026年度・関西医科大学医学部の受験生は急増しない

関西医科大学(1/31【土】実施)に関しては、翌日2/1(日)に日本大学の入試、翌々日には2/3(火)に順天堂大学医学部の入試が控えていることから、受験生が極端に増えることは考えにくいでしょう。

こういった情報も踏まえて、7/13(日)のセミナーでは、関東圏の受験生がどの関西圏私立医科大にターゲットを合わせてくるか大胆に予想していきたいと思っております。


関西地区の医学部の繰上げ合格者数が増加する? 

7/13(日)のセミナーでは、繰り上がり合格者が増えるか否かも占っていきたいと考えています。

先述の通り、2026年度の医学部入試は、過去最高レベルで偏差値帯や受験難度が同じ大学の入試日程が重なっています。

実は、こういった入試日程の重なりは繰上げ合格者数にも大きく影響します。

特に、2月以降に実施された入試では、補欠合格者に繰り上がりが回り辛い状況が生まれることが予想されます。
一方、1月に一般前期入試がある大学は例年以上に受験者数が増えると予想されるため、補欠合格者の繰り上がりが増えることも十分に予想されます。

繰り上がり合格が出る年、出ない年

メルリックス学院では、情報センターと分析して繰り上がり合格について「ある法則」を解明しました。
せっかくですので、ここでは関西地区の一例をご紹介させていただきます。

●2024年度入試・大阪医科薬科大学一般前期一次試験と関西医科大学一般前期二次試験

2024年度医学部入試では、関西医科大学一般前期日程の二次試験と大阪医科薬科大学の二次試験の日程が見事に重なりました。

この年は、大阪医科薬科大学の前期補欠合格者からは繰り上がり合格があまり回りませんでした。一般後期入試の合格者から12名、共通テスト利用から21名を回すに過ぎませんでした。
2023年度入試では一般前期入試の補欠候補者から40名の繰り上がり合格者が出たのとは、大きく様相が異なります。

では、一体、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

関西医科大学と大阪医科薬科大学のケースですと、関西医科大学の二次試験を受験する層と大阪医科薬科大学前期入試を受験する層がまともに重なります。

換言すれば、大阪医科薬科大学はその年上位342名(関西医科大学二次試験受験者)が抜けた状態で前期入試一次試験を実施することになります。

その結果、大阪医科薬科大学の一次試験に例年だったら合格できないレベルの受験生も一次試験に通過することになります。正規合格者の水準も例年より低くなり、入学辞退者数の数が大幅に減ることになります。

似たようなケースを、もう一例見てみましょう。今度は関東圏の大学です。

2025年度入試において北里大学医学部が繰り上がり合格者数を激減させた理由

昨年度――2025年度入試において、北里大学医学部の繰り上がり合格者数に大きな変化がありました。

2024年度入試では194名の繰り上がり合格者数を出したにも拘わらず、2025年度入試においては90名に留まったのです。

ではなぜそのような現象が起きたのでしょうか?

2025年度入試においては、北里大学の一般前期入試の一次試験と岩手医科大学、杏林大学の二次試験が完全に重なりました。
この3大学はメルリックス学院が出している偏差値ランキングでも同レベル帯に位置します。

入試日程が重なったことによって、岩手医科大学の二次試験受験者の半数200名前後と、杏林大学の二次試験受験者400名(推定)が受験しない中で入試が行われました。

関西医科大学と大阪医科薬科大学の試験日程が重なった時と同じ理屈で、通常であれば北里大学医学部に合格できない受験生も合格証を手にすることができました。

2024年度の北里大学の入試日程が、岩手医科大学の二次試験とのみしか重なっていないので、杏林大学の二次試験と重なったことで非常に大きな影響が出ました。

加えて、同年2/1が私立医学部の主要校の一次試験が重なり、多くの受験生が選択制である二次試験の日程を、北里大学の一次試験と重なる1/31に選択したのも大きな要因でした。

まとめ

いかがだったでしょうか。
2026年度の医学部入試は入試日程の激変によって、例年以上に大きな変化が予想されます。

特に、関西圏の私立大学医学部の入試結果は、関東圏の受験生の動向によっても大きく変わるでしょう。

このような大きな変化がある年こそ、合格に必要なのは正確な情報に基づく受験戦略です。

関西圏在住の医学部受験生、保護者様にはぜひ、7/13(日)【関西地区編】私立医学部入試戦略セミナーにお越しいただきたいと思います。
ここでは差し控えた情報や、2026度に医学部合格を掴むための戦略を赤裸々に公開したいと考えています。

まずはセミナーの内容や、開始時間等を以下よりご確認くださいませ。

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◇◆【関西地区編】2026年度私立医学部入試戦略セミナー【お申し込みはこちらから】◆◇


佐藤正憲
佐藤正憲
医学部歯学部専門予備校メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。以来、医学部受験指導者としても、多くの医学部受験生、歯学部受験生を導き、支え、合格へと伴走してきた。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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