久留米大学医学部が理系再受験生を対象に「自己推薦型選抜」を導入！

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

久留米大学医学部の2024年度入試概要が公表されました。
これまで学校推薦型選抜の出願資格には「評定平均3.8以上」とありましたが、それが2024年度から廃止されます。一般A日程は1浪までなら誰でも、久留米大学特別枠、福岡県特別枠は2浪までなら誰でも受験できるようになります。

さらにもう一つ、推薦と同じ日程で自己推薦型選抜を導入します。募集人員は約2名です。

自己推薦型選抜は募集人員約2名

久留米大学医学部で新しく始まる自己推薦型選抜入試の出願資格は以下の通りです。

・4年制以上の国内の大学（理系学部）を卒業後3年以内の者（学士）および卒業見込みの者
・入学時満25歳以下の者
・6年制大学（歯・薬学部）の場合は満27歳以下の者
・専願制

理系学部の判断は提出書類等をもとに本学において行う、とあります。まずは成績証明書をもとに出願資格があるかどうかを判断するものと思われます。

例えば、6年制の大学に獣医学部は含まれないのかとも思ったのですが、それも医学部事務部教務課に問い合わせてみるべきでしょう。

入学年次は1年次となりますので、おそらく教養科目である程度、自然科学の単位を取っていることが必須条件となるのではないかと考えられます。

試験内容は推薦と同じ英語・数学・小論文・面接

試験科目は英語・数学・小論文・面接です。推薦と同じ試験内容です。久留米大学は推薦の問題も公表しているので、取り寄せてみるといいと思います。

過去問題集はこちらから取り寄せができます。

初年度ということもあり、どれほどの人数が出願するかわかりませんが、受験資格のある人は受験を考えてみてもいいと思います。

志願者減少が続く久留米大学医学部

昨年、久留米大学は一般前期の志願者数が1,279人と、私立医学部一般前期の志願者としては東京女子医科大学に次ぐ少なさでした。岡山にある本学キャンパスにしか試験会場を設けていない川崎医科大学の1,279人よりも少ない志願者数でした。

2024年度入試も一般前期の1次試験日は2月1日、2次試験日は2月13日と例年と同じ入試日程で行われます。地方の医学部の難易度が少しずつ易しくなっている中で、他の医学部の日程次第ですが、今年もチャンスであることに変わりはないでしょう。