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東海大学医学部 合格|理系であっても必要不可欠な日本語の思考能力、小論文の授業で大切なものを掴んだ


受験情報・対策


兄が苦労する姿を見ていた弟I.Kさんは、高3になるとまず基礎を学ぶために大手予備校に通うことにした。小論文は個別指導で見てもらったが、兄と同じく考え方や思考力をめきめきと鍛えられた。
メルリックスでは東海大学医学部がその年からAO入試を始めるという情報もいち早くつかんでおり、そこに照準を絞って夏休みが終わる頃にはほぼ小論文を仕上げることができた。AO入試では抽象的な課題文にもきちんと対応できたが、結果は1次不合格であった。



そこから弟は悔しさを武器にして一般入試の勉強を始めた。数Ⅲと化学に不安があったため、受験校を絞りたいという弟の提案に担任も最初は難色を示したが、一度決めたら貫く性格を知っていたため、全力を出し切れと言って送り出した。岩手医科大学医学部と東海大学医学部の1次試験に合格するも「繰り上げが回ってくるなんて甘い考えは持っていない。来年もメルリックスで一から頑張ります」と言う弟に、担任は「選抜テストの受験は3月末でいいよ」と声をかけた。これまでのデータから、担任は東海大学の繰り上げ合格が回ってくるのではないかと予想していたからだ。岩手医科大学の繰り上げ合格が回ってきた翌日に、東海大学からも繰り上げ合格の電話があった。それはちょうど幻となった選抜テストの受験予定日でもあった。



医学部に合格した今、I. Kさん兄弟は改めて小論文の重要さについて感じている。小論文を書けるようになるということは、日本語の思考能力を鍛えるということでもあり、それは理系科目であっても学力を伸ばすには必要不可欠だ。2人にとって小論文の先生は夢を後押ししてくれた生涯の恩人である。