関西医科大学医学部合格|5浪目で家族と一緒に上京、「ここしかないだろう」とメルリックスへ
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メルリックスに入学した理由
5浪が決まった時にガラッと環境を変えたいと思いました。
ずっと浪人時代は父と一緒にメルリックス学院のブログを読んでいました。
なので「もうここしかないだろう」という感じで、東京のメルリックスにお世話になることにしました。
僕は関西出身なのですが、家族が自分のために1年だけ東京に引っ越してきてくれました。
父の仕事の融通が利いたこともありますが、家族と一緒に移住できたことは心強かったです。
おかげで浪人中に孤独を感じることはありませんでした。
毎日、筋トレする習慣がついたこともあって、かなり精神的に強くなったと思います。
メルリックスでの印象的なエピソード
4浪の時に2校の医学部に1次合格していたので、自分の足りない部分を埋めるために全科目マンツーマンの個別指導を取ることにしました。
それまで通っていた予備校では、成績を見て「こんなんじゃ受からない」「このままじゃヤバい」と指摘されるのが普通でした。
ところが、メルリックスの先生たちは最初の授業で、現在の学力を測るための口頭試問をした後で「なんで落ちたのかわからない」と率直な感想を言ってくださいました。
初めて自分の学力を客観的にとらえることができた瞬間でした。
ただ、物理の先生からは「5浪しているということは基礎ができていないのではないか」と厳しいご指摘をいただきました。
どちらかと言うと物理は得意だったので意外でしたが、授業が進んでいくと「君のことをなめてたわ、ゴメン」と先生に謝られました(笑)
その時のことはとても印象に残っています。
成績の変化
① 英語はもともと得意だったこともあり、入試英語にプラスして、先生が深い部分まで教えてくださいました。そのことは面接で自分の考えていることを言葉にする時にもとても役立ちました。
② 数学は先生が自分に合ったプリントを選んでくれて、1年間ひたすら演習漬けでした。
③ 化学は新しい知識を覚えるというより、計算の仕方を随分と注意されて改善されました。
④ 物理を微積で解くのは初めての経験でしたが、全部新しいことだったので授業で吸収するのがとても楽しかったです。これまで勉強してきたことにこだわらず、先生から与えられたものは拒否せずにすべて吸収していこうと思っていました。
入試での印象に残ったエピソード
5浪目だったので面接は担任と何度も練習しました。ただ、面接官に強くあたられることはほとんどありませんでした。どの大学も面接は上手くいったと思います。
関西医科大学の最初の面接官に「5浪したけど入ってから大丈夫か」と威圧的に聞かれたことは覚えています。
でも、ブザーが鳴って「これで面接を終わります」と言われた瞬間、その面接官の態度ががらっと変わりました。
「5浪もよう続いたな」としみじみ言ってくれて、その時になんとなく「受かったかもしれない」と思いました(笑)
後輩へのメッセージ
よく医学部入試に合格するには「基礎が大事」と言われます。
でも「基礎とはなにか?」と聞かれると、答えられる人はあまりいないように思います。
合格するのに必要な基礎とは、僕に言わせれば「教科書」だと思います。
教科書には言葉の定義や、公式の考え方が丁寧に説明されています。
ある公式がどういう条件のもとで使えるか、逆に言えばどういう時には使えないか、ただ当てはめればいいわけではないとわかります。
受験勉強は「目の前の問題を解くことがゴール」ではなく、「初めて見る入試問題を解くことがゴール」です。
過去問を見た時に、この問題はこの基礎部分の応用だなとわかるまで勉強できると、どの大学の入試問題もある程度、太刀打ちできるようになると思います。
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