藤田医科大学ふじた未来入試合格|国公立を目指している人も受験できるふじた未来入試
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ロボット手術に興味を持った子供時代
――まずは医師になろうと思ったきっかけを教えてください。
S.Dさん(以下、Sさん):小学生のとき、父の影響もあって機械や工具に興味を持つようになりました。実際に機械をいじるのが好きでいろいろと調べていくうちに、今は手術支援ロボットで行える手術があると知り、医師になってロボット手術をやってみたい、そして患者さんを救いたいと思うようになりました。
――ふじた未来入試を知ったのはいつですか。
Sさん:高校3年になって自分で医学部入試のことを調べていたときに、藤田医科大学がロボット手術にとても力を入れていることを知りました。そのとき「ふじた未来入試」という入試方式があることを知りました。国公立医学部に合格したら入学辞退できることを知り、受験しようと決めました。
将来をイメージしながら楽しく準備した『ビジョン12』
――『ビジョン12』などの出願書類の準備は大変でしたか。
Sさん:大変ではありましたが、自分のやりたいことが明確に決まっていたので、自分の将来像をイメージしながら楽しく準備できました。
――ふじた未来入試に向けて他にどんなことを対策しましたか。
Sさん:ふじた未来入試は一次試験で実施される英語、数学、小論文の過去問が公表されているので、まずは過去問を見てから数学は基礎問題をひたすらやりました。小論文は高校の国語の先生に何度か書いて添削してもらいました。
――英語はどうでしたか。
Sさん:英語に関してはもっと早くから始めておけばよかったと後悔しています。医療英単語など一通り医学部入試の長文対策はしたのですが、実際の入試ではかなりしっかりとした内容の医療系の長文が出題され、自分としては対応し切れなかったと感じました。
――一次試験の他の科目はいかがでしたか。
Sさん:英語に不安はありましたが数学は解けましたし、小論文も起承転結がちょっと甘かったかなという反省はありますが何とか書けたので、もしかしたら一次試験は行けたかもしれないと思いました。
二次試験の面接はメルリックスの練習通り
――二次試験は講義課題や個人面接、グループディスカッションなど、かなり他の大学にはない特殊な形式ですがどうでしたか。
Sさん:メルリックス学院から毎年ふじた未来入試の合格者が出ていると高校の先生に教えてもらって、二次試験の前日に名古屋校で行われた対策講座に参加しました。実際に個人面接ではメルリックス学院で練習したことしか聞かれなかったので、かなり手応えはありました。
――グループディスカッションは大変だったと聞きました。
Sさん:最初に役割分担を決めようと言い出した人がいたのですが、それがあまり上手くいかなくて、自分の意見を押し通そうとする人もいて大変でした。
――Sさんはどういった役割を心がけたのですか。
Sさん:グループディスカッションは協調性を見るものだと思ったので、私は他の人の意見に同意して自分の意見を付け足す形を取りました。二次試験は講義課題も含めて、点数開示の結果はかなり良かったです。対策して良かったと思いました。
共通テストと一般選抜の受験
――実は二次試験の結果が補欠1番だと聞いたときに、油断せずに国公立を受験できるので結果的に良かったのではないかと思ったのですが、実際はどうでしたか。
Sさん:共通テストが思ったほど点数が取れなくて、推薦と前期は医学部に出願しましたが、後期は別の学部に出願しました。
――そうだったんですね。私立医学部はどこか受験しましたか。
Sさん:東京医科大学と関西医科大学を受験しました。ただ、藤田医科大学の補欠が回ってくるかもしれないと思っていたので、私立医学部はあまり期待せずに受けました。
――ふじた未来入試の繰り上げ合格が回ってきたのは、国公立の前期発表が一段落ついた後でしたね。
Sさん:はい、夜8時ぐらいに大学から繰り上げ合格の電話がかかってきました。
最先端の医療を藤田医科大学で吸収したい
――ふじた未来入試で合格すると在学中からいろいろなプログラムが組まれていると思いますが、今のところどんな将来像を描いていますか。
Sさん:大学を卒業した後もずっと研修医として残ることになると思いますので、まずはしっかりロボット手術について学びたいと思います。最先端の設備がないとできないので、いずれ地元に帰って生まれ育った地域の医療に貢献したいという気持ちはありますが、まずは藤田医科大学でさまざまなことを吸収したいと思っています。
――最後に後輩へのメッセージをお願いします。
Sさん:ふじた未来入試は国公立を目指す人なら受けて損はない良い入試だと思います。特徴的である二次試験は、メルリックスさんで練習した以外のことはほとんど聞かれません。もし不安がある人は、家族などを相手に色々な話をする練習をしてみるといいかもしれません。あとは自信を持って堂々と挑んでください!