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【合格体験記】第2回・今年の渋谷校で印象に残った生徒達

こんにちは。
渋谷校教務マネージャーの川村です。


今年度合格した生徒の様子を医大生チューターに聞きました。
医大生チューターは毎日、講師室で生徒達の質問に答えて下さっています。
そのチューターから見た、生徒達の努力の軌跡です。


目次[非表示]

  1. 1.【東京女子医科大学医学部合格 Mさん】
    1. 1.1.日本大学医学部チューターから見たMさん
    2. 1.2.東京慈恵会医科大学医学部チューターから見たMさん
  2. 2.【北里大学医学部合格 Mくん】
    1. 2.1.順天堂大学医学部チューターから見たMくん
  3. 3.【福岡大学医学部合格 Nくん】
    1. 3.1.順天堂大学医学部チューターから見たNくん
  4. 4.【獨協医科大学医学部合格 Yくん】
    1. 4.1.東京慈恵会医科大学医学部チューターから見たYくん

【東京女子医科大学医学部合格 Mさん】

日本大学医学部チューターから見たMさん


Mさんは主に数学と生物の質問をしに来てくれました。

当初、数学においては数式の立て方に悩んでいるように伺えました。計算を簡単にするためにちょっとした工夫が必要なときや、条件を整理してすっきりした数式を立てたいときに行き詰ってしまうようでした。
基礎的な地力はあると感じていた生徒さんでしたので、もう少し視野を広げてリラックスするといいよとアドバイスしたところみるみる計算力が上がったように感じられました。
また漸化式を要する数列の問題も苦手としていたようですが、日を重ねるごとに質問の要点が具体的になっていきました。


生物では特に複雑な考察問題に悩んでいました。Mさんの場合、問題の文章だけを追って理解しようとする癖がありましたので、自分なりにイラストに落とし込んで図として解釈するといいよとアドバイスしました。
すると、次の質問のときにはしっかりと図を書き込み、そのうえで疑問に思う点を絞ってきました。チューターとして解答のヒントが非常に与えやすかったのもありますが、自分にとっての疑問点を浮き彫りにすることができれば理解まであと一歩であり、そのことが何よりMさんにとって大きな意味があったのではないかと思いました。


1年間で学力が飛躍的に向上したMさんでしたが、チューターに対する質問の質という点でもそれは比例していたと考えます。わからないところがわからないことと、ここが疑解からないと言えることには大きな違いがあります。Mさんの質問がどんどん変化していくのと同時に学力もどんどん上がっていくことが感じられました。この変化はまぎれもなく量をこなしたからこそ得られた質だと感じました。


東京慈恵会医科大学医学部チューターから見たMさん


間違いなく今年1年で最も多く質問に来てくれたのがMさんです。ほぼ毎回質問に来てくれていたので、私がいない日も毎日チューターや先生に質問に行っていたのだと思います。


Mさんは数学の苦手な分野を聞きに来てくれることが多く、数Ⅲの積分を計算を合わせるのに苦労したり、図形問題を理解するのに苦労していた様子でした。苦手な分野に立ち向かうのは根気が必要で辛いこともあったと思いますが、質問に来てくれる一生懸命な姿に、私も応えようと思うだけの気迫がありました。


問題の解き方だけでなく、先生の板書で理解できなかったところを聞きに来てくれることもありました。授業中に理解できなかったことや気になったことをそのままにしない姿勢が素晴らしいなと、いつも感心していました。その小さなこともおろそかにしない姿勢が合格に結びついたのだと思います。


【北里大学医学部合格 Mくん】

順天堂大学医学部チューターから見たMくん


入学してきた時から、再受験生と言うこともあるのかコミュニケーション能力が非常に高く、たくさんのチューターや生徒と話をして、積極的に仲良くなっていました。「医学部専門予備校に入学したのだから、チューターを使おう」という気持ちがあって、とても有効活用をしていたと思います。
質問も何回も来てくれて、勉強の相談をしたり、疲れた時はちょっとした雑談もしたりして、とても良いチューターの使い方をしていたと思います。


とても大人な一面とは別に、スポーツで培った体力でがむしゃらに頑張る面もあったので、応援していた一人として合格して嬉しいです。自分のことだけでなく、周りの生徒も巻き込んで一緒に頑張っていこうと言うリーダーシップもあり、チューターから見ても尊敬できる人だなと、いつも感じていました。


勉強面では、苦手な数学は生徒やチューターに教わり、得意な英語を他の生徒に教えることをしていて、とても良い勉強方法だなと思いました。また、チェックテストなども周りと競い合う精神が強く、生徒全員のモチベーションを上げることに貢献していて、素晴らしいなと思いました。


【福岡大学医学部合格 Nくん】


順天堂大学医学部チューターから見たNくん


最初はとてもシャイだなと感じていましたが、時間が経つにつれてだんだん明るく、周りの生徒ともたくさん交流するようになってきました。慣れるまで時間がかかるタイプなのだと思います。普段から休む時は休んで、勉強する時は真面目に取り組むとても効率の良い勉強をしている印象でした。


質問の内容そのものも頭が良いのだなと思えるような内容で、自分もチューターとしても頭をフル回転させないといけないなと、思わせてくれるような存在でした。


また、得意な科目は他の生徒に教えることで、自分の勉強にもなっていたそうです。他の生徒からは質問したら快く質問に答えてくれる、とても優しい生徒だととても人望を持たれていて、そこも合格につながったのだなと思いました。


【獨協医科大学医学部合格 Yくん】

東京慈恵会医科大学医学部チューターから見たYくん


獨協の二次試験の直前に、小論文の対策を一緒にしました。
獨協の二次試験の小論文は、要約問題と自分の意見を述べる問題の2種類があります。自分の意見を述べる問題は大変よく書けていたのですが、要約問題に苦戦しているようでした。
私がメルリックスで要約問題や小論文の対策をしてもらった時のことを思い出しながら、その時に学んだことに基づいてアドバイスしました。Yくんはただ書いて終わりではなく、その後で私のアドバイスをもとに書き直したものも持って来てくれました。絶対に二次合格するという決意が感じられ、最後まで熱心に小論文対策をしている姿が印象に残っています。


川村
川村
メルリックス学院渋谷校教務マネージャー