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2023【速報】医学部偏差値ランキング | とにかく1校医学部に受かりたい受験生へのオススメランキング(第2回)


こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤正憲です。


代表室から2023年度の医学部入試についてお届けするブログ。今回は第1回の続きとなる2023年度の速報医学部偏差値ランキング(第2回)をお送りします。


目次[非表示]

  1. 1.◆獨協医科大学
  2. 2.◆埼玉医科大学
  3. 3.◆東海大学
  4. 4.◆北里大学
  5. 5.◆東北医科薬科大学 
  6. 6.◆杏林大学
  7. 7.◆聖マリアンナ医科大学


私立医学部29校をメルリックス学院で独自に分析致しました。
受かりやすいと思われる大学から順に書いていきます。
メルリックス独自のランキングは次のように考えています。


赤字は前回取り上げた大学

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川崎医科大学
久留米大学医学部
東京女子医科大学
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福岡大学医学部
岩手医科大学

獨協医科大学
金沢医科大学
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埼玉医科大学
東海大学医学部
愛知医科大学 
北里大学医学部
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東北医科薬科大学
帝京大学医学部
杏林大学医学部
聖マリアンナ医科大学
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藤田医科大学
兵庫医科大学
日本大学医学部
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近畿大学医学部
昭和大学医学部
東邦大学医学部
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東京医科大学
国際医療福祉大学
関西医科大学
大阪医科薬科大学
日本医科大学 
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順天堂大学医学部
東京慈恵会医科大学
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慶應義塾大学医学部


◆獨協医科大学

2021年度入試から1次試験日を2日間にして2022年度入試では2020年度入試から1.5倍の増加となっていたが、2023年度入試では2250人(前年比72%)となった。受験者層が似ている帝京3日目と重なった点が大きい。また推薦枠を広げており2020年度の現役枠から1.3倍増やしている。



毎年定員を細かく変更しているが、一般枠はこのところ減少傾向にあり57人と削減している。どの科目も問題レベルは標準より若干高め程度であるが、問題数が多めであることが特徴。しっかりと標準レベルのものをスピーディーに解く練習を積んでおきたい。


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◆埼玉医科大学

2020年入試から2022年入試まで3年連続、300人ずつ志願者数を伸ばしている。
特に昨年度は英語の配点が150点から100点に軽減されたことも相まって英語を不得意としてた層からも志願者増加が見込めたといえる。
ただ、2023年度入試の英語の問題を見ても、依然、分量的には多い傾向であることには変わりない。


一方、逆に後期入試に関しては2022年から700人程度、減らしており、前期と逆の動きをしている。2021年度から募集人員を35人から20人に減らした影響が出ている。
2023年度の一般前期の問題では数学はボリュームが少なめで、化学は問題は多めだが、計算量を工夫すれば充分に時間内に解けるように配慮されている。


◆東海大学

2023年度入試は数Ⅲが出題範囲から削られたことで注目されたが、結果的に3600人の志願者となり、2020年度入試の志願者数まで戻すことができた。
数Ⅰ・A・Ⅱ・Bからの出題となった数学に関してはほぼ同じ問題を解いたことがあるような基本的な問題と、一見しただけではどう解いたらいいのか戸惑ってしまうような問題が混ざっていて、その難易度にギャップがあるように感じられる。数Ⅲを出題範囲から除外したことの影響がどう出るかは数年にわたって観察する必要がある。



英語に関しては大問数は例年通り7問。出題形式に関しても、マーク式と記述式の併用という形に変更は無かった。過去問を使用して出題傾向を十分に研究してきた受験生にとっては、事前に計画していた戦術通りに落ち着いて取り組める出題であったと言える。理科に関しては標準化点数で点数化しているので、不公平感はない。



総合型選抜である「希望の星」育成は、実施から5年が経ち今年も15人の最終合格者を出した。共通テストで約7割を取れば合格できる試験なので現役生にとってはチャンスとなる。次なる入試改革の手を打ってくるか注目である。


◆北里大学

このところ志願者が2000人前後で推移しており、今年は水道橋に試験会場を設けたが2016人と昨年から160人以上減らした。繰上合格者数が2021年度275人、2022年度が187人と同レベル帯の大学と比較しても非常に多いのが特徴である。学費が6年間で3890万円と高額であること、相模原キャンパスが都心から遠いことなどが理由として挙げられる。


指定校推薦は一般枠と地域枠の両方があり、地域枠の指定校は年々増加傾向にある。今年度も指定校の見直しが行われて今まで70人台であった一般枠の志願者数が57人まで前年度から14人減少した。実際の合格者は変わらず35人である。


一般選抜の1次試験は500点満点中300点が英数の配点。合格してくる生徒の特徴をみると理科を得点源にしている生徒より英語、数学を確実に得点する生徒が強い。特に数学は途中の過程もしっかりと論証する必要があるため、藤田医科、関西医科同様、国公立大に向けて勉強を進めている学生にも日頃の勉強の成果を出せる形式にしている。但し、理科が時間の割に問題が多いので、この点に関しては現役生より浪人生の方が有利な形式である。



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◆東北医科薬科大学 

2023年度入試において、志願者数は昨年並み。2021年から1700人台で推移しており、安定している。今年度も一次合格者数は550人前後と予想されうる。



数学に関しては例年かなりの難問も含まれているので、解ける問題をミスなく得点する作業が必要になってくる。5割程度得点したいが、他で絶対的な教科があれば4割程度でも勝負できる。英語は内容、形式は昨年同様。問題数が減った分、楽になった印象。化学に関しては標準よりやや優しめの問題であり、かつ理論分野より知識分野からの出題であったため、コツコツ努力してきた受験生にとって有利な問題であった。物理、生物ともに難易度的にはほぼ同じであるが、時間の割に作業量を要する問題が多く、そのあたりの取捨選択が生命線になったと思われる。



昨年、1期生が卒業して国試合格率は96.8%とまずまずの結果であった。今後入試も含めて何らかの改革が行われるか注意が必要である。


◆杏林大学

2022年度に400人近く志願者を伸ばし、2023年度入試も110%の伸び率を記録している。問題が解きやすく、首都圏の大学で前半戦で受験日が単独開催になっていることも功を奏しているといえよう。その代わり、繰上合格は例年かなり回るので4月になるまで諦めてはいけない。
2023年度入試の一次合格者数が651人(昨年度691人)で実質的には難化。但し、一次合格者数の多さでは有数といえよう。


数学に関しては年によって難易度に差があり、2023年度入試は考える問題が多く、内容は難化した年であった。英語は出題パターンもほぼ決まっており、難易度に変化なし。文法、整序問題、さほど多くない文章問題とこのパターンが続いている。英語が苦手な受験生でも何とか対処できるレベルである。
化学は2020年度から易化傾向にあり、2022年度は大幅に易化したので2023年度はさすがに戻した感がある。物理も難しい問題を避けて標準的な問題を拾っていけば75%程度取るのは難しくない。生物は2022年度より易化している。


◆聖マリアンナ医科大学


今年の志願者数は前年比126%の伸びを示し、判明している範囲では東海大学、東京女子医科に次ぐ志願者数の伸びを記録した。愛知医科と同日日程が話題になり、西日本の学生は受験校を迷うことになったが、結果的に昨年は帝京2日目と重なっていた分がほぼほぼ聖マリアンナ医科に流れた形になった。結果的には愛知医科が志願者数を大幅に減らしたのとは対照的な形になった。


医学部不適切入試を最後まで認めなかったことが受験生の印象がマイナスに働いた面もあるが、そろそろその影響も薄れてきたようである。ちなみにメルリックスからは再受験生の女性も合格しているので、今は年齢差別・女性差別ともに気にする必要はないと考えている。


今年から指定校推薦枠がなくなり、一般前期で5人定員が増えたことも受験生の心理を出願へ前向きにさせた要因といえよう。対策法としては、記述力を全教科で問われるので、解答を出すだけでなく過程をしっかりと示せる訓練をしていきたい。
あくまでも基本的知識を運用できるよう、記述対策をしっかりとしていきたい。英語以外は解答処理スピードはさほど問われていない。


佐藤
佐藤
メルリックス学院代表

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