東海大学2日目の数学講評|明らかに易化したからといって有利ではない
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2日目は明らかに易化
今日は東海大学医学部の1次試験2日目でした。
昨日は基本的な問題と一見しただけではどう解いたらいいか迷うような問題が混在しており、問題の難易度が二極化した出題でした。
昨日の数学講評ブログはこちら
東海大学は今年、数3を出題範囲から除外しました。
その影響がどうなるか、2日目はどんな問題が出題されるかと思っていましたが、1日目よりも明らかに易化していたと思います。
数問を除いては参考書等で経験したことがある問題そのままの問題が出題されました。
受験生は満点を狙う必要はない
昨日の1日目の問題には、ところどころやりにくいと感じる問題が混ざっていましたが、今日は素直にやっていけば解ける問題ばかりでした。
敢えて言うなら、小問集合1の(7) で内接球が少し求めにくかったかもしれませんが、面の重心で接することに気が付けばそれほど難しくありません。
大問2の(5)の最後の問題も誘導になっていることを信じることができればそれほど難しくありません。
また、受験生は必ずしも満点を狙いにいく必要はないので、そういう場合は(5)を飛ばして次にいくこともできます。
大問3も群数列の中の数表と言われる分野で、(3)の奇数の個数以外はよく見かける問題なので特に苦手でなければ落ち着いて処理できたと思われます。
2日間受けることのメリット
東海大学は点数を標準化して合否を判定するので、問題が易しいからといって今日が有利とは一概には言えません。
ただ、受験生は大きく分けて2つのタイプに分かれるのではないかと思います。
・難しい問題をそこそこ粘りながら解くのが得意なタイプ
・典型問題をミスなく解いて高得点を取るのが得意なタイプ
どちらのタイプであっても、2日間受けていれば自分の得意な出題タイプの日で拾ってもらえる可能性があります。
そういう意味で、東海大学にどうしても行きたい受験生、学力にちょっと自信のない受験生は2日間受けることが大事だと思わされた今年の入試でした。
2日目の数学の合格ラインは7割、数学が得意な人は8割ぐらい取れているのではないかと思われます。
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