昭和大学入試におけるたった一つの注意点

こんにちは。
受験情報センター・副センター長の朝倉です。

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理科は「どちらを先に回答」？

今日、お話したいのは、2科目の入試が一斉に行われるときの注意点です。
理科科目では大多数の医学部では、2科目の入試時間がまとめられています。”化学と物理の2科目を120分で解答する”などです。

よく聞かれるのですよね。特に現役生に。
「どちらを先に解答するのがよいですか？」

それは、特に事情がない限りは・・・「得意な科目から先に解く」のが正解です。
その理由は・・・

・得意な科目の方が手早く済ませられることが多いので、時間管理上好都合である。
・苦手な科目を先に解答してできなかったとき、気持ちが傷んでしまい、得意な科目の出来にも影響する。

まあ、単一科目の試験でも、出来る問題から先に取り組むのが鉄則。やれることを先に片づけるべきです。

しかし、受験生の中には、そのイメージすらついていない人もいます。私が当たり前のようにこの話をすると、驚かれることもありますから。

昭和大学の合格点が高騰しない理由

そして今日、この話をさせていただいたのには理由があります。あの入試が明日行われるからです。
それは・・・昭和大学医学部入試です。

昭和大学は、根強い人気の医学部で、メルリックス学院難易度偏差値ランキングでも私立医学部11位の65.5となっていて、かなりの上位校です。
数学はそんなに難しくはないですし、滅茶苦茶無理なことを要求する大学ではありません。でも、合格基準点は思ったほど高くはないのですよね。

昭和大学の入試の特徴として、英語と数学（または英語と国語）の入試時間がまとめられていることです。これは他の大学とは異なります。140分で両科目を解答することになっています。
この方式が、合格点が高騰しない原因になっているのではないかと感じています。
英語が読めないと、数学の解答をしていても気になってしまいますよね。計算をミスってしまいそうです。
数学の答えが合わないと、英語を集中して読めませんよね。英文を読みながら計算式が頭にチラつきそうです。

他の大学であれば、終わった科目はどうにもならないので、目の前の科目だけに集中できるかもしれません。しかし昭和大学ではしっかりと集中力を維持できるのか・・・？

受験生の皆さんへのアドバイス

入試では一つ一つ区切って、集中して取り組むことが重要です。英語と数学、先に一科目解答を終えたら、深呼吸して集中力を高めて次の科目に取り組んでください。
もちろん、分からなかった問題は後回しにして、試験時間の最後に戻ってくるのはいいのですよ。そこまで心積もりも整えて、明日の試験は頑張ってきてください。

私は皆様の健闘を、心より遠くからお祈り申し上げております。御武運を！！