川崎医科大学医学部は数年に一度、数学が難化する
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
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試験会場は本学キャンパスのみ
今日は川崎医科大学医学部一般選抜の1次試験です。
試験会場は本学キャンパスのみです。
受験するためにはわざわざ岡山県倉敷市にある本学キャンパスまで行かなければなりません。
昨年度の志願者数は1,351人で、これは私立医学部前期入試の中で、東京女子医科大学、産業医科大学に次ぐ3番目の少なさです。
以前から何度か、川崎医科大学の先生方に「東京会場を設ける予定はありますか?」とおうかがいしています。
そのたびに「うちは、やりませんね」というお答えをいただいています。
本学キャンパスまで受けに来る受験生、つまり志望順位の高い受験生のみで入試を行いたいという考えがあるのでしょう。
よって、繰り上げ合格もそれほど回らず、少ない年で30人ほど、多い年でも60~70人前後では?と推測されます。(繰り上げ合格者の数は非公表です)
数年に一度、数学が難化
さて、川崎医科大学は何年かに一度、数学が非常に難しい年があります。
実は昨年度もそうでした。
そういう年は2時間目の数学が終わった後、お昼休みに「どうしよう…」と生徒から連絡が入ります。
「難しかった、全然できなかった」という生徒に「他の受験生もできてないよ。切り替えて理科で取りこぼさないよう頑張ろう」と声をかけるのが通例になっています。
実際に泣いて連絡してきた子は1次合格しています。
1次合格最低点は昨年208.5/350点、一昨年229.8/350点と数学の難化が顕著に表れています。
一般枠と地域枠の難易度の差
川崎医科大学は一般枠と地域枠を併願することができます。
地域枠は岡山県地域枠、静岡県地域枠、長崎県地域枠の3つです。
1次合格最低点は一般枠と地域枠を合わせた受験者の点数と思われます。
最終合格者の最低点は公表されていないため、地域枠ごとの最低点は不明です。
ただ、一般枠と地域枠を比較すると、毎年1次合格者の中に一般枠×、地域枠○という生徒がいることから、どちらかと言うと地域枠の方が最低点は低いのではないかと思われます。
過去には地域枠のみ1次合格した生徒が正規合格し、一般枠と地域枠の両方で1次合格した生徒が補欠止まりだったこともあります。
2次試験である程度の逆転があることが予想されます。