
【2026兵庫医科】兵庫医科大学一般選抜に合格するための対策(過去問分析)
皆さんこんにちは。
メルリックス学院大阪校 校舎長の伊藤靖子です。
今回は1月28日に入試が行われる兵庫医科大学についてお話していきたいと思います。東京、福岡会場は昨年度から変更はありませんが、「地元の神戸」でということから2025年度は薬・看護・リハビリテーション学部のある神戸キャンパス近くで神戸国際展示場で行われていた試験が、2026年度では2024年度と同じ大阪ATCホールに変更となりました。
さて、そんな兵庫医科大学ですが、偏差値ランキングでは17位、64.5となっています。立地もいいことから、関西圏の受験生には人気の大学の一つです。
とりわけ兵庫医科大学は2018年度より教育研究棟がリニューアルされ、学生アメニティが刷新されたことでまず人気が大きく上がりました。加えて2026年度は兵庫医科大学新病院棟も完成し、学生の教育現場としても活用されることから更に大きなイメージアップになりそうです。
更に特筆すべき点としては毎年、国家試験合格率が上位にランクインされることから(2025年医師国家試験合格率ランキング第三位(99.1%))学生の学習設備や国家試験に対するバックアップ体制も整っていることからその点でも注目されています。
兵庫医科大学の一般入試はAとBがあり、Aは4科目型、Bは英語資格試験活用型で、英語のスコアの提出が求められます。今回は一般入試Aを中心にお伝えしておきたいと思います。
目次[非表示]
兵庫医科大学の試験日程及び試験会場
一般選抜A(4科目型)
一次試験 | 2026年1月28日(水) |
一次試験合格発表 | 2026年2月5日(木) |
二次試験 | 2026年2月7日(土) |
二次試験合格発表 | 2026年2月13日(金) |
手続き締め切り | 2026年2月20日(金) |
一般選抜B(英語資格試験活用型)
一次試験 | 2026年1月28日(水) |
一次試験合格発表 | 2026年2月13日(金) |
二次試験 | 2026年2月16日(月) |
二次試験合格発表 | 2026年2月24日(火) |
手続き締め切り | 2026年3月3日(火) |
大阪会場:大阪ATCホール
東京会場:TOC有明
福岡会場:福岡ファッションビル
兵庫医科大学の概要
兵庫医科大学と言えば、2023年度入試から総合型選抜を導入したことにより、一般入試Aでの募集人数が減ったことは記憶に新しいと思います。ただ、募集人数が減ったから志願者数も減ったかというと、そうではありません。
2023年度は募集人員78名に対し、志願者数が1568名。2024年度は募集人員74名に対し、志願者数が2023名。2025年度は募集人員68名に対し、志願者数が1983名。2023年度の志願者数減少は2023年度より総合型選抜が始まり、一般の募集定員が85名から74名に減ったことから一般入試難化を恐れて受験生が敬遠した感があります。
兵庫医科大学の一般入試の入試結果について
兵庫医科大学の入試結果(A・4科目型)について見ていきたいと思います。
2021年度では1452名の受験者に対し一次合格449名、一次合格倍率3.2倍、正規合格倍率9.7倍、2022年度では1396名の受験者に対し一次合格438名、一次合格倍率3.2倍、正規合格倍率9.6倍、2023年度では受験者数1568名に対し、一次合格者数413名、一次合格倍率3.8倍、正規合格倍率11.4倍となっています。
更に2024年度では受験数1933名に対し、一次合格者数が414名、正規合格倍率が13.7倍。2025年度にいたっては受験者数1874名に対し、一次合格者数が361名、正規合格倍率が13.2倍。
また、繰り上げ合格者数は2021年度、2022年度では61名、60名と発表されていますが、2023年度は41名と繰り上げ者数が減る結果となりました。2024年度が48名 2025年度が34名とこちらも年々、減少してきております。その指標から年々、兵庫医科大学の人気が上がっていることが裏付けられます。
ただし注意点として兵庫医科大学の繰り上げ合格者のカウントは繰り上げ合格の連絡をした際、受験生が入学の意志を示した数を「1」と数えます。ですので、必ずしも「41名だけ繰り上がった」というわけではないので注意が必要です。
兵庫医科大学一般入試の学科試験概要
次に兵庫医科大学一般入試の試験内容についてお伝えします。兵庫医科大学では一般入試はAとBがあります。Bでは一次試験での英語の試験はなく、二次試験で別の問題が用いられます。数学はAと同じ、理科もAと同じですが、物理、化学、生物から1科目選択です。
試験は英語(90分/150点)、数学(90分/150点)、理科2科目(120分/200点)、小論文(60分/50点)と試験時間が全体的に長いので、最後まで集中できるかが一つのポイントになってきます。
兵庫医科大学の入試問題はすべて記述で、時間に対して問題量が多く、スピードを要します。難易度は標準からやや難のレベルが多いです。とりわけ、2024年度、2025年度は2023年度と比べて思考型、記述量の多い問題が増えて、問題の難度が増したイメージです。兵庫医科大学入試センター長の話によると国公立医学部志望の学生を積極的に取りにいく方針とのことです。
河合塾全統模試の合格者平均値が2024年度第二回河合塾全統記述模試によると合格者平均偏差値は英語:62.7 数学:64.6 理科:63.9(資料提供:河合塾近畿地区医学科情報センター)
一般入試A(4科目型)の合格最低点
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
合格最低点 (正規合格者) | 384.0/650点 | 397.0/650点 | 427.0/650点 |
兵庫医科大学一般入試の英語
和訳と英訳など記述も含まれ、しっかり対策が必要
では英語から見ていきましょう。例年問題数は5問でしたが、2023年度は1問減り4問になりました。その傾向が2025年度入試まで踏襲されております。大問1から3が長文、読解問題の中に整序、内容説明、空欄補充英文和訳などが問われます。特に英文和訳では「指示内容を具体的に示しながら」と指示が付き、下線部以外の箇所も理解していないと、解けないような問題も出題されています。
長文の内容は医療系が多いですが、内容自体はさほど難解ではないので7割5分を目指していきたい。普段から医療系を中心に幅広い英文を読んでおく必要があります。記述量は多いので記述の徹底した演習は必須であります。
大問4は和文英作です。比較的長めの日本語の文章を英訳します。日本語の文書が複雑でもシンプルに考え、文法に従いきちんと書く練習をしておけば十分対策ができます。東海大学、藤田医科大学、大阪医科薬科大学の問題を併用しながら対策を進めていくのが効果的であります。
難易度:標準
知識量:★★★
スピード:★★★
記述力:★★★★
応用力:★★★
兵庫医科大学一般入試の数学
数学II微積分を中心に標準問題をむらなく対策。計算力強化も重要
兵庫医科大学の数学は例年大問3問で、大問1は小問集合です。90分で解くにはやや分量が多く、計算力が要求される問題も出題されます。2023年度ではあまり見慣れない問題も出題されたため、解きにくいと感じた受験生も多かったようです。
大問の難易度は年度によって異なりますが、上位私大~難関私大レベルの典型問題が多い印象であります。まずはその類の問題で実力をつけていくことが効果的であります。とりわけ数列、微分は大問で出される可能性が高いです。あとは指数・対数、三角関数、積分、三角比、ベクトル、複素平面、確率、整数問題あたりが小問で出題されやすい単元です。この辺りから大問でも出題される可能性はあります。
難易度:やや難
知識量:★★★
スピード:★★★
記述力:★★★★
応用力:★★★
兵庫医科大学一般入試の化学
大問3題で[1]基本、[2]標準、[3]やや難の傾向
兵庫医科大学の化学は大問3問、記述と計算問題が中心です。兵庫医科大学の化学は「難しい」というイメージがありますが、ここ数年易化傾向にあり、2023年度は例年より高得点が求められました。その分ミスができない結果になりました。ただ試験時間に対する問題の量は多いので決して油断はできません。計算問題で計算過程を求める問題、描図問題や論述問題もよく出題されています。
更に長文問題にも挑戦していく必要があり、国公立大学の問題も参考にしやすい内容であります。
また、兵庫医科定番のグラフ問題で描図や作図を要する問題はしっかりと練習しておきたい。化学平衡、電離平衡、有機の芳香化合物は最頻出分野であります。難問が出ても諦めることなく、分かるところまで書き上げる姿勢が何より大切であります。
難易度:標準
知識量:★★★
スピード:★★★
記述力:★★★★
応用力:★★★
兵庫医科大学一般入試の生物
多岐にわたる知識と各分野の典型的な考察がバランスよく出題される
兵庫医科大学の生物は2020年度から大問5題が定着しております。例年大問1は選択式の小問集合で、知識を問われる問題が多いです。但し、問題の内容の一部には教科書では直接、扱われないが、医学部入試ではよく見かける典型問題も出されることから、同レベル帯の他大学の過去問題多く解いて慣れておきたいところです。
難易度:やや難
知識量:★★★
スピード:★★★★
記述力:★★★★
応用力:★★★★
兵庫医科大学一般入試の物理
見慣れない問題であっても焦らず、しっかり誘導に乗ろう!!
兵庫医科大学の物理は標準的な問題が多く出題されますが、出題範囲が広いのが特徴です。大問は5問と試験時間に対して問題量が非常に多いことが特徴であります。標準レベルの問題が中心であるが、2020の放射線に関する用語や2025の半導体に関する用語の知識問題や2021年、2022年のグラフの描図および説明を求める問題なども出題されています。
試験時間に対して問題量が非常に多いのが特徴であります。克服するには典型問題や標準レベル問題を優先して解いていき、計算が面倒な問題は後回しにする決断が非常に大切であります。
対策としては物理全分野の標準レベル問題を繰り返し解いて弱点分野をなるべく少なくすることが肝要であります。手を作るべき問題と捨てるべき問題の取捨選択眼を養成することが合格する上では必須要素であります。
難易度:標準
知識量:★★★
スピード:★★★★★
記述力:★★★
応用力:★★★
兵庫医科大学一般入試の小論文
短い時数で、用語知識や社会的問題をまとめる
兵庫医科大学の小論文は評論文からの出題が殆どであり、実態は現代文の入試ともいえます。ただし、最後の設問で自由論述があります。また、現代文の試験で問われるような「なぜ」が出題されます。文中の同じ使い方をしている部分の「抜きだし」も頻出であります。字数は2025年度においては60字、50字と多くなく、傍線部の緻密な分析を経て端的に答案を作る技術も必要であります。
論述問題に関しては400字以内で自身の意見を述べることが求められます。自身の主観に基づく意見を論理的に記述し、他者を説得できる技術を磨く必要があります。
試験時間:60分
出題形式:課題文型
字 数:(現代文型)50字~100字×2題 (論述問題)400字以内
配 点:50点
兵庫医科大学一般入試の面接
兵庫医科大学の面接は個人面接で10分。面接を受けた受験生は「面接官の人が優しかった」と話す人が多いです。
面接では医師志望理由、本学志望理由の他、近年特に共通テスト受験、併願校について聞かれるようになっており、国公立大医学部を意識した内容が質問されるようになっています。
和やかな雰囲気で行われる兵庫医科大学の面接ですが、1回の面接で判断がつかなかった場合、面接官を替えて二次面接が行われます。一回目で自分が答えた内容をしっかりと覚えておき、二回面接があっても答えにブレがないようにしておきましょう。

2026年度私立医学部一般選抜偏差値ランキング
2026年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっています。(ガイドP.32に掲載)
※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。
順位 | 大学名 | 入試難易度 |
1 | 慶應義塾大学 | 72.5 |
2 | 東京慈恵会医科大学 | 70.0 |
3 | 日本医科大学 | 69.0 |
3 | 順天堂大学 | 69.0 |
5 | 自治医科大学 | 68.5 |
5 | 東北医科薬科大学(A方式) | 68.5 |
5 | 国際医療福祉大学 | 68.5 |
5 | 関西医科大学 | 68.5 |
9 | 大阪医科薬科大学 | 68.0 |
10 | 産業医科大学 | 67.5 |
11 | 昭和医科大学 | 66.5 |
11 | 東京医科大学 | 66.5 |
11 | 東邦大学 | 66.5 |
14 | 東北医科薬科大学(B方式) | 65.5 |
15 | 日本大学 | 65.0 |
15 | 藤田医科大学 | 65.0 |
17 | 兵庫医科大学 | 64.5 |
17 | 近畿大学 | 64.5 |
19 | 帝京大学 | 64.0 |
19 | 東海大学 | 64.0 |
19 | 聖マリアンナ医科大学 | 64.0 |
19 | 東北医科薬科大学(一般枠) | 64.0 |
23 | 杏林大学 | 63.5 |
23 | 愛知医科大学 | 63.5 |
23 | 北里大学 | 63.5 |
26 | 福岡大学 | 63.0 |
26 | 久留米大学 | 63.0 |
28 | 岩手医科大学 | 62.5 |
28 | 埼玉医科大学 | 62.5 |
28 | 金沢医科大学 | 62.5 |
28 | 獨協医科大学 | 62.5 |
32 | 川崎医科大学 | 61.5 |
32 | 東京女子医科大学 | 61.5 |
※こちらの入試難易度ランキングは、 Amazonから発売している【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載されています。
実際に兵庫医科大学に合格した生徒の声
兵庫医科大学に学校推薦型選抜で合格した森原大智さんが、受験の苦労話や兵庫医科大学が欲しい人材について語ってくれました。
まとめ
以上、兵庫医科大学の大まかな情報についてお伝えしました。より詳しい内容、分析については試験前日1月27日17時15分より大阪梅田ツインタワーノーズにて行われる入試前日セミナーを活用していただきたいと思います。直前ガイダンスと数学、英語のワンポイント予想講座になっています。
また、渋谷校でも入試前日セミナーを開催予定です。メルリックス学院看板講師による、ここでしか聞けない解説となっておりますので、ぜひお申込みください。詳細が決まり次第ご案内いたします。
また、保護者や受験生対象の受験相談にも応じさせていただきます。メルリックス学院大阪校をはじめ、名古屋校・渋谷校でも受け付けております。






