大阪医科薬科大学のキャンパス写真4

【2026大医後期】「後期逆転」も狙いやすくなった大阪医科薬科大学

皆さんこんにちは。
医歯専門予備校メルリックス学院代表の佐藤正憲です。

今回は2026年度大阪医科薬科大学の後期入試についてです。
結論から言いましょう。問題難度が下がり「後期逆転」合格が狙いやすくなりました。
メルリックス学院私立医学部後期入試対策セミナーで話した内容に基づき、深層に迫っていきたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.2026年度 大阪医科薬科大学医学部後期入試の概要
  2. 2.2026年度大阪医科薬科大学の後期入試日程について
  3. 3.志願者数は横ばい若干上昇傾向 2026年度入試はいかに?
  4. 4.2026年度大阪医科薬科大学の後期入試形式について
  5. 5.2026年度大阪医科薬科大学 入試問題の特徴
  6. 6.前期入試と後期入試の合格最低点差異
  7. 7.まとめ

2026年度 大阪医科薬科大学医学部後期入試の概要

偏差値ランキングは、後期入試を実施している11大学中3位(表1)。
上が日本医科大学、関西医科大学2校だけですので、難易度は極めて高いといえます。

ただし、2024年度以降、問題難度が下がり、合格最低点も上がっている点が特徴です。特に2025年度入試は後期試験の方が解きやすかった点も重なり、後期入試の最低点が前期より35点程度上昇している点も特徴であります。

一方で、定員ランキングは15名ということで11大学中4位と後期試験での募集人員の多さでは上位にランクされます(表2)。一次合格倍率も例年前期の2倍~2.5倍程度で推移することが多いです。

【表1】

順位

大学名

試験形式

定員

偏差値

1

日本医科大学

記述

33人

69.0

2

関西医科大学

記述

5人

68.5

3

大阪医科薬科大学

記述

15人

68.0

3

昭和医科大学

記述

18人

66.5

5

日本大学

マーク

15人

65.0

5

近畿大学

記述

5人

64.5

5

聖マリアンナ医科大学

記述

10人

64.0

5

久留米大学

記述

5人

63.0

9

獨協医科大学

マーク

15人

62.5

10

埼玉医科大学

マーク

20人

62.5

11

金沢医科大学

マーク

10人

62.5


※メルリックス学院内部生の模試結果と入試結果、さらにメルリックス学院が独自に入手した入試情報をもとにランキングを決定しています。

【表2】

2026年度大阪医科薬科大学の後期入試日程について

2026年度の大阪医科薬科大学後期入試は単独開催のため、他大学との日程の重複を意識することはありません。大阪医科薬科大学の後期入試は東京に受験会場が設置されているので、前日に獨協医科大学後期試験を受験している受験生も受験しやすいことが特徴です。

募集人員

15名

試験日

一次試験:3月10日(火)

二次試験:3月18日(水)

合格発表日

一次試験:3月16日(月)13:00

二次試験:3月19日(木)13:00

手続締め切り

3月26日(木)15:00

辞退締め切り

3月26日(木)17:00

試験会場(一次試験)

東京 ビジョンセンター東京京橋
大阪 関西大学千里山キャンパス

試験会場(二次試験)

本学キャンパス

志願者数は横ばい若干上昇傾向 2026年度入試はいかに?

2023年度以降、志願者数が920名~950名前後で安定しております。2024年度の一次合格倍率、正規合格倍率ともに極端に高くなっているのは日程の影響であります。

2024年度は大阪医科薬科大学前期一次入試と関西医科大学前期二次試験が重なり、大阪医科薬科大学の歩留まり率が高かった点が影響していると考えられます。そこで後期入試に関しても正規合格者を5名しか出せない事情があったと思われます。しかし、繰り上げ合格は後期12人、前期0人という結果になり補欠候補者の成績が後期の方が高かったと思われます。

2026年度入試も2025年度入試と同じような志願者数になると思われます。

2025

2024

2023

募集人員

15名

15名

15名

志願者数

920名

954名

920名

受験者数

726名

737名

701名

一次合格者数

31名

21名

29名

一次合格倍率

23.4倍

35.1倍

20.6倍

二次受験者数

30名

21名

29名

正規合格者数

16名

5名

15名

正規合格倍率

45.4倍

147.4倍

46.7倍

繰上合格者数

1名

12名

1名

総合格者数

17名

17名

16名

合格実質倍率

42.7倍

43.4倍

43.8倍

入学者数

15名

12名

12名

2026年度大阪医科薬科大学の後期入試形式について

上記の表を見ていただいても分かるように、大阪医科薬科大学は記述、混合型のゾーンで偏差値ランキング的にも日本医科、関西医科に近いレベルです。関東圏でも日本医科、順天堂、昭和医科に照準を合せて対策されてきた受験生にとっては与しやすい形式であるといえます。

2026年度大阪医科薬科大学 入試問題の特徴

2024年度以降前期日程同様、後期入試も難度を下げてきている印象であります。その影響で2023年度と比較して2024年度、2025年度と受験者平均点、合格最低点ともに大きく上がっております。

前期入試と後期入試の合格最低点差異

公表されている大阪医科薬科一般後期の合格最低点は以下の通りです。

2023年度が前期入試に比べて低くなっているのは日本医科大学の二次試験と日程が重なった点が影響しているものと思われます。日本医科大学も一次合格者を140名出しており、それに近い数が二次試験を受験するとなると大きな影響が出ます。

加えて大阪医科薬科大学後期入試においても合格最低点が年々、上がっている点も見逃せません。2024年度入試から英語の出題形式が変わり、毎年、問題が平易化している印象です。2026年度大阪医科薬科大学前期入試においても2025年度より更に平易化が進んでいるので、後期入試においてもより高得点勝負になることが予想されます。

2025

2024

2023

前期入試
合格最低点

一次合格者

267/400点

260/400点

252/400点

正規合格者

267/400点

241/400点

252/400点

繰上合格者

251/400点

241/400点

234/400点

入学者

255/400点

260/400点

245/400点

受験者平均点

197/400点

194/400点

191/400点

2025

2024

2023

後期入試
合格最低点

一次合格者

278/400点

251/400点

231/400点

正規合格者

286/400点

272/400点

240/400点

繰上合格者

285/400点

252/400点

231/400点

入学者

285/400点

252/400点

238/400点

受験者平均点

202/400点

173/400点

158/400点

まとめ

関西圏の私大医学部入試がどこも問題を難化させている一方で大阪医科薬科大学は平易化路線を進めております。

メルリックス学院の理科講師の打ち合わせで関西医科大学、大阪医科薬科大学、近畿大学医学部、兵庫医科大学の理科の問題で受験生が最も与しやすい大学はどこというと大阪医科薬科大学という名前が上がるほどです。

英語も2024年度の英訳、和訳方式の問題から選択型の問題を入れたりして形式を刷新しました。問題の難度を下げることで真の実力を試そうという大学側のメッセージとして受け取られます。

英語で記述部分が減った一方で数学は依然、国公立形式の記述問題です。大阪医科薬科大学数学に関しては採点者に思考過程が伝わる答案を書かないと評価されない点が重要です。毎年、成績開示すると答は合っているのに点数が低い受験生も多く目にします。
しっかりと過去問等で解いた答案を点添削指導してもらうことが極めて重要になってきます。

近年の大阪医科薬科大学後期試験についても基礎力と論術力があれば十分、太刀打ちできるので積極的にチャレンジしたいところです。

佐藤正憲
佐藤正憲
医学部歯学部専門予備校メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。以来、医学部受験指導者としても、多くの医学部受験生、歯学部受験生を導き、支え、合格へと伴走してきた。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『日本人の9割が知らない医学部受験の世界』(晶文社)、『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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