日本医科大学医学部 合格|後期試験でつかんだ合格
佐藤伶さんのお兄さんはメルリックス学院名古屋校に在籍し、日本医科大学医学部に合格しました。弟の伶さんも「兄のように合格したい」とメルリックス学院名古屋校を選んでくれました。
決意表明「兄貴を超えたい」
――まずは、メルリックスを選んだきっかけを教えてください。
佐藤伶さん(以下「佐藤」):僕の兄が前の年にメルリックス名古屋校に通っていて、受けた医学部にほぼ全部合格して日本医科大学に進学しました。兄貴の受験がすごく上手くいったので、同じぐらい成績が伸びると思ってメルリックス名古屋校を選びました。
――入学オリエンテーションでの決意表明に「兄貴を超えたい」と書いていましたね。
佐藤:どうせならそのぐらいの気持ちで勉強しようと思いました。
――実際にメルリックスで1 年間勉強してみてどうでしたか。
佐藤:とにかく毎日、一番最初に予備校に来て一番最後に帰っていました。朝8時には必ず来て、自習室のいつもの席で勉強して、朝テストを受けて、授業が始まるまで軽く復習をして、夜は10 時までいるというルーティンでした。
佐藤さんの自習室での様子
――確かに、どんな雨の日でも風の日でも佐藤さんは来ていました。
佐藤:とにかく入試は1 年後に来ると決まっているし、やらなければいけないことはやらなければいけないし、やるしかないと思っていました。皆からもらったお守りは嬉しくて付けていましたが、受験に関しては運や神頼みを信じず、やらなければ受からないので毎日メルリックスに来て勉強するという、そういう一種の割り切った合理的な気持ちでした。
――勉強に疲れた時はどうしていましたか。
佐藤:疲れた時のための教材をやっていました。例えば、頭が回っていない時はゴリゴリに数学の計算をやるとか。後は誰かと話せば目が覚めるので、休み時間の15 分だけ人と話して、2 時間集中して勉強するとか。
――思うように結果が出ないこともあったと思います。
佐藤:自分はSS(スタディサポーター)さんに助けられた一面も多々あります。例えばチェックテストが悪かった時になんで悪くて次回からどうすればいいかを一緒に考えてくれたり、前期試験で全落ちした時に後期までの気持ちを持ち直させてくれたりなど勉強以外での様々なことで助けられました。
英語の犬飼先生には本当にお世話になりました
――英語が得意で、数学と化学はどちらかと言うと苦手という成績でした。
佐藤:数学は簡単なことに気づけなくて解けないということはよくありました。化学は暗記でだいぶ知識は入れました。メルリックスの先生方は皆すごく面倒見が良いので、1 年間ですごく伸ばしてもらいました。
――小さい頃は海外に住んでいたんですよね。
佐藤:4 歳からの1 年間、LA に住んでいました。帰国してから小学校4 年生まではインターナショナルスクールに通っていて、中学・高校も帰国生のみのクラスで、自分なりにドラマを見たり、音楽を聴いたりして英語を勉強していました。
――英語は苦にしていなかった印象があります。
佐藤:でも、英語の犬飼先生には本当にお世話になりました。受験英語に慣れるために、犬飼先生が持っているストック問題を毎日のようにもらって解いていましたし、先生の「受かってほしい」という思いが伝わってきました。
――実際の入試でも英語は得点源になりましたか。
佐藤:英語はそれなりに得点源になりました。でも、3 教科4 科目そろうことがなかなかなくて、何かの科目ができると何かができないことの繰り返しでした。数学で何とか6 割取れていても、化学は2 割しか取れていないとか。どの大学でも何か落とした科目がありました。
――愛知医科大学の1 次合格が来てからは、なかなか結果が出ずに苦労しましたね。
佐藤:愛知医科大学が2 次補欠で、他は前期全部落ちたので、かなり落ち込んでいました。でも、家族が自分の性格をわかってくれていて、後期まで受けろと言ってくれました。地元の藤田医科大学と、兄貴が行った日本医科大学はもともと後期も受けるつもりでしたが、金沢医科大学や聖マリアンナ医科大学、日本大学など、とにかく受けられる後期は全部願書を出しました。
――気持ちが切れることはなかったですか。
佐藤:前期が終わった時点ではさすがにきつかったですけど、後期を受けると決めてからは、朝いつも通り8 時に来て、夜は少し早めに8 時に帰っていました。とにかく自分に負けたくないの一心でした。
――メルリックスの直前対策講座にも出ていました。
佐藤:藤田医科大学の後期対策は直前すぎて何をやればいいかわからない受験生は絶対に受けた方がいいと思います。何年も傾向と対策を練ってきた先生方がいるので、予想問題が当たることもあります。為になります。
日本医科大学後期試験で合格するまで
――後期は金沢医科大学、藤田医科大学、そして日本医科大学に1 次合格しましたね。
佐藤:日本医科大学後期の数学がめちゃくちゃ難しくて、全然できなかったのですが、化学と生物がちょうど自分が得意なところばかり出て、これは落とさない者勝ちだなと思いました。一番欲しいシナリオが、一番行きたかった日医後期で来たという感じです。
――2 次試験はどうでしたか。
佐藤:もともと最初に1 次合格した愛知医科大学でも面接官の方が笑ってくれたので、面接に苦手意識はありませんでした。日医後期は8 人でディベート形式のグループ討論だったのですが、自分の意見とは反対の方のグループに入れられました。
――グループ討論のテーマは何でしたか。
佐藤:高額医療費の是正についてです。自分は反対派だったのですが、賛成派に回されたので、賛成派の立場から意見を言って、最後の総括役も引き受けました。個人面接でも同じ面接官だったので「君、結構しゃべってたね」「グループ討論は得意なの」と聞かれて、これは上手くいったかもしれないなと思いました。
――小論文はどうでしたか。
佐藤:これまで日医後期の小論文は割と抽象的な動画や文章が出ることが多かったのですが、自分の時は海外の著者が書いた『最高の人生の作り方』という文章の翻訳だったので、上手く書けました。
――ツイていましたね。
佐藤:最後は運もあったかなと思いますが、1 年間、自分ではやり切ったと言えるぐらい勉強したので、報われてよかったと思いました。
英語科の犬飼先生が作ってくれた合格クッキー
――日本医科大学での学生生活はどうですか。
佐藤:メチャクチャ楽しいです。大学生活ってこんなに楽しいのかと。部活もやっていて、試験期間中以外は普通の大学生のような生活をしています。できれば留学もしたいのですが、成績が良くないと6年次の海外臨床実習に行けないので、勉強も頑張ろうと思っています。
――それでは最後に後輩へのメッセージをお願いします。
佐藤:まずは何をごちゃごちゃ言ったところで、入試は来ちゃうよということを理解してほしいと思います。勉強がイヤとか、やりたくないと言うのは勝手ですが、言ったところで入試は来るし、苦手な分野も入試には出るかもしれないのでやるしかない。やらないで受かるのなら僕もやらないけど、やらないと受からないならやるしかない、ということでしょうか。
――貴重なメッセージ、ありがとうございました。
大学ではヨット部に所属
<英語科・犬飼先生からのコメント>
佐藤伶君との初めての出会いは、彼が現役で金沢医大後期対策講座に参加したときでした。その時、すでに英検1 級を保持していた非常に高い英語力に驚かされたのを覚えています。
彼が本科生になってからは、文法の弱点も見つかりましたが、海外ドラマ『Friends』で培われた、文法を上回る英語の感覚と⾧文読解力で見事に補っていました。毎日『難しい英語の⾧文ください!』とこちらのネタがなくなるまで貪欲に⾧文を読んでいました。
時折、伶君と英語で会話をし、私自身も楽しませてもらいました。彼の明るさと他者への気遣いに、私自身がどれだけ救われたか分かりません。伶君が必ず皆から信頼されるドクターになることを確信しています。
犬飼先生が入試直前に願いを込めて作った生徒への合格クッキー
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